2020-02-23
Ricky、10年の歳月で見つけた光で在り続けるために歌う理由

気付けばDASEIN、R*A*Pとして活動していた期間よりも長い時間をソロイストとして活動していることになる。2013年に事務所から独立し、“この世界、社会に生きる誰もがソロイストである”をテーマに“HYPER NEO SOLOIST”を掲げ活動する唯一無二のボーカリスト・Rickyのソロデビュー10周年を記念するアルバム『R☆LITERACY』を引っ提げたツアー『THE☆CON-10-PORARI☆CKY~我がため 誰がため 君がため~』のファイナルを2月15日に東京・渋谷REXで開催した。
暗転した会場を色とりどりのフラッシュリングが彩るなかRickyが現れ、『R☆LITERACY』と同じく「AGITATOR of A☆my」でライヴはスタート。「ようこそ。Rickyです。今日はツアーファイナル。みんながハッピーになれる“とっておき”を持ってきたぜ!」とフロアに挨拶をするとバンドメンバーもステージインし「キミリテラシー」を演奏。今回のアルバムのタイトルにも採用されている“リテラシー”というワード。そう、Rickyは10年もの間A☆my(Rickyファンの総称)と接してきたA☆myリテラシーに富んだ人物。いわばA☆myに “とっておき”を教えてくれるキュレーションサイトなのだ。続く「人の振り見て我がREFRECTION」ではトレードマークのサングラスを外すとフロアから歓声があがる。これも何をすればA☆myが喜ぶかを知っているRickyなりのリテラシーなのかもしれない。
会場に七色のレーザーライトが射すと「曖昧モラトリアム」の四つ打ちサウンドが体の芯に響く。このレーザーライトを操っているのが昨年からタッグを組んでいるryosuke hagihara(NAIFF/WING WORKS)だ。さらにエレクトロポップナンバー「雨のスパイラル~A Rainy Spiral~」ではD’zのKO-HEYとKAZUKIが傘を使った独創的なダンスで魅せる。サウンド以外にも様々なアーティストとともに作り上げるのがRickyのライヴの魅力だ。
バンドメンバーが退場し、再び巧(Mani)と二人になったRickyが「たくさんのアーティストが世の中にいて、それでたまに凹むこともあるんですけど、そういうとき僕は自分にこう言い聞かせます」と始めたのは「僕には僕の世界がある」。さらに巧のループするシンセに淡々としたポエトリーリーディングを乗せた「独白-Golden Time-」では、朗々と歌い上げるサビとのコントラストが映え、Rickyの歌をより堪能することができた。
バンドメンバーが再びステージインすると重厚なバンドサウンドが炸裂した「BLACK ANT」をプレイし、ばる(Dr/DuelJewel)がそのパワーヒッターぶりを遺憾なく発揮すると、各メンバーのソロタイムを経て始まった「ヨウコソサヨウナラ」では刻(Gt/ex.BFN)の小気味いいカッティングが冴える。そしてラストスパートと言わんばかりにアゲアゲテクノチューン「Hi-Techno-Boy」を叩きつけると、YUCHI(Ba/sukekiyo)のグルーヴィーなベースが会場にうねりをもたらし、オーディエンスはフロアを揺らす。
「さぁ、もっと声を聞かせてもらおうか」とフロアに投げかけるとオーディエンスからRickyを呼ぶ声が響く。先ほどの熱をそのままにキラーチューン「↑UP←SIDE→DOWN↓」をドロップすると、フロアではタイトルのとおり縦横無尽にモッシュが巻き起こり、盛り上がりは最高潮に達する。さらに「まだまだ俺の世界にはみんなの力が必要だ!」と叫ぶと本編ラストに「R☆MY WORLD」を披露。サイリウムの光で埋め尽くされたフロアのA☆myに向けて思いを込めて歌い上げ、Rickyはステージを後にした。
