2018-07-24
漆黒のDIRTY STARことSARIGIA(サリジア)が描く愛憎な人間ドラマ
その音楽は、魂の奥底から興奮と高揚を沸き上がらせる。けっして、派手でカラフルなエンターテイメント作品ではない。映画で例えるなら、心の機微にスーッと引き込まれ、人と人とが織りなす気持ちの錯綜などの物語へ何時しか強烈に惹かれてゆく、そんな胸を揺さぶる長編映画の類(たぐい)だ。
1stシングル『RUIN』(https://m.youtube.com/watch?v=EDtr7aeSMiA)、8月29日に発売する2ndシングル『AGARTHA』(アガルタ)の先行で公開されたMV(https://youtu.be/gz6XX7vTOLk)へ、まずは触れて欲しい。人なら誰もが日々の中で発する揺れ動く喜怒哀楽な感情を、SARIGIA(サリジア)は緩急描いた演奏のもと、長大で壮大な物語として一曲の中へ映し込んでゆく。SARIGIAの歌に嘆きを抱き、心が溺れ、その痛みから逃れられなくなるのは、そこへ人が心に隠し持つ生々しい生きる性(さが)が描き出されているからだ。
2018年1月27日に始動。人が心に抱える七つの欲望と呼ばれる「傲慢(Superbia)/強欲(Avaritia)/色欲(Luxuria)/嫉妬(Invidia)/暴食(Gula)/憤怒(Ira)/怠惰(Acedia)それぞれの頭文字(S.A.L.I.G.I.A)を並べつつ、Luxuria(色欲)のLをRUIN(破滅)のRに変え、そこへ反逆心も投影」し、SARIGIAと命名。胸をキリキリ突き刺す歌が多いのも、人が抱え持つ痛い本心を彼らの楽曲に抉られたから?!。
SARIGIAは、8月2日・9日・17日と三週連続で2マンライブ「真夏の3週連続2MAN LIVE」を東高円寺二万電圧で「決戦」「激戦」「死戦」とそれぞれに題して実施。8月29日には、2ndシングル『AGARTHA』をリリース。その前日となる8月28日には、渋谷REXを舞台に主催イベント「2nd Single Release記念主催 -AGARTHA-」を開催する。アスカ(Vo)/Natsu(G)/翔磨(B)/水希(Dr)、SARIGIAを形作る4人に、このバンドを通して示そうとしている意志を伺った。
SARIGIAは、人間が持つ醜いけど消し去ることの出来ない欲望を音楽に投影している。
──SARIGIAというバンド名は、傲慢(Superbia)/強欲(Avaritia)/色欲(Luxuria)/嫉妬(Invidia)/暴食(Gula)/憤怒(Ira)/怠惰(Acedia)それぞれの頭文字を並べて命名。これらの言葉は…。
水希 「七つの大罪」「人が心に抱え持つ七つの欲望」を司る言葉です。ただし、Luxuria(色欲)のLをRUIN(破滅)のRに変え、そこへ反逆心も投影しています。
SARIGIAは、人間が持つ醜いけど消し去ることの出来ない欲望を音楽に投影。SARIGIAの楽曲を、振れた人たちが心の合わせ鏡として受け止めたときに何を感じるのか。それを問いかけたかったことも、このバンド名を導いた要因の一つとしてあります。
――SARIGIAの楽曲の特徴が、ダーク/ラウドを軸に据えながらも、一曲の中へ緩急起伏を持ったドラマチックな展開を描き出しゆくところ。
アスカ そう感じていただけたのなら嬉しいです。SARIGIAがライブ活動を初めてから7月27日でようやく半年。これまでは、自分たちの中へ明確なヴィジョンが見えていながらも、その力量へ追いつくことに必死でしたが、ようやく自分たちの理想を具現化出来るようにもなってきた。もちろん、まだまだ課題はあります。でも同時に、新たな表現欲求や新しい可能性が見えてきているのも事実。その成長の過程を楽しんでいるのが、今のSARIGIAなんだと思います。
――SARIGIAの全楽曲の作曲を水希さんが、全作詞をアスカさんが手がけています。お互いに心で共鳴しあっているからこそ、あの明確な意志を持った世界観を描き出しているわけですよね。
アスカ もちろん、水希の中に楽曲を作るうえで題材にしたいテーマがあれば、自分の中にも表現したい想いはあること。同じテーマを掲げても、それぞれの解釈の仕方の違いだって当たり前にある。だからこそ何度もやり取りを繰り返しながら、互いの解釈を、SARIGIAとして求める理想となる意志を持った形へ近づけあうようにと制作を心がけています。
理想と現実との差異、それを最新シングル『AGARTHA』という架空の世界へ投影。
――SARIGIAの楽曲の中心軸を成しているのが、ダークさを軸に据えながらもスケールあふれるドラマチックな曲たち。しかも、長尺な楽曲の中へ多彩な感情の起伏を持った物語を描き出してゆく。それこそが、SARIGIAの音楽の特色だなと音源やライブを通して感じています。
水希 ここまで長編でドラマチックな音楽性は、他のバンドではやらないだろうこと。個人的には、一曲の中へ明確に起承転結を描き出した物語を描くことが好きだからこそ、楽曲も長尺な形になっていく。言うなれば、スタンリー・キューブリック監督の描く独創的かつシニカルで壮大な世界観を、SARIGIAは音楽へ落とし込んでいるようなものなんです。
――1stシングル『RUIN』の表題歌『RUIN』へは、まさにSARIGIAの意志や主張が明瞭に描き出されていました。
水希 『RUIN』とは破滅という意味を持つ言葉。今のヴィジュアルシーンには同じような…まわりと似たような音楽をやっているバンドが多いなと思ってる。同時に、個性をつけようとしながらも、その個性の描き方で空回りしている人たちも多い印象がある。もちろん、格好良くありたいけど、ただ格好いいだけでは通用しないのも、今の時代。そういう今の風潮をSARIGIAが破壊したい気持ちを投影したのが一つ。人が心の中へ抱え持つ醜い感情を抉り出し表現してゆく、それがSARIGIAの姿勢だからこそ、そこをダークなサウンド面や歌詞に投影したのが『RUIN』でした。
