2021-09-15
「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」レポート

「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」レポート、CHERRY GIRLS PROJECT編。
ハシグチカナデリヤが、今の閉塞だらけの世の中へ向けて。自由にライブを…音楽さえも楽しめない世の中へガツッともの申すべく、8月29日(日)にVeats Shibuyaを舞台に主催したのが、「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」になる。
出演したのは、ハシグチカナデリヤを筆頭に、ダイナ四バンド・ザ・マスミサイル・CHERRY GIRLS PROJECT・サナダヒデト(trio)・にっぽんワチャチャの計6組。ここには、CHERRY GIRLS PROJECTのライブの模様を、お伝えしたい。
CHERRY GIRLS PROJECTの歌は、闇や病みさえも生きる力に変えていった。
紫の衣装姿に身を包んだメンバーたち。この衣装を着ているということは、「心の声」を彼女たちは届けようということか。その意味を示すように、CHERRY GIRLS PROJECTは人の心の中に巣くう黒い心を愁うように「モンスター」を歌いだした。自分たちが心に巣くう闇を認め、その気持ちと手を繋ぎながら、闇や病みさえも生きる力に変えてゆく。だからこそ彼女たちは、制御不能な感情さえも隠すことなく、胸に手を当て高らかに吐き出してゆく。
悲痛な絶叫を合図に、楽曲は「絶望のナルシス」へ。とても胸を締めつけながらも、孤高の美しさも覚える歌だ。メンバー一人一人が絶世の美の存在と化しながらも、孤独ゆえの絶望へ苛まれる心情を、揺れる感情のままに歌っていた。間奏では絶叫にも似た声で煽る場面も。この楽曲、切なさを抱きながらも、琴線を揺らす悲哀な歌メロが心を熱く揺さぶり続ける。だから、この世界へ気持ちが深く飲み込まれてゆく。
この日のセットリストは、自分の気持ちと対峙する機会が増えたコロナ禍以降の人々の心境と重なる歌が多く並んでいた。自分の心と真正面から向き合い、心に涙するように、彼女たちは「MISS YOU」を歌っていた。みずからの傷ついた心としっかり向き合いながら、哀しみの中からでさえも僅かな光を感じようと、悲哀を持った歌声で、彼女たちは泣きそうな心の声に光を重ね合わせるように歌っていた。
次に披露したのが、平和への願いを込めた、戦争が与えた無慈悲な想いと哀しみに暮れる悲嘆な言葉を綴ったバラードナンバーの「大和」。彼女たちは、二度とこの哀しみを繰り返してはいけないと切に願う想いを込めながら、哀しみに浸る心模様を、亡くなった戦士の想いを受け継ぐように歌っていた。その歌声を、観客たちも心で抱きしめるように受け止めながら、彼女たちの歌声に心を浸らせていた。
先に胸に抱いた切なさを良い形で受け継ぐように、CHERRY GIRLS PROJECTは「uTITLEDn」を歌いだした。曲が進むごとに心に光や熱を覚えてゆくのも、彼女たち自身が痛い心模様を希望に変えてゆこうとしていたからだ。大切な人のことを心の底から信頼し、共に手を取り合い未来へ進もうとしてゆく。今の時代にとても必要で大切な想いを、彼女たちは感情揺れる想いのまま、ドラマチックな展開を描く楽曲に乗せ歌い躍っていた。
弦楽とフィドルの音色が交錯しながら、会場にいる人たちを現実の世界から遠ざけ、壮大な荒野広がる古の世界へと連れだした。失くした大切な人へ、今は届かない想いを届けるように、涙を堪えた声で、5人は「Loveletter」を愛おしい大切な人へ向けて歌っていた。昨年以降、時代に翻弄され、いろんなものを失った人たちも多いだろう。そんな闇が剥きだした欠けた心を持っている人たちに、この歌は時に鎮魂歌のように。時に、想い寄り添う優しい声として、欠けた闇を塞ぐように響いていた。
「ライブはけっして不要不急じゃない。わたしたちは、こんな状況下でも抗って生きていきます」。その言葉を受けて披露したのが、「幻日」だ。この楽曲を作詞した方自身が、コロナに罹り、生死を彷徨う重篤な状態から返ってきた人。そのときの心情を綴った歌でもあるように、絶望の中へ落ちようと,それでも生きる強い意志を示す歌は、この日の企画にぴったりの内容だ。彼女たち自身も、負の感情と寄り添いながら生きる人たちのように、闇の中から光を求めるように手を伸ばす歌はとても似合う表情だ。
続く「神さま、お願い。」も、昨年の緊急事態宣言下の中で生まれた楽曲。まさに不要不急の外出を制限されていた中、それでも希望を失くさない想いを、彼女たちは歌に乗せて伝えてきた。何を持って不要不急というのか、人は心と心を支えあう関係を失くしてしまったら、それこそ人として崩壊してしまう。人の心の根源を歌うCHERRY GIRLS PROJECTだからこそ、こういう意義の深いライブに出演し、想いをメッセージしてゆくのはとても大切なことだし、彼女たちに似合う場だと言えようか。
最後にCHERRY GIRLS PROJECTは、「僕たちの為に、あの鐘は鳴る」を熱唱。自分たちと同じ心に傷を持つ人たちへ向け、絶望の中からにいようとも、願い、信じていれば絶対に輝く日が訪れる。だから一緒に進もうよと歌いかけてきた。一人じゃない、同じ意志を持って支えあえる仲間がそこにいるなら、どんなにバカにされようと、不可能だと笑われようと乗り越えていける。その結果がどうであれ、自分を突き動かす力を心に芽生えさせるのが何よりも大切なこと。その勇気を「僕たちの為に、あの鐘は鳴る」が最後に心に注いでくれた。保証のない未来。それを嘆くのではなく、そこに光射す景色を描きたい。そのパートナーとなるCHERRY GIRLS PROJECTの歌を携えながら、自分なりの未来図に希望の光を当てようじゃないか。
ライブを終えてのコメント
真汐里緒
バンドのライブにはこれまでにも何度か出演させていただいていて、ハシグチカナデリヤさんとも何度かご一緒させていただいているので、今日のライブにもハシグチさん繋がりで何回か見てくださっている方もいたと思うんですが、そういう方も含め、普段アイドルを見ない方や、多分初見なんだろうなという方も、すごくノってくださっていたのが嬉しかったです! このライブのタイトルでもあるんですけど、やっぱり音楽は不要不急じゃないし、みんなが繋がる一つのツールだと思ったので、これからもどんどんその輪を広げていきたいです。
真志取みらい
今回のカナデリンピック2021は、タイトル通り、現状に抗うようなライブだと思いますが、出演者さんの中にもコロナで出られなくなっちゃった方もいて、現実にコロナが迫ってきているというのを感じながらやりました。でもそんな状況の中、たくさんの方が見に来てくださって、やっぱりエンターテインメントは必要されているんだなと再確認できたライブでした。
九瀬いむ
久しぶりに5人全員で限界突破したライブができたなと思いました! 9曲もやって苦しかったし、息が続かなくなりそうだったときもありましたが、その中でも大きい声を出して、隣にいる人のオーラとか熱気が伝わるような、全力のパフォーマンスがみんなでできたと思います。めっちゃくちゃ楽しかったです!