アンコールは季節外れの春の陽気となったこの日のためかのような「春風、吹く日に…」からスタート。曲中に「10年、ありがとう」と感謝を述べると、フロアからは拍手が起こった。さらに「覚醒リフレーミング」「洗脳ビリーヴァー」とエレクトロナンバーを立て続けに演奏したのち「嘘偽りなく、みなさんのおかげで僕はこの闇を生きていられます」と話し、KAZUKIのコンテンポラリーダンスとともに「闇の世界~Light to Light~」をまっすぐにA☆myに届けた。そしてRicky自身の自己紹介を歌にしたパーティーチューン「ALIEN<from>TOKYO」は開演前の前説での予習の甲斐あってか振り付けもばっちりであった。これまでの10年間、Rickyには様々なことがあった。中でも大きな出来事が2017年の声帯ポリープの手術だろう。その当時の心境を綴ったのが「My name is…」だ。まるで当時を思いながら、今歌っていることの喜びを噛みしめるようにこの曲をアンコールの最後に我々に届けてくれた。そして、アンコールでは5月31日にTSUTAYA O-WESTでワンマンライヴを行うことも発表され、会場からは大きな歓声があがった。
フロアのA☆myからの鳴りやまないアンコールに応えてくれたRickyは10周年記念先行シングルでもある「O.1.O~Only One Ocean~」を披露。赤でもなく青でもない自分だけのオーシャンを作るという“HYPER NEO SOLOIST”にも繋がる意志を歌い、「まだまだ誰も見たことない世界作ろうぜ!一緒にどうだい?」と問い掛けた。まだまだ熱が冷めやらないフロアに対して「まだまだ一緒に暴れたいぜ!」とこの日二度目となる「↑UP←SIDE→DOWN↓」を叩きつけ、さらにフロアから泣きの「あと1回!」コールが飛び出すと「キミリテラシー」をもう一度披露し、この日のライヴの幕を閉じた。
“我がため 誰がため 君がため”。一体何のために、誰のために歌うのか。ボーカリストにとって永遠のテーマなのかもしれない。<僕の人生の闇の中に光をくれた そんな君の闇を照らす光になるためのR☆MY WORLD>とは「R☆MY WORLD」の一節だが、Rickyにとっての光はA☆myであり、そのA☆myにとっての光であろうとするのがRickyなのである。これからも彼は彼だけの大海を切り拓き、光で在り続けるのだろう。それがRickyの“歌う理由”なのだから。
取材・文 オザキケイト
写真・ 折田琢矢
<THE☆CON-10-PORARI☆CKY ~我がため 誰がため 君がため~>
2020.02.15(土)@渋谷 REX セットリスト
01. AGITATOR of A☆my
02. キミリテラシー
03. 人の振り見て我がREFRECTION
04. 曖昧モラトリアム
05. 雨のスパイラル~A Rainy Spiral~
06. 僕には僕の世界がある
07. 独白-Golden Time-
08. BLACK ANT
09. ヨウコソサヨウナラ
10. Hi-Techno-Boy
11. ↑UP←SIDE→DOWN↓
12. R☆MY WORLD
ENCORE
13. 春風 吹く日に…
14. 覚醒リフレーミング
15. 洗脳ビリーヴァー
16. 闇の世界~Light to Light~
17. ALIEN<from>TOKYO
18. My name is…
ENCORE2
19. O.1.O~Only One Ocean~
20. ↑UP←SIDE→DOWN↓
21. キミリテラシー
【公式HP】http://hyperneosoloist.com/ricky/
【Twitter】https://twitter.com/Ricky_A_Prmkv?s=20
DASEIN JOE BIRTHDAY LIVE EVENT 「WELCOME TO THE FACE」
~4848 de よかよか~
3/15(日) 東京 渋谷 REX
DASEIN
20th Anniversary TOUR 2020
「TWENTY△▽TRINITY」
~夢つれて おもへば一夜 二十年~
4/04(土) 札幌 Crazy Monkey
4/05(日) 札幌 Crazy Monkey
4/18(土) 金沢AZ
4/19(日) 長野 LIVE HOUSE J
4/25(土) 横浜 BAYSIS
4/26(日) 西川口 LIVE HOUSE Hearts
5/16(土) 長崎 プラザおおむら
5/17(日) 長崎 プラザおおむら
6/06(土) 神戸 VARIT.
6/07(日) 大阪 RUIDO
ーTOUR FINALー
6/20(土) 赤羽 ReNY alpha
------------------------------
Ricky
NEXT ONEMAN
5/31(日) 東京 SHIBUYA TSUTAYA O-WEST
※詳細 近日解禁!!
