2022-10-01
deadman、ツーマンライブシリーズ 初日 w/RAZORライヴレポ
長く続くコロナ禍。声の出せるライヴがいまだ取り戻せない音楽シーンにおいて、deadmanが2022年現在も活動していることは僥倖と言えよう。
期間限定だった復活が、コロナによるライヴの延期をきっかけに続行されているのだから。
そんな彼らが、ここに来て俄然やる気を見せているのがまた嬉しい。
3か月連続で行われる、2man live series 2022 「co staring of the dead」では、対バンとして9月はRAZOR、10月はアルルカン、11月はDEZERTと、世代の異なる、活きのいいバンドをチョイスしたことにも、彼らの意気込みが現れている。
そのシリーズのトップバッターを務めたのがRAZORだ。
9月27日、新宿BLAZEに集った興味津々のオーディエンスに向けて、まずは「ANOTHER」でこの夜の幕は開いた。
「瓦礫」「LIQUID VAIN」と、メロディが印象的な曲を続け、激しくもキャッチーで耳に残る歌を持つ彼らの魅力をさらけ出す。
さらに、手拍子にヘドバン、ジャンプと、オーディエンスがノれるポイントをいくつも設け、飽きさせない。
「DISRESPECT」ではラップを取り入れるなど、挑戦的なアプローチにメンバーの意欲がうかがえる。
華やかなピアノのイントロから、明るい光に満ちた世界を広げた「眠れぬアステカ」では、ファルセットを交えた大サビで解き放たれるような心地よさを体感させてくれた。
2マンライヴの対バンに選ばれた喜びを素直に口にした猟牙が、「MAD INVISIBLE」を硬軟使い分けながら歌い上げると、次の「ブルータルモダン」でその歌声はさらに自在に変幻する。猟牙に負けじと弦楽器陣もオーディエンスを煽り、焚きつけていった。
ライヴの最後を飾ったのは、来月リリースを控えた新曲「CRIES OF ART」。
壮大な世界がドラマチックに描き出され、会場を圧倒した。猟牙はフロアへ視線を投げかけ、確かめるように何度もうなづく。
先輩の胸を借りたこのステージで、またひとつ何かをつかんだのかもしれない。
10月22日札幌からスタートする6周年記念ワンマンツアーで、その姿を確かめたい。
続く後攻のdeadmanがどう迎え撃つか、期待が高まる中、登場した眞呼の姿には何か違和感が。それは顔面に巻き付けられた包帯。
ネコの耳のように髪の毛が顔をのぞかせ、可愛いとも不気味とも言えるその風貌は、眞呼ならでは。
オーディエンスの反応などどこ吹く風、「lunch box」で初っ端からトバし、そのまま「please god」へ。
「兄弟!」「welcome!」と、いつもの調子で呼びかける。
鼓動のように刻むビートの上に、哀しみに満ちた歌声が流れ出したのは「盲目の羽根と星を手に」。
生きていくうえで逃れられない絶望を美しく歌い上げる。青い照明に光るミラーボールが哀しみを増幅させるよう。
「体温」では、ギターの音色からかすかな温もりを感じ、4人の音と声のみのシンプルなサウンドにこそ体温が宿るようだった。
ギタートラブルのため、代わりにMCをとった眞呼が、曲中とのギャップで空気を和ませたところで、猟牙の登場。
この2マンライヴに対して、キッズの自分は「ヤッタ!」と盛り上がっているとMCで語っていただけに、リスペクトを込めて「blood」を眞呼とともに歌う。世代を超えて刺激し合う、貴重なシーンとなった。
「quo vadis」「re:mark」とたたみかけ、しばしの沈黙に、aieが弦を弾く音が零れ落ちて始まったのは、「additional cause for sorrow」。ステージ上に光が満ちるに連れ、切なる想いが張り詰めていく。
そんな美しい光景が影を帯び、黒く塗り潰され、訪れた闇に続くのは、「蟻塚」。
真っ暗闇に、ブラックライトに照らされた眞呼の顔が浮かび上がり、口から吐き出される液体が光る。
ステージはほぼ何も見えない状態だが、確かにそこに何かがあるという存在感がひしひしと迫りくる。
それは、死体が持つただならぬ存在感ではなかったか。
何も見えないのにまるで目が離せないステージは、ドラムの深い深い一打に合わせて暗転し、得体のしれない存在もふっと消えたよう。緊張がほどけていく中で沸き起こった拍手が、終演を告げていた。
11月に6周年を迎えるRAZORと2006年に活動休止したdeadmanが、それぞれの個性を見せつけ合ったこの夜。
改めて、いわゆるヴィジュアル系の面白さ、奥の深さ、そしてこれだけの歴史が紡がれてきていることを実感した。
この2マンシリーズでは、そんな魅力がもっと楽しめそうだ。
この後、deadmanと対峙するアーテストはアルルカンとDEZERT。
どんなステージが繰り広げられるのか、今から待ち遠しい。
≪ライブスケジュール≫
■deadman 2man live series 2022 「co starring of the dead」
会場:新宿BLAZE
日程:2022年10月24日(月) w/アルルカン
2022年11月1日(火) w/DEZERT
【開場/開演】17:45/18:30 (2公演共に)
【チケット代】 前売 7,500円(税込) オールスタンディング(整理番号付き/全自由)
入場時ドリンク代別途必要/スマチケのみ(分配可)/同行者登録有り
【チケット発売中】イープラス https://eplus.jp/sf/word/0000004967
deadman オフィシャルホームページ http://deadman.jp /
deadman オフィシャルTwitter https://twitter.com/deadman_fuz
眞呼 オフィシャルTwitter https://twitter.com/maco_nightlight
aie オフィシャルTwitter https://twitter.com/thegod_aie
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
1つ前のコメントの方へ
「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
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