2026-05-08
渋谷WWWを埋めつくしたZ CLEAR。目指すは、東京ドーム!
Z CLEARが3月から始めた、「Z CLEAR 5大都市 ONEMAN TOUR 『四大至剛』」。同ツアーのファイナル公演が、4月28日に渋谷WWWで行われた。後ろまで観客たちの姿で埋め尽くされたように、今の彼らの勢いが、数字としても成果を物語っていた。だからこそ、この日のライブにも期待していた。
「ぶっちぎれ!」の声を合図にZ CLEARが冒頭に噛ましたのが、最新アルバムのタイトル曲『至大至剛』だ。4人は最初から感情のストッパーを叩き壊し、満員の童子(Z CLEARファン)を雄々しい姿でけしかける。まるで狂犬のようにギラギラに剥き出した感情を、4人は歌声や演奏に乗せて童子の気持ちにぶっ刺してきた。フロアでは、童子が頭を振り乱し、拳を振り上げる。冒頭から剥きだした感情と感情をぶつけあう、まさに興奮や熱狂という言葉の似合うライブをZ CLEARは見せてきた。
お立ち台(以下、台)に立ったAKIRAが、手にした旗を高く掲げ、旗の元へ集えと煽り出す。続く『広島』でも4人は、剥きだした感情をさらにギラつかせてきた。どんなに険しい道だろうと、怪我をしようともお構いなく、Z CLEARは全力で駆け続けてきた。この曲には、彼らを突き動かす原点となる意志や決意が詰め込まれている。AKIRAが「また今日から走り出そう」と歌い上げる声に向け、満員の童子が両手を高く掲げ、4人の煮えたぎった感情を受け止め、みずからの闘志に変えていた。AKIRAは叫んでいた、「一緒に世界を変えていこう」と。彼らが掲げたその旗の元に集まり、4人と一緒に本気で駆け続けていたら、きっと世界の何かは変えられる。少なくとも、今のヴィジュアルシーンに風穴を空けられるはずだ。
躍動したドラムビートに乗せて、AKIRAが「俺の背中にしっかりついてこい」と呼びかける。そのうえでぶつけたのが、『ぶちROCK』だ。「馬鹿になって~」とメンバーと童子が声をぶつけあえば、荒れ狂う演奏に乗せて左右に横モッシュしていく。トミーやこーちゃんが煽るたびに、フロア中から絶叫と拳が突き上がる。Z CLEAR流の豪快なロックンロールの衝撃が、理性の紐を次々とぶっちぎる。童子が飛び跳ねて騒がずいられない気持ちも、当然だ。
メガホンを手にしたAKIRAが「夢を見ようぜ」と煽りだす。ジャンキーなロックンロールとキャッチーな歌をミックスした『DINER』が、胸をエモく染め上げた。序盤からZ CLEARは、バンドの顔として童子を惹きつけ、ライブで狂わせてきた曲たちを次々とぶつけてきた。早くも会場内に熱が膨らんでいたのも、当然だ。
客席を見たAKIRAが口にした、「人の顔しかありません」の言葉が最高だ。だからこそ、ここに生まれた熱気を、腹いっぱいに喰らい尽くさないともったいない。
ザクザクとしたリフを刻む攻撃的なギターの音が進撃の合図となり、圧の強い豪快な演奏が襲いかかる。ステージには、気持ちを奮い立てて『ミサンガ』を歌うAKIRAの姿があった。とてもエモく、情熱を満載した歌声と演奏だ。腹の底を貫く勢いでせまる豪快な演奏が、気持ちを揺さぶり続ける。エモーショナルな思いを詰め込んだ歌声が心を切り刻み、熱い思いを擦り込んでいく。刺激的なその傷みが、今は心地よい。終盤には、ヘドバンに興じる景色が場内に生まれていた。
「どこまでも夢を見にいこうよ」。続く『ハーメルン』が流れたとたん、彼らに導かれるように童子が左右に駆け出した。AKIRAの「ぶっ込め」の声を合図に、手を高く掲げ、その場で跳ね続ける。間奏では、みやことトミーの熱いギターのかけあいも登場した。4人が魂を一つにし、熱いロックンロールの演奏に乗せて雄々しく行進する姿が、胸を熱くした。