Crazy Monsters
〜春の祭典〜 40min. x cylinder
3/22(日) 東京 新宿ReNY
<出演者>
Ricky / Crack6 / 西田”marcy”昌史 from EARTHSHAKER / C4
ALICE IN MENSWEAR x Ricky
2MAN ツアー
「AtelieR3」
6/27(土) 大阪 club vijon
6/28(日) 大阪 club vjjon
7/04(土) 名古屋 CLUB 3STAR IMAIKE
7/05(日) 名古屋 CLUB 3STAR IMAIKE
7/12(日) 東京 渋谷 REX
記事提供元:
記事リンクURL ⇒
※この記事をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
Ricky 新着ニュース・インタビュー
新着ニュース
-
今年初ライブ<BEST OF SID 2025>で盛り上がった4月10日、“シドの日” 秋のツア...2025-04-16
-
コラボ楽曲「MYOSOTIS」完成記念、中恵光城×Milli(囁揺的音楽集団AsMR)対談!2025-04-16
-
『いじくりROCKS!』#62はMUCCが全員集合!2025-04-14
-
狂い咲くことほど美しい熱狂はない。DAVIDが最新作を手に描いた 「双面神Janus(...2025-04-14
-
Finally×カラオケパセラとの期間限定コラボ企画が決定。特製Finallyハニトーやメ...2025-04-14
-
MUCC、ニューアルバム「1997」携えた全国ツアー初日ライヴレポ2025-04-14
-
DAVID NEW VISUAL解禁! 4/9(水)SHIBUYA DIVEにて2nd FULL ALBUM発売記念ワンマ...2025-04-08
-
マオ(シド)が今夏開催するツアーの詳細決定! タイトルは「MAO TOUR 2025 -夜...2025-04-04
-
Petit Brabancon、対バンシリーズ“CROSS COUNTER” 東京2days初日、The BONEZと...2025-04-04
-
DEZERT、Miyako生誕祭ライヴレポート2025-04-04
-
膝上の美麗なVTuberのギター弾き、猫音みる。1stワンマン公演で魅せた華激な衝撃!2025-04-02
-
6月9日MUCCの日、イベント詳細解禁!恵比寿 The Garden Hall にてリクエストライ...2025-04-02
-
DEZERT、『SUMMER PARTY ZOO』が今年も開催決定!Zepp Hanedaで一夜限りの夏祭り。2025-04-02
-
メジャー2年目に突入したDEZERTが6月にニューアルバムのリリースを発表!2025-04-02
-
唯(umbrella)、ソロ初の単独ツアー【overwrite】開催決定!新アー写も公開2025-03-31
-
Petit Brabancon、死闘を繰り広げた対バンシリーズ“CROSS COUNTER” 続編2025年9...2025-03-31
-
「ARK」ツアーを深く知る鍵となるXANVALAの最新EP『ANCHOR-EP』、4月2日にDROP!!2025-03-24
-
4thワンマン公演の場で、発表!ぶっとび!パンデミック、2026年1月28日、Zepp S...2025-03-24
アーティスト・楽曲・50音検索
人気歌詞ランキング
新着コメント
HY / 『Street Story』
Site de betting o site Pagbet
pagbet oficial
Pagbet – o lugar perfeito para quem adora apostas!
Se você curte eventos ao vivo, venha fazer suas apostas com ofertas
imperdíveis.
pag bet
HY / 『Street Story』
لماذا كازينو 888 هو الأفضل للاعبين العرب؟ casino 888 في
كازينو 888، يمكنك اللعب بثقة والحصول على مكافآت مذهلة!
لا تفوت فرصة تجربة الألعاب الرائعة والفوز بالجائزة الكبرى.
سجل الآن! كازينو 888
HY / 『Street Story』
Status elevato: diventa membro VIP su GratoWin e guadagna benefici straordinari.
gratowin casino
Vuoi un ambiente sicuro? GratoWin è la risposta! Con certificazione SSL, puoi vincere in sicurezza.
Inizia con un bonus di 7€ istantaneo.
gratowin casino
SCANDAL / 『LUMINOUS』
あああ
HY / 『Street Story』
استمتع بلعب الكازينو عبر الإنترنت من موقع 1xbet
– الخدمة المتميزة في مصر
Kudos on a great job; you motivate others! ?????? 404 Not Found
