2023-05-19

水谷若葉、初のワンマン公演で24歳の意思と決意を、歌を通して伝えてきた。

前日に誕生日を迎え24歳になった水谷若葉。誕生日のお祝いも兼ねた彼女にとって初となるワンマン公演「水谷若葉ワンマンライブ「Grow up〜The 24th birthday 〜」を、5月13日(土)に品川J-SQUAREで行った。この日より『一歩』のCD盤を会場先行リリース(5月24日に全国流通スタート)。開場時には、愛媛出身の水谷若葉らしく、"四国はイイトコアンバサダー"として四国各地の名所をナビゲートした映像も上映。チケットは完売。観客たちの期待を胸にライブが幕を開けた。


 ライブの幕開けを飾ったのが、最新シングル『一歩』にも収録中、水谷若葉の始まりを告げた初のオリジナル曲『スタートライン』。爽やかな歌声の風を運ぶ彼女に向け、客席中から熱い手拍子が起きていた。水谷若葉自身もフロアにいる一人一人をしっかりと見つめながら、ここから夢を胸に走り出す気持ちやみずから描く未来の景色を一緒に見にいこうよと、訪れた人たちを誘うように「夢は夢のままじゃ終われない」と元気いっぱいに歌っていた。

ここからは、水谷若葉にいろんな面で影響を与えてきたアーティストたちの楽曲を次々と歌唱。歌詞に綴った思いへ寄りそうように、今の自分自身の気持ちと重ねあわせ、強い意思を持って歌いあげたmiwaの『don't cry anymore』。この曲では伸びやかな、でも強い存在感を放つ水谷若葉の歌声の魅力(本質?)を味わえたのが嬉しかった。男性ヴォーカルナンバーも好んで歌う水谷若葉らしく、優里の『ピーターパン』では低音域の歌声の魅力をアピール。低域でさえ…というよりも、もしや低音域のほうが彼女の太い歌声の魅力を味わえる?!ライブはまだ序盤にも関わらず、水谷若葉の多様性を持った歌の魅力に惹かれだしていた。

 MCでは24歳になったことをアピール。AIの『Story』でも低音域の歌声を魅力に溜めを生かしたスタイルで歌唱。深い恋心へ、水谷若葉らしい清楚な思いの色を加えるように優しく、でも朗々と歌いあげていった。カントリー風の曲調が心を軽やかに刺激する。aikoの『ボーイフレンド』を通して見せたカラッと明るく晴れた歌声。アイドル衣装に着替えを終えて歌ったAKB48の『会いたかった』でも元気いっぱいに愛らしい姿を提示。フロア中の人たちが大きく手を振り彼女にエールを送っていた。

 MCではアイドル"わかち"に成りきってアピールする場面も。HoneyWorksの『ファンサ!』では、愛媛出身の水谷若葉らしく伊予弁に変えて歌唱。歌詞の端々を「夢みせるけん」「泣きそうやわ」「また会えるけんね」など伊予弁に変えたことで、より身近で愛らしさが出ていたのもこの曲の聞きどころになっていた。この曲では「好きになってや」「もっと」とファンたちとかけあう場面も印象的だった。

 ふたたび衣装を着替えシンガーモードに。あいみょんの『生きていたんだよな』では、心の内を呟くようにクールに言葉を繰り出す面も提示。同じ心の内に秘めた思いを歌うという面では、マカロニえんぴつの『ヤングアダルト』を通して少し軽やかに気持ちを表現。菅田将暉の『ロングホープフィリア』でも、水谷若葉は同世代前後の人たちの心の声を代弁するように、等身大の気持ちで朗々と「生」を与えるように歌っていた。

MCではタイトルに記した「Grow up」と名付けた理由として「大人として生きなきゃいけないけど。でも子供心を忘れたくない。そんな風にがむしゃらに生き続けてきた24歳の人生の中で助けられた歌や、子供心のある歌たちを集めたことから、この言葉を持ってきた」と語っていた。

葛藤や挫折も前向きに受けとめてゆく水谷若葉。そんな自分を自由に育ててくれた母親へ向けて歌ったのがkiroroの『未来へ』。この日、会場には母親と祖母も足を運んでいた。思いを込めて歌う娘の声や姿を、どんな気持ちで受け止めていたのだろうか…。(この曲を、母ではなく、祖母が泣きながら聴いていたらしい)

