2021-04-02
SARIGIA、7ヶ月連続MV制作の中、公開中の「傲慢-arrogance-」「強欲-greed-」「色欲-lust-」についてその裏側を語る
「悪魔」と「七つの大罪」を活動のコンセプトに掲げて活動中のSARIGIA。彼らは今、7月26日に赤羽ReNY alphaで行なう単独公演に向け、1月より「7本の新曲MVを毎月連続で公開」している。同時に、赤羽ReNY alpha単独公演へ向けて仕掛けているさまざまな展開の裏側を映し出した暴露映像シリーズ「SARIGIA裏チャンネル」も、SARIGIAの公式YouTubeチャンネルで毎週3本(水・金・日)投稿し続けている。「SARIGIA裏チャンネル」では、メンバーのキャラクターを深く知ってもらおうと、だいぶ緩くコミカルな企画も打ち出しているので、ぜひ、ライブとのギャップも味わいながら観ていただきたい。
今回、公開した3本のMVについてメンバーらが語ってくれたので、その言葉をお伝えしよう。
「傲慢-arrogance-」
SARIGIAが抱える破壊的な衝動を、シンフォニックな同期音も加えて表現。重厚な音楽性の中へ、胸を痛く揺さぶるメロウな歌を組み込んでいるところも、攻撃性と抱擁力の二つを魅力にしているSARIGIAらしさ。歌詞には、精神的に追い込まれ、自我が崩壊してゆく主人公の心葛藤してゆく様が描き出されている。
アスカ 第一弾が「傲慢-arrogance-」になります。最初に、「こういう傲慢さってあるよね」など、4人で傲慢という言葉から連想する事柄を話しあいました。結果、「傲慢-arrogance-」に書いたのが「親からの傲慢な押しつけによって生じた子供の気持ち」。思春期の子供が、「こういうことを親から言われたら嫌だよな」ということなどいろいろ考えながら、親からの傲慢を受けている子供側の視点で歌詞を書いています。僕自身は、けっして欲深い人間ではないので、そこは先にお伝えしておきます(笑)。
SARIGIAというバンド名自体が、「七つの大罪」を司る言葉の頭文字を並べたもの。だから今回の楽曲たちも、SARIGIAの文字一つ一つを順番通りに楽曲や歌詞として表現しています。そう言うと、「「傲慢-arrogance-」はSじゃない」と突っ込まれると思いますが、傲慢はラテン語で「superbia」になるので、間違いではないです。
Natsu そういうテーマを決めていくまでの過程の話も、全部「SARIGIA裏チャンネル」にアップしているので、過去の映像を振り返って見てもらえると、より楽しめると思います。
みやび これは「傲慢-arrogance-」「強欲-greed-」「色欲-lust-」のどれにも言えることですが、MVでは硬派な姿を見せているのに、「SARIGIA裏チャンネル」ではだいぶチャラついた感じで打ち合わせや物事を進行してるじゃないですか(気になったら見てください)。むしろ、そこのギャップというかメリハリをしっかり付けられるメンバーやバンドだからこそ、人を惹きつける魅力を放っているんだなというのはすごく感じてる。
「強欲-greed-」
華やかなシンフォニックサウンドと跳ねたビートが、重厚な音の中で混じり合う。シャッフル系ナンバーに刺激を受け、轟音に刺激を受けつつ身体は心地好さを覚えてゆく。もともとキャッチーな歌も魅力にしているように、耳馴染みやすく一緒に口ずさみたくなる歌も、この楽曲を司る魅力にしている。
翔磨 第二弾は、ラテン語で「avaritia」という言葉になる「強欲-greed-」です。「傲慢-arrogance-」と「色欲-lust-」はNatsuが作曲をしていますけど。「強欲-greed-」は自分が作曲をしました。ただし、「強欲-greed-」を意識してというのではなく、1年ほど前から未完成のままの手元にあった曲が元になっています。その曲はシャッフル系のように、「強欲」という言葉にジャジーで跳ねた曲調が似合いそうという思いから、同期も使って華やかな感じを出しながら作り上げました。この曲のMVでのみやびのヴィジュアルもインパクト強いよね。
みやび 「強欲-greed-」では、チンピラ風を演じてみました。アスカの書いた歌詞にお金に飢えたギャンブラーのような主人公が出てくることから、「じゃあ、その姿を具現化してやろう」と思いつつ、ヴィジュアル系らしさも加える形で、赤髪短髪でスカジャンを着た姿にしました。