「どんなに淋しい夜だって一人じゃねえからな、俺たちZ CLEARが側にいるよ。いつだって一緒なんだよ」と叫んだあとに、AKIRAが『放射冷却』をエモーショナルに歌いだした。抑揚した彼の歌声を、攻撃的な楽器陣の演奏が背中を蹴り上げる。その音を、気持ちを奮い立てる力にしながら、AKIRAは「いつだって一緒だからな」と歌い上げていた。気づいたら、場内に手の花が咲き乱れていた。「下を向かずに前を見ろ、 しっかり前向け」とエールを送るようにぶつけたAKIRAの言葉も、胸を熱くした。
手にしたアコギを掻き鳴らしてAKIRAが歌ったのが、エモく熱い思いを詰め込んだ『束孤』だ。言葉のひと言ひと言を大切に、その言葉に思いを注ぎ込みながら、AKIRAはアコギを掻き鳴らして歌っていた。彼の姿を、身体を切り刻むような攻撃的な音を突きつけて楽器陣が煽り続ける。間奏で見せたアコギとベースの演奏を重ねあう姿も、エモかった。沸き立つ感情のままにアコギを掻き鳴らして歌うAKIRAの姿を、3人の演奏が、より奮い立つ気持ちの色に染め上げていった。
続く『長月の華』も、AKIRAのアコギの弾き語りから始まった。一つひとつの言葉に命を吹き込むように歌う声が、気持ちを揺さぶる。そこへ歪みを上げたギターの音が重なるや、楽曲は一気に躍動したビートを刻んで駆け出した。「一つになれ」と叫ぶAKIRAの言葉を示すように、この曲では、揺れ動く感情のままに歌うAKIRAのエモい歌声へ、楽曲陣がザクザクとした音を寄り添わせれば、童子も掲げた手を揺らし、互いに「生きてきた証」を確かめあっていた。トミーのエモーショナルなギターソロも胸を熱くした。トミーとこーちゃんが「オーオーオオー」とシンガロングをすれば、みやこが、ときに拳を蹴り上げて童子を煽る姿も見せていた。
次にぶつけたのが、Z CLEARの始まりの曲『リアル』。いつになっても、始まりの景色を忘れることなく伝える姿勢がZ CLEARらしい。この曲に触れてZ CLEARを好きになった人たちの輪が広がり、こうやって大きな景色になったなど、この曲に触れている間、いろんな思いが胸の中を巡っていた。この曲でも生々しい思いをぶつけてゆく彼らの姿に、気持ちを奮い立てていた。
「俺らの歩んだ道が間違ってないって、この渋谷で証明してやるよ。俺らが前を向けるのは、ここにいる童子一人ひとりが歩み続ける俺らの背中を押してくれたからだよ。だから今度は、俺たちが童子の明日を精一杯照らしてやる。一緒に夢見ようぜ」
AKIRAの言葉を合図に『ビッグ・マウス』の演奏が始まった途端、童子が一斉に横モッシュすれば、ハンズアップしながら跳ね出した。AKIRAの歌声へ導かれるようにこーちゃんが煽れば、その声に合わせて童子も、さらに高く飛び跳ね、ときに身体を大きく折り畳んでいった。気持ちが騒ぐなら、そのまま騒ぎ続ければ、それでいい。
MCでは、メンバーそれぞれが感謝の言葉を口にしていた。みやこが、「ここはちょっと狭いな、もっとでっかいところでやれる」と口にすれば、AKIRAが「ライブハウス東京ドームに絶対につれていく」と宣言していた。
「暴れ足りねぇんだよ、精一杯バカになっちまえ」の声を合図に、メンバーと童子が沸き立つ声をぶつけあう。後半戦のライブは、Z CLEAR流のデジロックナンバー『豚の貯金箱』から始まった。台の上でギターを弾き、童子を煽るトミー。こーちゃんが野太い声で煽れば、その煽りに全力で向き合うように童子が横モッシュし、拳を振り上げて騒ぎ続ける。もはや、理性なんて必要ない、感情を蹴り上げる演奏に乗せて全力全開で騒げば、それでいい。
「どこまでも高くいこう」。『風船』では、冒頭から折り畳みの景色が生まれれば、メンバーらの煽りに合わせて、童子が高く、より高く跳ねる姿を見せていた。この曲の中、みやことトミーがポジションを変えて演奏を見せる場面も作りだしていた。AKIRAや楽器陣の演奏に煽られるように童子が全力でヘドバンや折り畳みする様子が、最狂で最凶だ。