来瞳舞夢
今回セットリストが9曲と多かったんですけど、思っていたより大変ではなかったので、日々ライブを積み重ねてきた結果が出ていると思いました。靴の踵がぶち抜けたのにはびっくりしましたが(笑)。でもそういうトラブルも楽しめるようになってきているのが、日々ライブをやってきた成果なのかなと思っています。バンドの方々と一緒にライブをやってみて、やっぱりアイドルってMC弱いんだなぁっていうのに気づきました(笑)。これからはそういうところも強化していきたいです。改善点も見つかって良かったと思います。今日のライブは、可愛い系の曲は外して、かっこいい系のバキバキした曲や、ちょっとシリアスな聴かせる系の曲など、バリエーション豊富なセットリストにしたので、普段バンドの音楽を聴いている音楽好きな方も楽しんでいただけたかなと思うし、盛り上がりたいアイドルファンの方も楽しめたと思うし、チェリガ(CHERRY GIRLS PROJECT)らしいライブができたんじゃないかなと思います。
優希瞳
「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭~」っていうタイトルを考えちゃうカナデリアさんかっこいいな、さすがだなと思いました。私たちも、ライブに対する熱量を感じながらパフォーマンスができて、すごく幸せでした。不要不急じゃないっていうことを示すライブに参加できたことが、個人的にはすごく嬉しかったです。今日のライブは、過去一いろいろな感情を背負って戦ったライブだったんですけど、すごい楽しかったです。ありがとうございました!
PHOTO: 高橋圭司
TEXT:長澤智典
コメントテキスト:南明歩
CHERRY GIRLS PROJECT
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セットリスト
「モンスター」
「絶望のナルシス」
「mMISS YOU」
「大和」
「uTITLEDn」
「Loveletter」
「幻日」
「神さま、お願い。」
「僕たちの為に、あの鐘は鳴る」
「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」レポート、ザ・マスミサイル編。
ハシグチカナデリヤが、今の閉塞だらけの世の中へ向けて。自由にライブを…音楽さえも楽しめない世の中へガツッともの申すべく、8月29日(日)にVeats Shibuyaを舞台に主催したのが、「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」になる。
出演したのは、ハシグチカナデリヤを筆頭に、ダイナ四バンド・ザ・マスミサイル・CHERRY GIRLS PROJECT・サナダヒデト(trio)・にっぽんワチャチャの計6組。ここには、ザ・マスミサイルのライブの模様を、お伝えしたい。
この空間には。ザ・マスミサイルのライブには、僕らにとって大切な音楽の教科書があった。
「やるなら全力で暴れようぜ、みんなの拳を高く上げろ!」。よっくんの歌声が合図だ。最高の、極上のロックンロールを届けようと。最高にハッピーになれるロックンロールの衝動を胸に与えるように、ザ・マスミサイルは「バンドオンザラン」を演奏。高ぶる気持ちを、沸き立つ情熱を何も隠すことなく、むしろ、みずから心の洋服を脱ぎ捨て、感じるままに彼らは歌い、奏でていた。それこそが音楽だ。バンドで奏でる、魂が寄り添い合って生まれる心の歌だ。魂を振り絞り、全力で想いをぶつけるその姿、ヤバいくらいに心が揺さぶられる!!
続く「そもそもね」でも、メンバーたちが次々と前に出て、高ぶる想いをぶつけだす。自分たちが生きる現実と世の中をシニカルに比較しながらも、自分たちが自分たちらしく生きる意味を、みずからの経験を元に彼らは歌いかけてきた。「予定調和みたいな100本の拳なんかいらないんだよ。それよりも、3本の、爪が肌に食い込むような本気の拳がほしいんだよ」の言葉が熱い。途中、自分らが影響を受けてきたバンドの楽曲も挿入。彼らは常に全力だ。だから、その歌声が熱くて熱くて、触れている間中たまらなく心が奮えていた。
「すべてのおっさんおばさんらに捧げます」の言葉に続いて届けたのが「おっ讃歌」。そのアプローチがストレートだろうと、ちょっと変化球をつけようが、本気の言葉はいつだって胸を熱く揺らす。ザ・マスミサイルのライブは、いつだって全力投球だ。自分たちの経験から生まれる生々しい感情を、ゴツゴツとした言葉と感情で生々しいままに突きつける。だから、心の叫びに魂が奮え、拳を高く突きあげてしまう。「終わっちゃいねぇ」と叫ぶよっくんの歌声から、いつだって止まらずに夢を求め駆け続ける彼の生きざまと心意気が見えてきた。
美しいメロディーを爪弾くエレピの音色。よっくんのブルースハープの音色を合図に、楽曲は「311」へ。ゆったりとした楽曲の上で、言葉を吐き出すのではなく、語るように届けてゆく。とても大きな、いろんな人たちの心に染み渡らせたい愛ある想いだからこそ、その言葉を、想いを、しっかり胸に届けようと、彼らは歌い奏でていた。いつわりの言葉ではなく、自分で感じた生々しい想いをぶつけることがザ・マスミサイルらしさ。全身を震わせ歌う声を、フロア中の人たちも身体を揺らしながら受け止めていた。心の中で「愛を」と叫んでいた。
「あなたが生きるために一生懸命にこの歌を歌います」。この歌は、何時の時代でも人の心を揺さぶってくれる。本当に心を持った歌は、時代に流されることなどない。人の心の本質に響く歌は、どんなときだって魂を熱く震わせる。熱を抱いて疾走する「教科書」を全身で受けとめながら、大勢の人たちが拳を振り上げ、身体を大きく揺さぶっていた。心で「オーオー」と声を張り上げ、彼らと心で手を繋ぎ合っていた。僕らにとって大切な教科書は、ザ・マスミサイルのように人の本質に向き合う歌だ。自分の心に問いかけ、自分で何かを考えさせる。教えるのではない、考えさせる、そんな歌の教科書が大好きだ。だから、その歌の教科書を何十回何百回と聞き返しながら、自分で心に言葉(想い)を書き足していくんだろうな。何度も何時も…。
最後にザ・マスミサイルは、「今まで何度も」を熱唱。ヤバいよ、目頭が熱くなり、胸の奥から熱した想いがどんどん込み上げてくる。理屈じゃない、この歌と向き合うたびに本能が魂を熱く揺らしていく。そして、心の中で「今まで何度も、何度も」と叫びながら、拳を振り上げたくなる。素直に嬉し涙を流しながら、気持ちを熱くしたまま、心の奥から叫びたい。そんな風に自分を強く鼓舞してくれる歌を、ザ・マスミサイルは伝えてくれた。彼らの歌は、僕らが生きていくうえで大切な心の教科書だ。負けることを知っている人たちにとっての、挫折という経験を何度も重ねてきた人たちにとっての、自分をいつわり何度も誰かを傷つけてきた人たちにとっての、自分を見直し、心を熱く奮い立たせてゆく最高の人生の教科書だ。
ライブを終えてのコメント
高木芳基
僕たちは21年バンドをやってきて、他のバンドがたくさん辞めてしまう中、ハシグチは21年来の戦友です。彼に対しては友情や一緒に戦っていこうぜっていう気持ちよりも、単純にアーティストとしてのリスペクトが強いです。天才っていつの時代も必ずいて、ハシグチはその一人だと思ってます。そういう人間を間近で見られるっていうのは何より刺激になるし、逆に彼からすると自分にないものを、きっとザ・マスミサイルに見出してくれていると思います。ソロだろうがバンドだろうが、彼と一緒にやると燃えるし、いつも何か自分なりの化学変化が生まれてます。なので、彼が一線でやるかぎり、僕らが一線で戦っているかぎりは、これからも彼の誘いを断るつもりはないし、僕らも誘わせてもらう。これからも一緒の夜を作っていきたい、大事なミュージシャン仲間です。
いいアーティストにはいいお客さんがいっぱいついているので、今日もたくさん人がいて、初見の人もいたと思いますけど、真摯に僕たちのステージと一緒に遊んでくれて楽しむ姿勢があったから、あとは僕たちが全力で歌って引っ張っていくだけっていう容易いライブでしたね(笑)。そういうお客さんのレベルの高さっていうのが何よりなので、うちのお客さんももっともっと育てて、どこへ行っても恥ずかしくないようなステージングを一緒に作っていきたいなと心から思いました。
前川真吾
ハっさんこと、ハシグチカナデリヤ。私がミュージシャンとして一番尊敬している人です。俺たちは演奏面で言えば結構ガチャガチャしてるし、スキルもそんなに高くないんですけど、良いものは良いし悪いものは悪いってはっきり言うハっさんが、俺らに何かを感じ取ってくれて、「ザ・マスミサイルにはこのステージに立ってほしい」と言って呼んでくれて、光栄の極みです。嬉しい、その一言ですね。特に今日のライブは楽しみにしていましたし、久々のでかいステージでいい演奏ができたので、感謝してます。ありがとうございます。
白石安広
今回のイベントは出演者さんの変更とかもあって、主催のハシグチカナデリヤさんは開催に至るまでも大変だったと思うし、今日もずっと出演されているようなイメージなんですが、開会式の演奏が終わって顔を合わせたとき、「俺はここが一番緊張する壁だったんだよーありがとう!」って言ってくれたんです。そこを乗り越えた彼の笑顔を見て、「すっごいいい顔してるな」と。実際自分もステージをやらせてもらって、会場も広いし音もいいし、たくさんの人が見てくださっている中で演奏ができて、気持ちよかったですね。あのとき開会式を笑顔で終えた瞬間のデリヤさんの気持ちがわかったきがしました。
中野誠一
めちゃくちゃ楽しかったです。僕たち友達少ないから、ハっさんいつも色々な人に合わせてくれてありがとー! ちゅっちゅっちゅーって感じで!
新田洋輔
今日のイベントはたくさん出演者の応対があって色々大変だっただろうけど、それを見せないハっさん、かっこいいな、でも内心いろいろドキドキしてるんだろうなと思っていました。その辺をライブでサポートしたかったので、今日はその期待に応えられるいいライブができたんじゃないかなと思います。大変良かったです。ありがとうございました!
PHOTO: 高橋圭司
TEXT:長澤智典
コメントテキスト:南明歩
ザ・マスミサイル
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セットリスト
「バンドオンザラン」
「そもそもね」
「おっ讃歌」
「311」
「教科書」
「今まで何度も」
「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」レポート、サナダヒデト編。
ハシグチカナデリヤが、今の閉塞だらけの世の中へ向けて。自由にライブを…音楽さえも楽しめない世の中へガツッともの申すべく、8月29日(日)にVeats Shibuyaを舞台に主催したのが、「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」になる。
出演したのは、ハシグチカナデリヤを筆頭に、ダイナ四バンド・ザ・マスミサイル・CHERRY GIRLS PROJECT・サナダヒデト(trio)・にっぽんワチャチャの計6組。ここには、サナダヒデト(trio)のライブの模様を、お伝えしたい。
誰も縛られない心の自由を、サナダヒデトのライブが与えてくれた。
この会場に熱い風を吹かせるように、最初にサナダヒデトが奏でたのが「永遠少女」。感情を熱く鼓舞するような演奏と歌声が、印象深い。トリオ編成らしい、気持ちのグルーヴを一つにした演奏と歌声が、切れ味鋭くもノリのあるビートに乗せてせまってきた。
ヘヴィ&グルーヴな演奏を持って、観ている人たちの身体や気持ちを揺らした「UnとAhの境界線」。ベースを演奏しているのはハシグチカナデリヤ。ズクズクとしたノリが、次第に身体を大きく揺らしていく。
「今日ここで、俺でしか鳴らせない音楽をやるのが、不要不急じゃねぇよということだと思います」の言葉が嬉しい。「音楽の祭りを大いに楽しもうじゃないか」の言葉の意味を示すように、サナダヒデトは後ノリのグルーヴが心地好いブルーズなロックナンバー「白夜」を演奏。フロア中の人たちの身体をゆったりと揺らしていった。歌の中へ「今夜はブギーバッグ」のオマージュとなる言葉も組み込む、その冴えたセンスが、このイベントへ出演した表現者らしい個性にも見えていた。
「GO!!」と叫んだサナダヒデトの声を合図に、楽曲は一気に熱を持って駆けだした。「ナイトライダー」に乗せ、突き上がる無数の拳。高ぶる気持ちのままに歌い叫ぶサナダヒデトの歌声が、観客たちの気持ちにも高陽した熱を注ぎ込む。最高に胸を熱くさせるグルーヴミュージックが、そこには生きていた。
熱を大きく脹らませる演奏に触発された観客たちは、続く「けものの学校」でも、拳を振り上げ、熱い音のウネリの中へ飛び込んでいった。どんどん熱を孕んでアガり続ける演奏と、抑揚を抱きながらも情熱たぎる歌声。そして…。
「世の中はコロナ禍で悲しさや淋しい気持ちになっているけど、すぐ側にいる人たちが笑っていてくれたら。俺はそれでいいんだと思います」。その言葉に続き、サナダヒデトは「モーニングライト」を、ギターを爪弾きながら朗々と歌いだした。とても希望に手を伸ばすような歌だ。彼の歌声や演奏へゆっくりリズム隊の演奏が絡みだすのに合わせ、楽曲は次第に明るい彩りを増してゆく。大切にしたい想いを、サナダヒデトは消えないインクのように胸の内側へしっかりと染み込ませてゆく。想いを叫ぶ歌声が、胸に消せない願いを記していった。
「明日に世界が終わっても~明日も僕らは笑ってる くだらない冗談の中で」。沸き立つ気持ちを演奏と歌声へダイレクトに投影するように、サナダヒデトは「孤独の星」を雄々しく歌っていた。強い想いを、この場に足を運んだ人たちの胸へしっかりと刻むよう、魂の震えるままに歌っていた。その曲は、歌に込めた想いは、心にどんどん光を差し込んでゆく。それが小さな光でもいい、確かに気持ちは、この歌に、サナダヒデトの歌声に揺さぶられていた。
最後に、サナダヒデトは「悪魔はラッパを鳴らさない」を演奏。胸に抱えた気持ち張り裂けんばかりの想いを、彼は歌に乗せ吐き出していた。強い意志を持った言葉や唸る演奏が身体を揺さぶり、拳を高く突き上げさせる。気持ちが沸き立つなら、感じたままに動けばいい。ここでは歌えないけど、心の中で歌い叫べばいい。心は自由だ。誰も縛られない心の自由を、サナダヒデトのライブが与えてくれた。
ライブ後のコメント
サナダヒデト
僕はピンチヒッターのピンチヒッターだったので、とても責任重大だなと感じている部分があったんですが、それを置いてもやっぱり音楽って楽しいなという解放感を味わえたし、音楽が持っている、重力を解き放つような力が今日の会場に溢れていたので、とっても気持ちよく演奏できました。配信も僕はもちろん大好きなのですが、目の前に人が居るっていうのはレスポンスが早いわけで、そのレスポンスを受けて僕がまた新しいクリエイティブなものを返せる、そのラリーがずっと生のライブでは続けられるので、そういう部分も含めて、今日は大きな会場で楽しくライブができました。
PHOTO: 高橋圭司
TEXT:長澤智典
コメントテキスト:南明歩
サナダヒデト
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セットリスト
「永遠少女」
「UnとAhの境界線」
「白夜」
「ナイトライダー」
「けものの学校」
「モーニングライト」
「孤独の星」
「悪魔はラッパを鳴らさない」
「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」レポート、ダイナ四バンド編。
ハシグチカナデリヤが、今の閉塞だらけの世の中へ向けて。自由にライブを…音楽さえも楽しめない世の中へガツッともの申すべく、8月29日(日)にVeats Shibuyaを舞台に主催したのが、「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」になる。
出演したのは、ハシグチカナデリヤを筆頭に、ダイナ四バンド・ザ・マスミサイル・CHERRY GIRLS PROJECT・サナダヒデト(trio)・にっぽんワチャチャの計6組。ここには、ダイナ四バンドのライブの模様を、お伝えしたい。
好きな人にはたまらないお馴染みのゲームのフレーズが、ダイナ四バンドのメンバーらの超絶なテクニックによって次々と舞台の上に蘇る。
ダイナ四バンドが演奏するのは、さまざまなゲーム音楽。好きな人にはたまらないお馴染みのフレーズが、ダイナ四バンドのメンバーらの超絶なテクニックによって次々と舞台の上に蘇る。最初に披露したのが、「ドラクエ3通常戦闘曲」「ドラクエ4通常戦闘曲」「ドラクエ5通常戦闘曲」「ドラクエ3ラスボス曲」。彼らは、勇壮な楽曲を次々とメドレーとして繋げながら届けてゆく。とらえ方によっては、とてもドラマチックなハード&ブログレッシブなロックを聞いている感覚だ。臨場感あふれる演奏に触れながら、ゲームを楽しんできた経験者たちは、プレイしている画面のことを思い出していたのでは…。
次のブロックでも、勇壮な調べを合図に、「FF4ゴルベーザ四天王のテーマ」「ロマンシング3四魔貴族バトル」「ストⅡケンステージ」「ストⅡバルログステージ」「ロックマン2ワイリーーステージ」と、胸を熱く騒がせる雄々しい楽曲を、メドレーどころか、DJ MIXのように綺麗に繋げながら届けてきた。知っている人たちが興奮を覚えるのは、もちろん。選んだどの楽曲も、ドラマチックな展開を描く見せ場的な音楽ばかりのように、初見で聞いていても、熱く豪快な演奏に触発され、椅子から立ち上がり身体を揺らしてしまう。でも、そうなるのも納得だ。いいよね、ゲーム音楽で拳を突きあげられるって。「みなさんの突きあげた拳こそが昇龍拳」「力を込めてロックマンだー!!」など、演奏へ入る前に煽る言葉も巧みに挟み込みながらフロアに一体感を作ってゆくところも、ダイナ四バンドのライブの見せ場の一つ。
「今日は日本の三大祭典、オリンピック、パラリンピック、カナデリンピックに参加できて嬉しいです。うちらは色物担当だけど」と語りながら、メンバーのカラフルな髪色をいじっていたところも、冴えたMCじゃないか。
最後のブロックでは、「クロノトリガーメインテーマ」「クロノトリガーノーマルバトル」「クロノトリガーカエルのテーマ」「クロノトリガー時の回廊」「FF10アザーワールド」「ビッグブリッジの死闘」「FFメインテーマ」と楽曲が続く怒濤の展開を、ダイナ四バンドは繰り広げてゆく。幻想的に、ドラマチックに幕開けた楽曲は、次第に重さと激しさを加えながら、そこへ熱も加味していった。メドレーという大きな流れの中にも、巧みに人の心にいろんな表情を植えつけるドラマを描き出すメンバーたち。その冴えた手腕が、ダイナ四バンドらしさ。途中、拳を振り上げ一体感を描き出す場面や、展開多く変拍子の効いたメタルバンド並の激しいバトルを繰り広げるような演奏も挿入。煽り声に合わせ拳を振り上げる場面も登場。最後は、ゆったり美しく壮麗に。でも、少しの高陽感覚えながら物語を閉じていったダイナ四バンドの演奏。
ゲーム音楽の数々を使って楽しい音楽の物語を作りながら、人を前にしたライブだからこその魅せるライブを、ダイナ四バンドは示してくれた。
ライブ後のコメント
ダイナ一
本日は色々と大変な中開催されたカナデリンピックでしたが、色々なジャンルの方々が出ていて本当に楽しく演奏できました。何より我々のことを受け入れてくれたお客さんに本当感謝だなと思っています。ありがとうございます!
ダイナ二
こういう中でライブができて、お客さんも知らない方がノってくれていたのでそれは単純に嬉しかったです。やった意味があったなと思います。全然知らない方が拳を挙げてくれて、もちろん声とかは出せないんだけど、身振り手振りで応えてくれたので感動できましたね。素晴らしいイベントでした。ありがとうございます。
ダイナ三
開催近くになってからコロナの陽性の方が出てしまったりで、主催のハシグチカナデリヤさんもバタバタだったと思うんですが、いざ始まってみれば本当に全員が彼のことを慕っているので、僕らも全力で応援しようっていう心意気になりました。ハっさんの人徳をとてもよく感じたイベントだったなと思っています。最高でした。
ダイナ四
とりあえず今日ライブやって、素直に楽しかったです。アウェイかもっていう不安はあったんですけど、僕たちが今日やったようなゲーム音楽って多分みんな知ってそうだなっていう感じがすごくあって、アウェイかと思いきやアットホームで、みんな親近感が湧いている中で演奏できたなと思います。あと始めの方に「しっこく!」ってやったときに「なんだろう?」っていう顔をしていたお客さんが最後の方は笑ってくれたで、それで僕は満足です(笑)。
PHOTO: 高橋圭司
TEXT:長澤智典
コメントテキスト:南明歩
ダイナ四バンド
https://dainashiband.localinfo.jp/
https://twitter.com/uraotoko_r
セットリスト
「ドラクエ3通常戦闘曲」
「ドラクエ4通常戦闘曲」
「ドラクエ5通常戦闘曲」
「ドラクエ3ラスボス曲」
「FF4ゴルペーザ四天王のテーマ」
「ロマンシング3四開魔貴族バトル」
「ストⅡケンステージ」
「ストⅡバルログステージ」
「ロックマン2ウイリーステージ」
「クロノトリガーメインテーマ」
「クロノトリガーノーマルバトル」
「クロノトリガーカエルのテーマ」
「クロノトリガー時の回廊」
「FF10アザーワールド」
「ビッグブリッジの死闘」
「FFメインテーマ」
「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」レポート、にっぽんワチャチャ編。
ハシグチカナデリヤが、今の閉塞だらけの世の中へ向けて。自由にライブを…音楽さえも楽しめない世の中へガツッともの申すべく、8月29日(日)にVeats Shibuyaを舞台に主催したのが、「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」になる。
出演したのは、ハシグチカナデリヤを筆頭に、ダイナ四バンド・ザ・マスミサイル・CHERRY GIRLS PROJECT・サナダヒデト(trio)・にっぽんワチャチャの計6組。ここには、にっぽんワチャチャのライブの模様を、お伝えしたい。
観ている人たちを宴会のような楽しさの中へ巻き込んでこそ、にっぽんワチャチャのライブ。
「アイドル界の常識をぶっ壊す」笑い特化型アイドルグループ」として活動中の、にっぽんワチャチャがトップを切って登場。ノリの良いビートに乗せ、メンバー一人一人が自己紹介を兼ねたラップを披露。ライブは、会場をお祭り騒ぎの場へ塗り上げようと、わちゃわちゃと弾けたエレクトロなダンスパーティー曲の「Everybody☆セイ!セイ!」からスタート。「飲んで飲んで飲んで」と歌い煽る飲(食)の場のコールのような楽曲のように、聞いた人たちの気持ちを飲み会いの場にいるような空気に染めてゆく。無理やりにでもその場を盛り立てるところが、彼女たちの熱い心意気。そのノリに刺激を受け、熱く手拍子をしてゆく人たちがフロア中に生まれていた。
芸人根性の強いメンバーたちらしく、トークもかなり宴会向き。続くタオル曲「Just wanna turn」でも、フロア中の人たちを巻き込み、高く掲げたタオルを、3人はひたすらまわし続けてゆく。彼女たちの軸にあるのは、芸にも繋がるパフォーマンス。観ている人たちを宴会のような楽しさの中へ巻き込んでこそ、にっぽんワチャチャのライブ。この歌でも、タオルを3桁前後の数まわしまくるとんでもない姿を見せながら、観客たちとわちゃわちゃ騒ぎ続けていた。
タイトルが「愛の言葉は聞き飽きた」。アイドルらしからぬ題名を掲げながら、アイドルとして生きる姿を皮肉と愛情を持って表現。アイドルが…人が心に抱えている口に出来ない本音を、彼女たちはシニカルにぶちまける。それが、にっぽんワチャチャの表現姿勢。さすが、カナデリンピックに出演した表現者たちらしい、楽しさの中へ毒(欲)を隠し持った、とても苦みの効いたアプローチだ。
彼女たちいわく、女の子はバナナが好きらしい。その想いを3人は愛らしく「深い意味はないけどバナナが好き」に乗せ、歌唱。この歌を通して楽しむと、男も女もスッキリできる?! 間奏では、バナナを手にした撮影タイムも登場。正統派に見せて、かなり飛び道具な彼女たち。その歌を聞いてると、スッキリしちゃうかも?!
メンバーの一人がヲタクになってMIXをぶち噛ますスタイルも斬新だ。にっぽんワチャチャは「コール~最後まで言えるかな~」を通し、アイドルライブの楽しさを表現。アイドル現場の楽しさを知っている人ほどニヤッとする要素を取り入れているのが粋なところ。本人たちが強いアイドル愛を持っているからこそ、愛を持って皮肉れる。その姿勢は、にっぽんワチャチャ全体に浸透しているスタイル。2STEPを踏みながら躍る様も含め、アイドルライブの楽しさを、彼女たちは伝えていた。
最後ににっぽんワチャチャは、キラキラ輝く正当派?!アイドルナンバー「キミとクエスト」を歌い、フロア中の人たちと一緒に振りを楽しみながら、笑顔浮かぶパーティー空間を作りあげてイッた。
ライブ後のコメント
遠藤Nozomi
普段アイドルのイベントに出ることが多くて、今回初めてバンドさんとの対バンイベントに出させていたんですが、OAというのもあって実はちょっと緊張していました。特に女性の方が多くて、普段は禿散らかしたおじさんばかりの前でやっているので(笑)、ちょっとドキドキしていたんですけど、出てきたときからすごく皆さんあたたかくて、ちょっとしたことでも笑ってくれはるし、こんなご時世なので声は出せないんですが、コールアンドレスポンスとか拍手とかで楽しんでくれているのが伝わってきて、すっごい楽しかったです。コロナの時期になって音楽業界は厳しくて、皆さんもライブ会場に足を運びにくい環境ですが、音楽一つでこんなにもみんなが一つになって楽しめるんやなと思って、こんな時期やからこその楽しみ方を改めて知れました。私たちにとってもめちゃくちゃ貴重なイベントになったので、出させていただいて良かったです。本当にありがとうございます。
アイドルのイベントって、本当はめちゃくちゃコールやミックスをしてもらってみんなで騒ぐっていうライブが多いんですけど、私たちがデビューしたのがちょうどコロナが始まったときだったので、デビューしたときから声も出せない状況だったんです。だから「じゃあこういう時期やからこそどうやったらみんなに楽しんでもらえるんやろう」って考えて、曲ごとに演出を作ったりしています。王道のアイドルグループではないですが、目で聴いて楽しいっていうのが、にっぽんワチャチャです。もうコロナ生まれ、コロナ育ちなんで(笑)、そんな時期でも楽しんでいただけるグループなんじゃないかなと思います。
渡辺Lili
私はにっぽんワチャチャでの活動が初めてのアイドル活動なので、デビューしてすぐに緊急事態宣言になってしまって、「不要不急ってなんなんやろう」ってすごい引っ掛かっている部分がありました。でも今回のタイトルでもある“ライブは不要不急じゃない”という言葉を聞いてから、「あ、やっぱり音楽って楽しいものやし、不要不急じゃないぞ」っていうのをさらに感じることができました。
鈴木Mob.
このご時世で楽しむ機会もないし、世間からは人が集まるところに行ってはいけないって強制されている部分があると思いますが、実際は主催の方々もアーティストさんもソーシャルディスタンスをしっかり守っています。世間が思うようなライブの形態じゃないのに、勝手に印象が悪くなっているみたいな状況があると思います。その中で、ファンのみなさんもしっかりソーシャルディスタンスなどを守りつつ集まってくださったからこそ、すごい熱量を感じました。今までライブに行けなかったみなさんの熱量もありますし、アーティストさんから伝わった熱量もあると思います。今日のライブに出演させていただいて、やっぱりライブは生ものだなと思いました。その場の笑い声があったり、声援があったり、目線があったり。CDや映像では楽しめないものがあるなと再認識させられたライブでした。ありがとうございました!
PHOTO: 高橋圭司
TEXT:長澤智典
コメントテキスト:南明歩
にっぽんワチャチャ
http://www.nippon-wachacha.com/
https://twitter.com/nippon_wachacha
セットリスト
「Everybody☆セイ!セイ!」
「Just wanna tuen」
「愛の言葉は聞き飽きた」
「深い意味はないけどバナナが好き」
「コール~最後まで言えるかな~」
「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」レポート、ハシグチカナデリヤ編。
ハシグチカナデリヤが、今の閉塞だらけの世の中へ向けて。自由にライブを…音楽さえも楽しめない世の中へガツッともの申すべく、8月29日(日)にVeats Shibuyaを舞台に主催したのが、「カナデリンピック2021~ライブは不要不急じゃねぇんだよ!バーカ!アーホ!の祭り」になる。
出演したのは、ハシグチカナデリヤを筆頭に、ダイナ四バンド・ザ・マスミサイル・CHERRY GIRLS PROJECT・サナダヒデト(trio)・にっぽんワチャチャの計6組。ここには、ハシグチカナデリヤのライブの模様を、お伝えしたい。
音楽は決して不要ではない。必要な人生の糧。それを改めて示したくて、ハシグチカナデリヤはこの舞台の上に立って歌っていた。
トリを飾ったのが、この日の主役のハシグチカナデリヤ。「ループギターの魔術師、ハシグチカナデリヤを始めます」の言葉を受け、さっそくハシグチカナデリヤはループマシンも用いながら、胸弾むファンキーでゴキゲンなグルーヴナンバー「実際No Happen」を演奏。とても晴れた気持ちへ導く、最高にグッドなバイブレーションを持った演奏だ。声は出せなくとも、身体は自由に動かせる。フロアでも大勢の人たちが、舞台の上からあふれ出る胸くすぐる音楽に身を預け、気持ちを楽園へ飛ばしていた。
ブルーズなギターが鳴きのフレーズを塗り重ねてゆく。「本当の僕を誰も知らない」と歌いながら、ハシグチカナデリヤは「いとをかし」を通し、気持ちを熱く掻き立てるグルーヴを大きく脹らませてゆく。演奏の中へ、さりげなくセッション風のプレイも組み込み、心地好くもスリリングな演奏も楽しみながら、観客たちを巻き込んでいく。ラフに見せて緻密な演奏を繰り出してゆくところが、卓越したテクニック集団らしいところ。
色を塗りかえるように、ハシグチカナデリヤはホットでグルーヴィー、ソウルフルなダンスロックナンバー「らぶふらくしょん」を演奏。ダンスビートの魔術師でもあるハシグチカナデリヤらしい、気持ちも身体も心地好く揺さぶる音楽の世界へ会場中の人たちを連れだしていった。ハシグチカナデリヤ自身が大きく身体を揺らし、みずからフロアに生み出した熱へ観客たちと一緒に飛び込み、浮かれ騒いでいた。
「とにもかくにも、なんとかカナデリンピックを開催することができました。冬にこのイベントの開催を決めたときは、夏にはもう少し制限が緩くなると思っていたら、直感が思いきり外れました。でも、間違っててもその直感は大事」と、みずからを皮肉りながら、ハシグチカナデリヤは「feeling feeling」を演奏。気持ちを笑顔で弾ませるゴキゲンで明るいグルーヴナンバーに身を預け、ハシグチカナデリヤと一緒に心地好いグルーヴの波の上で楽しくライドしよう。それが、ゴキゲンになるための最良の楽しみ方だ。
アコギの演奏に乗せ、「ドライブしよう」とロマンチックな気分でハシグチカナデリヤは、優しい声を響かせるように「六等星の丘」を歌いだした。とても美しく 暖色系の声の色がフロア中に広がってゆく。ハシグチカナデリヤはゆったりとした演奏に身と心を寄り添え、想いを空へ溶け込ませるように晴れやかな表情で歌っていた。歌に心地好く酔いしれるって。歌に心が癒されるって、きっとこの歌に触れていたときのような、気持ちが穏やかに浮遊していた感覚を言うのだろう。どんどん温かい歌が広がり、何層にも優しさを重ねてゆく。そんな心地好い感覚に、このままずっと溺れていたい。
ライブは後半戦へ。ドラムのビートに合わせ、フロア中から起きた熱い手拍子。その音に乗せ、エキセントリックなギターのフレーズを奏でだした。さぁ、ここから思いきりはしゃぎ倒せと言わんばかりに、ハシグチカナデリヤは「Rin!Rin!Hi!Hi!」を演奏。みずから弾き倒すソリッドなカッティングビートの上で、沸き立つ気持ちを少し突っ込みぎみで歌声に乗せてゆく。気持ちが熱く高ぶるなら、抑えることなく解き放てばいい。熱を脹らませてゆく演奏が、会場中に渦まいてゆく。その熱さに触発され,無数の拳と心の叫び声が,その熱をさらに脹らませていった。
「昨年からしばらく、いわゆる勝負イベントみたいなものをやる雰囲気ではなかったので、そろそろやるぞーと思って夏に開催したらさっき言った通り読み違ってしまったけど。それでも、やって良かったなと思います。また冬くらいに、12月12日またちょっと面白いことをやりますので覚えておいてください。今回のイベントをやったおかげで、40分間、世界で誰よりもかっちょいい男になれたと自負しています。もっといいイメージ、もっといい妄想をしながら聴いてください」
先に生まれた楽しさを、自分や、ハシグチカナデリヤと一緒に未来に作りあげる楽しさを、さぁイメージしよう。誰もが、心の中で「イメージしよう」と歌いながら、舞台から流れだした「イメイジ」を絵筆に、素敵な、楽しい妄想を頭や心の中にイメージしていった。とてもハートウォーミングでグルーヴィーな演奏だ。彼の優しさに包まれながら、妄想の中、気持ちは心地好くアガり続けていた。
最後にハシグチカナデリヤは、超超超超最高のこのひとときを、さらにカルフルに彩ろうと、ループマシンを用いてキラキラとしたフレーズを重ねだした。彼の歌声へ導かれるように流れたのが「超good time」。気持ちを昇天させるグルーヴの魔術師が生み出したグッドな時間。その楽しいひとときに包まれていることが、素直に喜びだ。このひとときを感じる場を失くすなんて絶対にあり得ないこと。音楽はけっして不要ではない。必要な人生の糧。それを改めて示したくて、ハシグチカナデリヤはこの舞台の上に立って歌っていた。
ここで、この日出れなかったSEX MACHINGUNSへの想いを込め、「みかんのうた」をカバー。ANCHANG並のハイトーンヴォイスを響かせ、超絶ヘヴィなギターリフを刻みながら、ハシグチカナデリヤは自分流のスタイルにも染めあげた「みかんのうた」を、「みかんみかんみかん」と叫びながら歌いあげていった。
最後に、この日出演したアーティスト全員が舞台へ集合。みんなで最後に挨拶をし、この日のカナデリンピックを閉幕した。
以前にもハシグチカナデリヤが、「カナデリンピックは4年に一度ではなく、もっと定期的に開催したい」と語っていたように、今は、次の開催を楽しみにしていようか。それが。12月12日なのかと想像も巡らせながら…。
ライブのコメント
ハシグチカナデリヤ
こんなご時世ですから、ここでクラスターが発生しなかったとわかってからが本当の意味での成功だと思いますが、今(ライブ直後)の段階では最高のイベントになったし、現時点では間違いなく成功だったと思います。やってよかったです。今回、延期や中止という選択肢も頭を掠めたんですよ。SEX MACHINGUNSの代打でお願いしたダイナマイト☆ナオキがオファー3日後にコロナになって、出られなくなってしまって「今はやめとけっていう神からの啓示なのか?」と思った夜もありましたけど(笑)
もちろん延期や中止をするのも、開催するのも、どっちも正解だなと思ったんですけど、ギリギリでやる方を選んだって感じです。
そして、これからも大箱でライブをやっていきたいなと思いましたね。当然大箱はお金も高くつきますから、なかなかビビッてしまうところもあります。でも、やっぱり定期的にこういう緊張感があるようなピリつくイベントをやっていかなきゃ、ミュージシャンとしてダメになっていくなと、今日のライブ始まってすぐに思いました。お客さんも普段のライブとはまたちょっと違う感じで楽しんでくれていたように見えました。
またデカ箱イベントやりますので、期待して待っててほしいです。
PHOTO: 高橋圭司
TEXT:長澤智典
コメントテキスト:南明歩
ハシグチカナデリヤ
http://hashiguchikanaderiya.com/
https://twitter.com/sekai_no_83
セットリスト
「実際No Happen」
「いとをかし」
「らぶふらくしょん」
「feeling feeling」
「六番目の丘」
「Run!Run!Hi!Hi!」
「イメイジ」
「超good time」
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