メンバーみんな、その曲ごとに自分でヴィジュアルやメイクをコーディネイトしているように、そのMVごとに各自の個性の打ち出し方が見えてくるんだけど。自分は、SARIGIAの中ではぶっ飛んだ、飛び道具的なヴィジュアル担当という意識もあって、「傲慢-arrogance-」では黒髪ツインテール姿だったのをガラッと裏切る形で、今回は、赤髪短髪スカジャン野郎になりきりました。よくヴィジュアル系バンドの場合、一人だけぶっ飛んだヴィジュアル姿をしているパターンがあるじゃないですか。それが好きなので、その担当を自分がSARIGIAでは担おうかなと思ってる。
アスカ 歌詞についてですが、「強欲」は「七つの大罪」となる言葉(傲慢・強欲・嫉妬・憤怒・淫蕩・貪食・怠惰)の中では一番描きやすくわかりやすい単語だなと思ったのが、最初。そこから「欲深い人とはどんな性格なのか」と想像していく中で浮かんだのが「金銭的」なこと。そこから「ギャンブルにどハマりし、落ちてしまう人」を書きました。作品を重ねるごとに、どんどん「欲に飲まれて駄目になっていく人の飲まれてゆく度合いが深くなっていく」ところも、このシリーズの面白さになっていく…かも知れません。
「色欲-lust-」
スリリングなシタールの音色が妖しさを醸しだす。突き刺すように、攻めるようにせまりくるラウドでエロティックなサウントとアスカの逝かせる妖艶な歌声が、聞いている人たちの五感を刺激し、酩酊させてゆく。SARIGIAの新境地を切り開いた、刺激満載でダーク/ オルタナティブ/メロな楽曲だ。
アスカ そして第三弾が、エロティックさ全開な「色欲-lust-」になります。男女どちらの立場でも捉えられる視点には書いていますが、自分は女性の視点から書きました。色欲=性欲。「性欲」は、「人の三大欲求の一つ」と言われるじゃないですか。自分は、そこまで欲望を覚えたことはないですが、「したい」欲求を強く持つ人たちは世の中にたくさんいる。だったら、そういう人たちの視点で書いてやろうと思いました。ぜひ、主人公がどう感じたかを、この歌詞から感じ取ってください。
Natsu この「色欲-lust-」、中にシタールの音を組み込むなど、曲調がアラビアンというのも大きな特色になっています。リズムも、普通はヴィジュアル系では使わない付点8分という特殊な入れ方をしています。結果、ヴィジュアル系界隈のみならず、SARIGIAとしてもこれまでにはなかった新しい表情を持った楽曲に仕上がりました。とくにシタールのエロい感じは、ぜひ感じてください。映像でも、それぞれがプレイしてゆく姿に自分のなりのエロさを投影しています。それぞれが、どんな風にエロさを解釈して演奏したかも楽しんでもらえたらなと思います。
みやび 僕の激しめに攻めたヴィジュアルや、他のメンバーのセクシーなスタイルも、ここでは嬉しい見どころになっています。
第四弾作のテーマは、「invidia」。つまり、「嫉妬」になる。また「SARIGIA裏チャンネル」を通して制作過程を伝えていくように、詳しいことを知りたい方は、ぜひ「SARIGIA裏チャンネル」をチェックしてもらいたい。
4月7日(水)には、東高円寺二万電圧を舞台に「Natsu生誕祭 『April Summer Festival 2021~ねこふんじゃった Vol.3~』 」の開催が決定している。最後に、同公演に向けての意気込みをNatsuと翔磨に語っていただいた。
Natsu 内容は僕自身がプロデュースしていくんですけど。そんな変わったことは…やらないかな。ただ、自分がSARIGIAとは別に作っている完全趣味の楽曲を歌おうかなとも思っています。その曲は、まったくSARIGIAらしくない曲だから、そういう表情も、ファンの人たちに楽しんでもらえたら嬉しいですね。
翔磨 7ヶ月連続MV公開の裏側を毎回「SARIGIA裏チャンネル」を通して先行で伝えているように、SARIGIAのことを気になった方はぜひ配信番組を観てください。もちろん、Natsuの生誕祭に関連づけた「SARIGIA裏チャンネル」動画もアップしているので、それも観たうえでNatsuの生誕祭も楽しんでもらえたら嬉しいです。
TEXT:長澤智典
傲慢-arrogance- Music Video【FULL】
強欲-greed- Music Video【FULL】
色欲-lust- Music Video【FULL】
★LIVE情報★
SARIGIA presents Natsu生誕祭 『April Summer Festival 2021~ねこふんじゃった Vol.3~』