台の上にスタンドマイクを置いたAKIRAが、童子をゴキゲンなロックンロールの世界へと誘い入れた。流れ出したブギーの演奏が胸をはしゃがせる。『夜露死苦ブギー』に乗せてZ CLEARが連れだしたロックンロールのパーティーは、ヒリヒリするほど刺激的で、ウキウキになるくらいはしゃぎたくなる。だから童子も、ブギウギなロックンロールのビートに乗せて、モンキーダンスをしながらはしゃいでいた。
瓶ビールを手にしたAKIRAが、「乾杯」の声を合図にクビッと飲みだした。その姿と「行けー!」の声を合図にZ CLEARは、アッパーなロックンロールナンバーが持つ衝撃で童子を酩酊させた。『Drinker』がこの場を、これまで以上にはちゃめちゃで毛羽立った空間に染め上げていった。Z CLEARがぶつけたロックンロールの刺激をグビッと飲み干し、酩酊するまで騒げば、それでいい。途中には、AKIRAと、ドラマーのロアが缶ビールで乾杯を交わす場面も登場していた。じつはAKIRA、ほぼお酒が飲めない。でも、ドランカーなロックンローラーを気取り、粋がるところがAKIRA流のロック魂。AKIRAと童子が「飲み足りねぇなぁ」と一緒に上げた声を合図に、激しく酩酊するように、演奏のテンポが加速するように上がり続けていった。これぞ、Z CLEAR流のへべれけなロックンロール・スタイルだ。
「喰らっていけ、ジャンキーロック」の言葉と共に、最後にZ CLEARが叩き付けたのが『JUNKIE』だ。理性の紐をすべてぶった切る演奏によって心を無限に開放した童子が、みずからをジャンキーに染めあげてはしゃいでいた。振り乱した髪の毛がどんだけ絡まろうと、化粧が落ちて顔がベトベトになろうとも、そんなことよりも楽しいことが目の前で起きている。だからみんな、気持ちをジャンキーにして、張り裂けるくらいの幸せを胸に抱えながら、この場で騒ぎ狂っていた。「一緒に行こうな、東京ドーム」の言葉を胸に縫い付け、一緒に夢を叶えようと、Z CLEARと童子は、最後まで、感情がぶっ飛ぶままにはしゃぎあっていた。まさに、最高で最強のロックンロールショーを見せていく、最凶にロックンロールジャンキーな連中だ。
アンコールでZ CLEARは、最後に最後に相応しい暴走した景色をこの場に描きだそうと『八丁左回り』を叩きつけた。サイレンの音を合図に豪快に煽る歌声と演奏に乗せて、童子も一緒になって声を張り上げ、その場で跳ねながら、全力で暴れていた。途中、フロアに海を割ったモーゼのように道が広がれば、AKIRAがその中へ飛び込み、童子が身体をぶつけあう中に身を預け、AKIRA自身も童子と一緒にぐちゃぐちゃにまみれながら歌っていた。ときに煽り番長になり、満員の童子と一緒に、その熱を感じあう。ステージの上から熱を振りまくだけでなく、童子と一緒になってフロアで熱を作りだす。童子の中に混じり、みずからが熱源となって,共に肌で熱を感じあい、高めていく。いつだって仲間たちと同じ目線で騒げば、同じ気持ちで夢を追いかけて走り続ける。同じ仲間として一緒に馬鹿になれる。途中、みやこがマイクを手に煽る姿をみせていたように、みんなで同じ馬鹿になって現実をふっ飛ばしていける。その楽しさが恋しくて、こうやってZ CLEARの元に集まり、馬鹿騒ぎの部活をずっと続けていたくなるんだよ。
Z CLEAR、まだまだでっかくなりそうだ。そう確信を得るに相応しい、身体中に、嬉しい傷跡を刻んだライブだった。
TEXT:長澤智典
NEW MUSIC VIDEO
Z CLEAR - 長月の華(Official Music Video)
Filmed at SHIBUYA WWW(2026.04.28)
Z CLEAR ONEMAN TOUR『序曲』
《結 》
◆9月1日(火) 池袋BlackHole《AKIRA Birthday》
◆9月9日(水) 札幌VyPass.
◆9月10日(木) 札幌VyPass.
◆9月24日(木) 福岡INSA
◆9月25日(金) 広島SECOND CRUTCH《みやこ Birthday》
◆10月13日(火) 心斎橋CLAPPER
◆10月14日(水) 今池3STAR
◆10月15日(木) 浜松FORCE
◆10月26日(月) 渋谷MALCOLM 《TOUR FINAL》
《上 》
※詳細後日解禁
Z CLEAR ONEMAN TOUR『序曲』
《上 》 GRAND FINAL
◆2027年2月25日(木) Veats Shibuya
[チケット]
※詳細後日解禁
◆8月6日(木) 広島SECOND CRUTCH
Z CLEAR 単独公演『広島』
《当日、募金箱を設置いたします。集まった募金およびチケット売上は、すべて平和記念資料館へ寄付いたします。》
開場 18:00 / 開演 18:30
前売A 5,000〈35名限定〉 / 前売B 2,000 / 当日 (※各D代別)
《出演》
Z CLEAR
[チケット]
〈A〉プレオーダー先行(抽選)
【受付期間】5月9日(土)12:00 ~ 5月17日(日)23:59
【入金期間】5月19日(火)13:00 ~ 5月21日(木)21:00
〈B〉(一般)
【発売日】5月23日(土)10:00 ~
購入URL(プレオーダー & 一般 共通)
https://eplus.jp/sf/detail/4527960001-P0030001
◆7月17日(金) 池袋BlackHole
Z CLEAR 単独決起集会『ROCKに願いを』
~ 君が選ぶ楽曲No.1 ~《BEST SONGを投票してください!投票数でセットリストが決まります!》
OPEN 18:00 / START 18:30
前売 4,000 / 当日 4,500 (※各D代別)
《出演》
Z CLEAR
投票制度後日解禁
[チケット]
〈A〉プレオーダー先行(抽選)
【受付期間】5月16日(土)12:00 ~ 5月28日(木)23:59
【入金期間】5月30日(土)13:00 ~ 6月2日(火)21:00
〈B〉(一般)
【発売日】6月6日(土)10:00 ~
購入URL(プレオーダー & 一般 共通)
https://eplus.jp/sf/word/0000101266
Z CLEAR × ミスイ 2MAN TOUR『限界ROCK』
◆8月4日(火) 今池CLUB 3STAR
◆8月5日(水) 寺田町Fireloop
◆8月20日(木) 仙台spaceZero
《TOUR FINAL》
◆8月28日(金) 池袋BlackHole〈BlackHole 17th Anniversary〉
OPEN 17:00 / START 17:30
前売 4,000 / 当日 4,500 (※各D代別)
《出演》
Z CLEAR
ミスイ
[チケット]
〈A〉オフィシャル先行(抽選)
【受付期間】6月1日(月)12:00 ~ 6月14日(日)23:59
【入金期間】6月16日(火)13:00 ~ 6月20日(土)21:00
〈B〉(一般)
【発売日】7月5日(日) 10:00 ~
購入URL(プレオーダー & 一般 共通)
https://eplus.jp/sf/sys/comingsoon.html
セットリスト
SE『-That’s my answer.-』
『至大至剛』
『広島』
『ぶちROCK』
『DINER』
『ミサンガ』
『ハーメルン』
『放射冷却』
『束孤』
『長月の華』
『リアル』
『ビッグ・マウス』
『豚の貯金箱』
『風船』
『夜露死苦ブギー』
『Drinker』
『JUNKIE』
-ENCORE-
『八丁左回り』
SNS
HP: https://zclear.ryzm.jp/
X: https://x.com/Z_C_OFFICIAL
記事提供元:
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