2023-05-24
XANVALA<Vo.巽/Gt.Yuhma>×摩天楼オペラ<Vo.苑/Key.彩雨>対談インタビュー後編
最新アルバム『NIX』を引っ提げたワンマンツアーを敢行中のXANVALAと、Zepp Hanedaにて16周年記念ワンマンを大成功に収めたばかりの摩天楼オペラ。勢い増す期待のバンドと長年ヴィジュアル系シーンを牽引してきたバンドが、6月19日、恵比寿LIQUIDROOMにて2マンライヴ「斬劇」を決行する。
XANVALAからはVo.巽とGt. Yuhma、摩天楼オペラからはVo.苑とKey.彩雨が代表として対談に参加。2バンドの関係性やライヴに向けた思いを語ってもらった。
互いに率直に聞きたい質問、そして、2マンライヴ当日への意気込みを収録した、対談インタビュー後編をお届けする。
◆ ◆ ◆
さっき「人をよく褒める」って言われましたけど、彩雨さんも俺たちのことを気遣ってくれるんですよ(Yuhma)
― 2マンライヴが解禁されたときの周囲の反響はどうでしたか。XANVALAは、同年代のバンドやファンの方からの反響も大きかったんじゃないですか。
巽:2マンライヴの発表はライヴのときにしたんですよ。その日、一番盛り上がってましたね(笑)。
Yuhma:彩雨さん、ライヴのMCで告知して良い?ってLINEくださったの覚えてますか?
彩雨:うん。告知のタイミングで連絡したのは覚えてるよ。
Yuhma:その連絡をいただいてから、俺たちも発表することになったんですけど、本当は1秒でも早く言いたかった(笑)。告知解禁日をしっかりと守らなきゃいけないと思って、関係者の方にもずっと言わなかったです。イベントで対バンした仲の良いバンドにも言わずに我慢してました。
彩雨:僕らも今回の2マンは本当に楽しみにしてます。
Yuhma:さっき、俺のことを「人をよく褒める」って言ってましたけど、こういう感じで、彩雨さんもいつも気遣ってくれるんですよ。音楽やバンドのこともそうだし、なんでも相談に乗ってくれます。出会った頃、失礼なことをしてしまったこともあるはずなんですけど、嫌な顔一つせず、話を聞いてくれるんです。彩雨さんはお酒が大好きで、よく飲みに連れて行ってくれるんですけど、俺の体調が悪いときは「無理して飲まなくて大丈夫だからね」って、本当に優しいです。
苑:アヤックス(彩雨)はYuhmaくんと一緒に飲んでて一回も酔っ払ったことはないの?
Yuhma:僕は見たことないですね。摩天楼オペラのメンバーさんで飲むときは違うんですか?
苑:昔は酔っ払うと饒舌になってたけど、最近はただ無になってるよね(笑)。「あれ?アヤックス?」って、気付いたら反応が薄くなってるときがある。
彩雨:うちらの飲む量が異常だからだと思うよ(笑)。Yuhmaくんと飲むときは、わりと最後まで楽しく話してるよね。
Yuhma:そうですね。お酒を飲んで無になる彩雨さんは見たことないですけど(笑)、苑さんと巽、他のメンバーも一緒に飲みに行きたいです。
ステージングでの足し算、引き算が大切。動くところと止まるところのメリハリを付けられると格好良いんだよね(彩雨)
― 彩雨さんとYuhmaさんは以前から交流があるとのことですが、改めてXANVALAのお二人から摩天楼オペラに聞きたいことはありますか。
巽:さっきも発声練習について教えてもらってたんですが、率直に…歌詞ってどういう風に書かれてますか?
苑:僕の場合は、曲が先に上がってきて、それを聞きながら、お酒を飲みながら書いてる。100曲ぐらいある摩天楼オペラの曲のうち、9割ぐらいはその方法かな。
Yuhma:苑さんご自身で曲を作ってるときは、メロディーを作ってる段階で、ある程度は歌詞も考えてるんじゃないんですか。
苑:いや、考えてないね。全部ラララのままで曲を作って、後から歌詞を乗せてる。
巽:摩天楼オペラの曲って、言葉のはめ方がすごく気持ち良いんですよね。
苑:ありがとう。巽くんはどういう風に歌詞を書いてるの?