アスカ 1stシングルの『RUIN』は、SARIGIAの王道スタイルを突き詰めた楽曲。他にも『狂艶』とピアノ演奏によるインストナンバー『Where is the sun』を収録。じつはこのインストナンバーが今後のSARIGIAの展開へも繋がっていくように、そこを楽しみにしていて欲しいなと思う。
水希 SARIGIAの行動を追いかけ続けてもらえれば、『Where is the sun』が時限爆弾のような役割を担っていたことが後々紐解かれてゆく…今は、それだけを伝えておきます。
――SARIGIAは、他にも会場限定シングル『DECAYED』や、配信限定曲『RED SORROW』(https://m.youtube.com/watch?v=GToVfAPaeNg)『Mercy Rain』(https://m.youtube.com/watch?v=VWkjNuIDEAo)『Envies-13』(https://m.youtube.com/watch?v=uzWCD_8ph08)をリリースと、音源面でも精力的に形にし続けてきました。
水希 SARIGIAはレコーディングからミックス、マスタリングまですべて自分たちで完結出来るバンド。だからこそ、コンスタントに作品化していける強みがあること。
翔磨 SARIGIAの場合、『RUIN』というバンドの音楽性を示す土台となる楽曲があり、その土台の上で会場限定盤や配信曲たちと表現の枝葉を多彩に伸ばし続けている。その枝葉をさらに進化させながら広げた形が、8月29日発売の2ndシングル『AGARTHA』になります。
水希 『AGARTHA』を通し、SARIGIAは二つのヴィジュアル姿を投影。一つは美しく耽美なSARIGIAの姿、もう一つがどす黒い濃いメイク姿のSARIGIA。それは「理想と現実」を具現化させた姿。何時だって理想では綺麗なものを求めてしまうけど、現実はどす黒い凶悪な様に染まってしまうもの。理想と現実との差異、それを我々は『AGARTHA』という架空の世界へ投影しています。全体的にダークでラウドな曲調ながら、サビで明るく開放してゆくところなど、楽曲の展開面にも「理想と現実」の二面性をドラマチックに描きだしました。
Natsu 『AGARTHA』は、まさにコンポーザー水希らしさを遺憾なく発揮した楽曲であり、同時に、SARIGIAらしさを描きあげた作品になりました。
水希 SARIGIAは、8月2日・9日・17日と三週連続で2マンライブ「真夏の3週連続2MAN LIVE」を東高円寺二万電圧で「決戦」「激戦」「死戦」とそれぞれに題して行ないます。
Natsu とにかく、長い時間刺激的なバンドとバチバチ戦いあいたかったんでね。
翔磨 そのシリーズで勢いをつけたうえで、2ndシングル『AGARTHA』の先行リリースも行う8月28日に、渋谷REXを舞台に主催イベント「2nd Single Release記念主催 -AGARTHA-」を開催するわけだけど。そこで初めて『AGARTHA』を披露しようと思ってる。しかもこの日は…。
アスカ 俺が、何かをやらかすかも楽しみにしていて欲しい。
Natsu SARIGIAのメンバーはみんな本能のまま生きてるように、そんな有りのままのSARIGIAをライブや音源で感じて欲しいんです。
アスカ 余計なことは、これ以上は言わない。とにかく黙ってSARIGIAについてこい。俺らのライブに触れてさえもらえれば、何かしら心に感じる想いが生まれるはず。まずは、SARIGIAの信念を、お前らの心でつかんでくれ!!
TEXT:長澤智典
SARIGIA Web
http://www.sarigia.com/
SARIGIA twitter
https://twitter.com/SRGA_Official
★映像★
『AGARTHA』MV SPOT
『RUIN』
『RED SORROW』
『Mercy Rain』
『Envies-13』
★CD情報★
2nd Single AGARTHA
・初回生産限定盤(type A)
CD
2曲
DVD
1. AGARTHA Music Video
2018.08.29(Wed)RELEASE / ¥1,500 (Tax in) / SRGA-003A
・通常盤(type B)
2nd Single AGARTHA
CD
3曲入り予定
2018.08.29(Wed)RELEASE / ¥1,200 (Tax in) / SRGA-003B
★LIVE情報★
2018.08.28(Tue) SHIBUYA REX SARIGIA presents 2nd Single 発売記念主催 -AGARTHA-
2018.08.02(Thu)高円寺二万電圧
2018.08.09(Thu)高円寺二万電圧
2018.08.17(Fri)高円寺二万電圧
2018.08.30(Thu) 池袋 BlackHole
2018.09.15(Sat) 池袋 Cyber
2018.09.22(Sat) HOLIDAY SHINJUKU
2018.10.13(Sat) 高田馬場 AREA
2018.10.23(Tue) 池袋EDGE
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キズ / 『仇』
来夢さんの歌詞ほんとにグッと来る。この先ずっとかっこいい歌
詞歌ってて欲しい。
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね