2021-10-26
僕は此処にいる。Ricky、コロナ禍以降、ソロ初の公式有観客ライブを通し満員の観客たちと絆を結びあう
10月16日(土)と17日(日)に渋谷REXを舞台に行った、Rickyの誕生日を祝う2days単独公演「Ricky Birthday Live 2days 2021「THE☆IWAINA☆祭夜」~生まれて翔び出て エイリア~ン'21♡~」。2日間に渡り、異なるメンバーで違うメニューを用意。Rickyにとって、コロナ禍以降初めての公式ソロ有観客ライブ(同時にライブ配信も実施)。観客たちを目の前に歌うことを、とても楽しんでいた。
ここでは、ゲストにGt:kazuya(THE MICRO HEAD 4N’S) / Ba:リウ (メトロノーム)を。SUPPORT MUSICIANに、Gt:眞鍋香我 / Ba:YUCHI(sukekiyo) / Dr:MINAMI(AMBEEK) / Key:おおくぼけい(アーバンギャルド) / Manipulator:巧を迎えた、10月17日(日)の公演の模様をお伝えしよう。
まるで壮大なSF映画のような幕開けだ。気持ちを縛りつける緊張感を持った音に乗せ、Rickyが舞台へ姿を現した。彼は、身体を躍動させるノイジックでエレクトロなビートナンバー「AGITATOR of A☆my」に乗せ、サングラスの奥から観客たちをジッと見据え、クールに歌いかける。これから始まる物語に期待と驚異を与えてゆく幕開けだ。演奏が進むごとにリズムが強く鳴り出せば、フロア中の人たちも頭上付近まで手を振り上げ、臨戦態勢に入ってゆく。
「ようこそ!!」。Rickyは、「キミリテラシー」に乗せ、沸き立つ気持ちをぶつけだす。カラフルな音のシャワーを全身に浴びながら、大きく手を振り上げ騒ぐ観客たち。Rickyも、伸びのある歌声を響かせ、観客たちに嬉しい刺激を与えていった。Rickyの「ジャンプ!!」の声を合図に飛び出した「曖昧モラトリアム」では、フロア中の人たちが跳ねたビートに身を預け、上へ上へと跳ねだした。その様をサングラスの奥から熱い視線で見つめながら、Rickyは沸き立つ気持ちをフロア中へ解き放つように歌いあげていた。
サングラスを外し、優しい眼差しを持って観客たちを見つめながら、前日のライブのことを振り返るように語るRicky。この日のメンバーは、Rickyの歴代の衣装を身につけて登場。Rickyも新衣装姿に。それも嬉しい見どころだ。
ここからは、R*A*P時代の楽曲たちを次々と披露。心を解き放つように歌った「メッセージ OF 炎」では、高く突きあげた拳をくるくるまわすRickyの動きに合わせ、フロア中でも同じ動きが生まれていた。胸を熱く騒がせる躍動的な演奏に乗せ、少しずつ想いを解き放つように歌うRicky。フロア中の人たちも拳やサイリウム、指に付けたカラフルなリングライトを揺らし、Rickyと心を重ね合わせていた。
それまでの開放的な空気を一気に切り裂くように、Rickyは荒ぶる音を突きつけた。激しさと雄々しさを兼ね備えた「未来☆ワールド」が示した、輝く未来への道。破壊力満載のダークでワイルドな「愛しのEMERGENCY」でRickyは、この会場を赤黒い熱狂渦巻くデンジャラスな空間へ染め上げていった。
ゲストで登場したのが、THE MICRO HEAD 4N'Sのギタリストkazuya。披露したのが、kazuyaがRickyに提供したバラードの「闇の世界-Light to Light-」。美しく壮麗な景観を描き出す楽曲に乗せ、Rickyは想いを届けるように優しい声で歌っていた。歌声と演奏に心が包まれてゆく、その感覚がたまらない。Rickyの横でギターを掻き鳴らすkazuyaの姿も強烈な存在感を放っていた。終盤、ギターの手を止め、祈るように両手を胸に当てていたkazuyaの姿も印象的だった。
バーンとピアノを叩き鳴らし、アバンギャルドな音を叩きつける。その音へ重なるkazuyaのノイジックなギターの音。Rickyの声を合図に飛びだしたのが、「BLACK ANT」。それまでの温かい世界を一気にドス黒い闇で覆い尽くすように、重厚な音が響き渡る。Rickyは叫びにも似た声で歌えば、サビでは闇に落ちてゆく世界へ情熱を注ぎ込み、この場をさらにカオスな熱狂の空間へ染め上げていった。
「みんなの心が晴れますように」。キラキラとした音色に乗せて届けたのが「雨のスパイラル」。Rickyがタオルをまわす姿とシンクロするように、観客たちも手にしたタオルを振りまわせば、飛び跳ねるRickyの動きに合わせ、中に生えた小さな翼をはためかせ一緒に跳ねる場面も登場。。Rickyの歌に呼応するように大きく手を振り続ける観客たち。気持ちを一つにしたときに生まれた、フロア中が揺れる景色が最高に鮮やかだ。
次のゲストで登場したのが、メトロノームのベーシストのリウ。強烈なグルーヴロックが身体を直撃。ファンキーでダンサブルなディスコロックナンバー「ヨウコソサヨウナラ」へ触発され、みんな一斉に跳ねだした。ギラギラとした極彩色な音が飛び交う中、Rickyが気持ち騒がせる歌で観客たちを沸かせてゆく。強烈なビートに気持ちをシンクロしながら大きく手を振り、跳ねる観客たち。演奏するリウを見ながら歌うRickyの姿も印象的だ。グルーヴィな熱いディスコロックの洗礼を受け、フロア中がいつしか巨大なクラブに様変わっていた。
続けざまに披露したのが「Hi-Techno Boy」。こちらも、テクノ色の強い音色と強烈なロックのビートと重ね合わせたダンスロックナンバー。華やかさと破壊力をクロスオーバーした楽曲を武器に、Rickyは観客たちを挑発し続ける。挑むように、煽るように歌い叫ぶRickyの姿が、とても凛々しい。Rickyの「Techno Boy」の声へ,「Hi」と心で叫びながら派手に手のアクションを返す観客たち。フロア中が沸き上がる。激しく騒ぐ人たちにまみれた、このカオスな環境が最高に刺激的だ。Rickyの歌声のキーが上がるごと、観客たちの掲げた腕もぐんぐん高く伸びてゆく。この一体化が最高にエモい!!
最後にRickyが届けたのが、リウがRickyのために提供した「人の振り見て我がREFRECTION」。それまでの熱狂をすべて広い懐で抱きしめるようにRickyは歌いだす。だが、楽曲が一気に躍動するのに合わせ、Rickyは雄々しい声を響かせだした。フロア中の人たちも、身体を直撃する破壊的なダンスビートに乗せ、高く手を掲げ跳ね続ける。その様を見ながら、挑むような姿で歌うRicky。最後までRickyは激熱な演奏と歌声で、この会場を熱く沸かせていった。
ここから新しい世界(Future World)を作りあげるように、Rickyがアンコールの最初に歌ったのがR*A*Pの「ソラノカケラ」。ふたたびR*A*Pナンバーの世界へ。穏やかな演奏の上で、Rickyは優しい声を響かせていた。希望や未来を手にしようと歌うRickyの声をつかもうとするように、たくさんの人たちが伸ばした手で同じように明日を、願いを、未来へ向けて繫ぐ命をつかみ取ろうとしていた。
ふたたび、この会場へ熱狂を連れ戻すように、Rickyは派手でカラフルな、激しさと重厚さを重ね合わせた「NO?フィクション」を通し、観客たちを煽りだした。熱情した演奏の上で、雄々しく歌い叫び続けるRicky。荒ぶる感情を増幅させるように「幸福あれ!」が流れだす。サビでは、晴れ渡るRickyの歌声と腕の動きに合わせ、フロア中の人たちも同じ振りを真似ながら、一体化した熱にあふれた空間を作りあげていった。間奏では「Oi!」「Oi!」と叫ぶRickyの煽りに触発され突き上がり続けた拳の風景も圧巻だ。
ゲストのkazuyaとリウが、Rickyの誕生日を祝おうとケーキとプレゼントを持ってふたたび舞台へ登場。ここからは、kazuyaとリウもメンバーに迎え、演奏。届けたのが、気持ちを熱くアップさせる「↑UP←SIDE→DOWN↓」。フロア中の人たちが頭上高く掲げた手をくるくるまわしながら踊りだす。攻めるように大きく高らかに歌うRickyの歌を音頭に、フロア中の人たちが立ったりしゃがんだり(アップサイドダウン)しながら騒ぎ続ける。Rickyがアップすればダウンし、Rickyがダウンすればアップする。その様をみんな本気で楽しんでいる。会場中が大人の遊戯場と化してゆく。それって最高じゃない!!
何があってもここで歌い続けると。この場に存在し続けると約束を交わすように、最後にRickyは「My name is…」を、温かい声で届けてくれた。歌詞のひと言ひと言を自分自身にも言い聞かせるようにRickyは歌っていた。その歌声へ向け、フロア中からたくさんの手が伸びていた。みんなで作りあげる温かなこの場所こそ、Rickyにとって、ここに集った一人一人にとっても大切なマイホーム。還るこの場所で、これからもRickyと一緒に心の底から生まれる笑顔と喜びを分かち合いたい。僕ら、わたしたちは、いつでもここに足を運ぶから、Rickyも、ずっとこの場で「此処にいるよ」と歌声を響かせていて欲しい。
また必ず新しいRicky Worldを作って戻ってくる」とRickyは約束してくれた。その約束が果たされる日を、今は心待ちにしていようか。
最後に、Rickyからのコメントをお届けしよう。
「2日間、まったくガラッと変えた演目で、無事にライブをお届けできました。一人でも感染したら出来なくなるというリスクの中で、お客さんを含め、全員がここに集まれたのはすごい奇跡だなと思っています。2日目の公演は、MINAMIくんがドラマーということから、当時よく叩いてもらっていた理由もあってR*A*Pの曲もやらせてもらいました。お客さんを前にすると気合も入るし、自然と乗せられていく感覚が懐かしかった。昨日も今日も、とても良い刺激になりました。無事に2日間終えられて良かったです。この模様はぜひアーカイブでご覧になってください」
PHOTO:折田琢矢
TEXT:長澤智典
セットリスト
「AGITATOR of A☆my」
「キミリテラシー」
「曖昧モラトリアム」
MC
「メッセージ OF 炎」
「未来☆ワールド」
「愛しのEMERGENCY」
(ゲスト kazuya)
「闇の世界-Light to Light-」
「BLACK ANT」
「雨のスパイラル」
(ゲスト リウ)
「ヨウコソサヨウナラ」
「Hi-Techno Boy」
MC
「人の振り見て我がREFRECTION」
-ENCORE-
「ソラノカケラ」
「NO?フィクション」
「幸福あれ!」
kazuya&リウ 入り
「↑UP←SIDE→DOWN↓」
「My name is…」
Ricky オフィシャルサイト
http://hyperneosoloist.com/ricky/
Ricky BLOG
https://ameblo.jp/ricky-soloist
Ricky twitter
https://twitter.com/Ricky_A_Prmkv
★インフォメーション★
Ricky
歌手人生20周年記念ZOOMオンラインイベント
「THE☆YAMAARI☆TANIARI☆CKY」
~旅行はダメでも関係良好♡2021~
<日程>
2021年11月23日(火・祝)
<時間>
ー第一部ー
11:00~スタート
ー第二部ー
15:00~スタート
<イベント参加費>
3,900円(税込)
<特典>
デジタルフォト&スペシャル映像URL送付
※スペシャル映像はイベント中に使用された映像になります。
<2SHOTタイム参加費>
■まったりっきーコース:3,000円
2分+サービスタイム=(約3分)
■しっぽりっきーコース:5,000円
4分+サービスタイム=(約5分)
ー第二部のみー
■じっくりっきーコース:8,180円
7分+サービスタイム=(約8分18秒)
受付開始
10/20(水) PM12:00から
https://kk-kanko.com/Ricky20thonline/
応募締切
11/10(水) 13:00まで
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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