巽:俺も先に曲が上がってきて、それを聞きながら物語のコンセプトとか、インパクトのある言葉を考えていく感じです。
Yuhma:巽は絶対に夜しか歌詞が書けないんだよね?
巽:うん。深夜しか書けないんですよね。しかも、絶対にいつもの部屋のポジションじゃなきゃ書けなくて。
苑:深夜に集中して書くんだね。引っ越したらどうするの?
巽:いや……それ、ほんと書けないですよ(笑)。
苑:それやばいね(笑)。
Yuhma:突然歌詞のテイストが変わったら「引っ越したのかな?」って思うよね(笑)。
彩雨:巽くんは歌詞を書くときはお酒は飲まないんだね。
Yuhma:苑さんみたいにお酒飲みながら歌詞を書いてるって格好良いよね。巽は寝ちゃうと思います(笑)。
巽:そうですね(笑)。コーヒー飲んでます。あと、苑さんにお聞きしたいのは、先日のワンマン、長丁場だったんですけど、後半にいくにつれて苑さんの声の調子が良くなっていくんですよ。
Yuhma:あれだけ強い高音を出せるボーカリストって、今このシーンでは少ないと思うんですよ。俺はけっこう前から摩天楼オペラのライヴにお邪魔してますけど、年々レベルが上がってるんですよね。もともと上手なのに限界を知らないんだっていうぐらい、苑さんをはじめ、楽器陣もすごいなと思います。16年続けていて、いつ行ってもこんなに鳥肌が立つようなライヴができるのは本当にすごいなって。これが、俺たちが目指すべきバンドの姿なんだなって実感しました。彩雨さんもステージングが素晴らしいんですよ。ステージ前方に出て、お客さん一人ひとりと目を合わせるように演奏したり、他のメンバーを引き立てるところは、すっと後ろに戻ったり、曲によっての使い分けやタイミングが絶妙なんですよ。そういうのって、やっぱりちゃんと計算しながら動かれているんですか?
彩雨:うん。ずっと前にいたら最前列にいる人たちは視界が狭くなっちゃうから。足し算、引き算はステージングで必要だよね。あとは、飲んでるときにも話したことがあるけど、止まるときと動くときのメリハリをつけることも大切だよね。動くことよりも止まることのほうが難しいけど、ばっちり動きを止められるとヴィジュアル系のバンドって格好良いんですよ。
Yuhma:俺、彩雨さんからその話を聞いて、今でも守ってますよ。ライヴで、曲と曲の繋ぎで暗転した時に、フラフラ動いてる楽器隊って見栄えが悪いんですよね。ただ、無音で暗転してる時間って、実際には10秒ぐらいだと思うんですけど、ものすごく長く感じるんですよ。だから、その間1ミリたりとも微動だにせず止まるのって、想像以上に難しいことなんです。そんな大切なことを教えてくれた彩雨さんには感謝しかないし、これからも色んなことを教えてもらいたいです。
彩雨:気付いたら、また褒められちゃったね(笑)。
分からないところはオペラ―に任せてもらいつつ、Λの皆さんにも遠慮せず声を出して、一緒に楽しんでください(苑)
― まだまだ巽さんとYuhmaさんの摩天楼オペラへのリスペクトが止まりませんが…(笑)、5月4日にZepp Hanedaにておこなわれた摩天楼オペラ16周年記念ワンマンはどんなライヴでしたか。
苑:ほぼ一年かけて成功させようと企画していた大切なライヴであり、お客さんの声出しが約3年振りに解禁になったライヴでもありました。SEが鳴ってるときに歓声が聞こえてきて、一発目が僕たちの合唱のメイン曲「喝采と激情のグロリア」だったんですけど、そこでもう成功だったよね。「これ以上ないぐらい最高だな」って思いました。あとはもう、とにかく楽しもうって。
彩雨:今後のライヴはもう声出し解禁になると思うので、この記事を読んでくれている方は、たくさん声を出してほしいなと思います。
苑:XANVALAは結成してわりとすぐにコロナになっちゃったんじゃない?