2021/04/07 (Wed)
東高円寺二万電圧
OPEN 17:00 一般OPEN 17:30 / START 18:00
TICKET
ADV 3,500 / DAY 4,000
A.特典付きスペシャルチケット(2/23 ワンマン公演物販にて発売)
B.e+(3/13 10:00発売)
C.当日券
スペシャルチケット特典
Natsu オリジナル曲 CD音源
Natsuの手作り オリジナルピックキーホルダー
リクエスト曲コピー(ワンコーラスのみ)
Sチケットをお持ちの方は、SARIGIA公式LINE(https://lin.ee/IiXLbL7c)にて曲名をお送り下さい。
リクエストする際はお手持ちのSチケットの写真と一緒に送信して頂くようお願い致します。
※Sチケ先行入場の際にリクエストされた曲をコピーし披露します。
※複数枚お持ちの場合でもお一人一曲までのリクエストなりますのでご注意下さい。
入場順A→B→C
ライブ日程は、以下を参照。
https://www.sarigia.com/live
SARIGIA Web
https://www.sarigia.com/
SARIGIA twitter
https://twitter.com/SRGA_Official
SARIGIA 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCUOlqJdaraafZu2QEEBHQ5g/videos
SARIGIA ONLINE STORE
https://sarigiainformation.stores.jp/
記事提供元:
記事リンクURL ⇒
※この記事をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
SARIGIA 新着ニュース・インタビュー
新着ニュース
-
止まることのない快楽と恍惚に、興奮と熱狂に、ずっと溺れ続けていた。 クルエラ...2024-11-20
-
『希望は儚き幻となりやがて赤き夜となる』。Magistina Sagaが新作アルバムを通...2024-11-20
-
vistlip、瑠伊(Ba)バースデーライブレポ2024-11-20
-
DEZERT武道館に向けたドキュメンタリー映像U-NEXTで独占配信開始2024-11-20
-
MUCCツアー初日YUKKEバースデイ公演&初のトークライヴレポ2024-11-19
-
DEZERT、Sadieツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-15
-
超満員の会場で観客たちが熱狂し続けた、Zeke Deuxの3周年記念公演の模様をレポ...2024-11-14
-
萌デンパソングのパイオニア、小池アニキことULTRA-PRISM 小池雅也の生誕祭を1月...2024-11-14
-
DEZERT主催「DEZERT PARTY」2DAYSライヴレポ、全8組の盟友たちと交わした愛の宴2024-11-12
-
過去の名曲たちを今のメンバーでビルドアップし、新録。それが、Empressのアルバ...2024-11-12
-
DEZERT、lynch.ツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-12
-
11月13日(水)放送、逹瑯・団長の配信番組『いじくりROCKS!』#57 情報解禁!2024-11-11
-
室蘭KMC HALL GRAND OPENING PARTY第4弾 遊ずどカンパニー創業32周年記念イベン...2024-11-11
-
未来に向かって輝き続けよう。満員の観客たち前に誓ったSiriusのワンマン公演を...2024-11-11
-
沙藤まなか、満員の観客たちに贈られてSAY-LAを卒業!2024-11-11
-
HIROTO(Alice Nine)が12月28日赤羽ReNY αにて、自身初となるワンマンライブ開催...2024-11-08
-
Daccoの47都道府県を巡る20周年記念ツアー「そうだ47都道府県、行こう」がスタート2024-11-08
-
初の日本武道館ワンマン公演に挑むDEZERTの軌跡に密着したドキュメンタリー映像...2024-11-06
アーティスト・楽曲・50音検索
人気歌詞ランキング
新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者