 ライブも後半へ。この日は生誕祭も兼ねていた理由もありBUMP OF CHICKENのBirthday Number『HAPPY』を歌唱。途中「Happy Birthday」と歌を掛け合う場面も登場。フロアからは終始、彼女へ向けて温かい手拍子が起きていた。Mrs. GREEN APPLEの『ダンスホール』を通し水谷若葉はこの会場をダンスホールに染めてゆく。観客たちも椅子に座りながらも心地好く身体を揺らしていたのが印象的だ。ラス前に歌ったあいみょんの『愛を知るまでは』で、恋心とみずからのこれまでの歩みを重ねながら晴れた歌声を力強く響かせていた。そして…。

最後に水谷若葉が歌ったのが、この日よりCD盤も先行販売になったオリジナル曲の『一歩』。背景には『一歩』のMVも上映。晴れた気持ちに導く、とても爽やかな楽曲だ。彼女自身の日常の心模様も歌詞に重ねながら、「失くした欠片をもう一度心に埋めながら」と自分を信じて、ここから。そして、いつだって夢に向かって一歩一歩しっかりと踏みだしてゆくみずからの決意をこの曲に込めていた。『スタートライン』も『一歩』も、水谷若葉が未来へと続く道を歩む上で彼女自身の心の背中を押してゆく歌になるだろう。もちろん、気持ちが挫けそうな人や夢に向かって頑張る人たちの心の背中もこの2曲は押してくれるはずだ。


水谷若葉が踏みだした新しい一歩。彼女が次に記す歩みがどんな道を示してゆくのか楽しみにしていたい。


PHOTO:牧野健人
TEXT:長澤智典


セットリスト
『スタートライン』/水谷若葉
『don't cry anymore』/miwa
『ピーターパン』/優里
『Story』/AI
『ボーイフレンド』/aiko
『会いたかった』/AKB48
『ファンサ!』/HoneyWorks
『生きていたんだよな』 /あいみょん
『ヤングアダルト』/マカロニえんぴつ
『ロングホープフィリア』/菅田将暉
『未来へ』/kiroro
『HAPPY』/BUMP OF CHICKEN
『ダンスホール』/Mrs. GREEN APPLE
『愛を知るまでは』/あいみょん
『一歩』/水谷若葉

SNS
Twitter
https://twitter.com/wakabaaaa512


★インフォメーション★


2023年5月24日(水)CD全国発売
水谷若葉「一歩」
1、一歩
2、スタートライン
3、一歩(カラオケ)
4、スタートライン(カラオケ)
STRD-0273 ¥1,320(税込)



【スケジュール】
5/20(土)東京ビッグサイト「デザインフェスタ」15:00〜「もにまるずブース」応援
5/21(日)東京ビッグサイト「デザインフェスタ」13:00〜「もにまるずブース」応援
5/24(水)CD「一歩」全国発売
5/24(水)19:00〜HMV池袋エソラ
5/27(土)12:00〜「西多摩フェス」(青梅)※出演は14:00〜
5/27(土)18:00〜HMV立川
6/2(金)17:00〜COCOONひろば平和島「HEIWAJIMA MUSIC HOUR」

6/3(土)13:00〜ボウリングオフ会
6/3(土)18:00〜タワーレコード横浜ビブレ店
6/8(木)20:00〜渋谷クロスFM「すきラジ」
6/10(土)18:00〜タワーレコード川崎店
6/17(土)14:00〜横浜ワールドポーターズ 1F「ハワイアンタウン」
6/17(土)17:40〜伊勢佐木町CROSS STREET「やってみnight!LIVE」※出演は19:10〜

【アンバサダー情報】
・「村重酒造」アンバサダー
・「四国はイイトコ」アンバサダー
・「Sun2Diner」アンバサダー
・「もにまるず×みきゃんコラボ」アンバサダー

【タイアップ情報】

●サンテレビ「さや香・ラニーノーズ・ネイビーズアフロのバツウケテイナーR」エンディングテーマ

サンテレビ 毎週火曜 22時00分〜
札幌テレビ 毎週火曜 25時29分 ~
テレビ神奈川 毎週土曜 25時30分 ~
長野朝日放送 毎週金曜 25時20分 ~
テレビ和歌山 毎週日曜 24時00分 ~
KBS京都 毎週土曜 21時00分 ~
大分放送 毎週日曜 25時20分 ~
千葉テレビ 毎週水曜 25時15分 ~
BSよしもと 毎週日曜 25時00分 〜


●調布FM「サカガミと魔法のラジオ」5月エンディングテーマ
●調布FM「あやふみ’s BAR」5月エンディングテーマ
●市川うららFM「スタラジ」5月エンディングテーマ


【MV放映情報】
新宿アルタビジョン
5/24(水)〜5/30(火)毎時56分頃〜

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