Yuhma:そうですね。初ライヴから数回のライヴで規制がかかるようになったので、俺たちも歓声が聞けるのは嬉しいです。
苑:摩天楼オペラのライヴでは、決まった掛け声とか合唱が多いけど、Λ(XANVALAのファンの呼称/読み:ラムダ)の方にも楽しんでほしいなって思います。わからない部分はオペラ―(摩天楼オペラのファンの呼称)に任せてもらって、当日でもわかるノリは遠慮せずに一緒に楽しんでください。
憧れの気持ちを大切にしつつ、全力でぶつかっていきたい(巽)
― 6月19日、恵比寿LIQUIDROOMにておこなわれるXANVALAと摩天楼オペラの2マンライヴ。各バンド60分のステージの中で、熱いライヴが繰り広げられることを楽しみにしています。2マンライヴに向けて、ファンの方、読書の皆様へメッセージをお願いします。
彩雨:長年、このヴィジュアル系シーンにいると、悲しいことに昔から知ってるバンドも減ってしまうんですよ。特にここ数年はコロナの影響もあって、バンドを続けるのも難しかったと思う。でも、そんな状況を乗り越えて頑張ってきて、ここでようやく2マンライヴができるということで、僕自身もすごく楽しみにしています。オペラ―の皆さん、Λの皆さん、当日はよろしくお願いします。
苑:今までなかなかこうした機会を作ってこなかったこともあるんですけど、若い世代で勢いのあるバンドから求めらるのは、すごく嬉しいことです。良い一日になれば良いなと思う反面、絶対に負けたくないっていう気持ちもまだまだあります。摩天楼オペラの魅力をΛの皆さんにも見せつけたいですし、XANVALAの魅力も臆することなく見せて欲しいです。こうして撮影や対談を通して両バンドがすごく良い雰囲気になってますし、今後も共に手を取り合いますが、ライヴ当日は、精一杯の想いを込めた激しいステージを期待して待っていてください。
Yuhma:摩天楼オペラは昔からお世話になっている先輩の彩雨さんがいて、ずっと背中を見て追いかけてきたバンドです。ゆくゆくは肩を並べて…いや、越えていかなきゃいけない存在だと思って活動してきましたが、まだ実感が湧かないほど、今回かなえることができた夢は大きく、本当に嬉しいです。この2マンライヴで終わりじゃなくて、第二弾、第三弾…と、他のバンドも交えてさらに大きな舞台をセッティングして、切磋琢磨しながらヴィジュアル系シーンを盛り上げていきたいなって思います。
巽:摩天楼オペラと一緒にライヴしたいバンド、たくさんあると思うんです。そのプレッシャーはありますが、だからこそ俺たちは「周りから『なんでお前らなんだ』って思われないようなライヴ」をしなきゃいけない。ライヴでは、学生時代からの憧れの気持ち、尊敬の念を抱きつつ、めいっぱい楽しみたいですし、それと同時に、全力でぶつかっていくことが、摩天楼オペラをはじめ、夢を見せてもらったヴィジュアル系の先輩バンド、このシーン全体に恩返しできることにも繋がるのかなって。その2つの想いを持って、当日はステージに立ちたいと思います。
撮影・中南将幸
取材と文・西川佳妙
XANVALA × 摩天楼オペラ 2MAN LIVE 「斬劇」
2023/06/19 (Mon)
恵比寿LIQUIDROOM
OPEN 18:15 / START 19:00
前売¥6,000 / 当日¥6,500 ※D代別
XANVALA / 摩天楼オペラ
19:00~ 摩天楼オペラ 60min.
20:20~ XANVALA 60min.
チケットURL
https://eplus.jp/sf/detail/3811670001-P0030001
XANVALA
https://xanvala.com/
https://twitter.com/XANVALA
摩天楼オペラ
https://www.matenrou-opera.net/
https://twitter.com/opera_staff
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インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
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