2011-09-20
Angelo、ゼロからバンドを始めた感覚がある
ふたりのギタリストを正式メンバーに迎えることをライヴで電撃発表したAngelo。新作『BABEL』は新たなモンスターバンドの誕生を予感させるのに十分なコンセプトアルバム。原点に戻ったと言い切るキリト(Vo)に話を訊いた。
──まず、Karyuさんとギルさんというふたりのギタリストを正式メンバーに迎えて、新生Angeloとして始動することにしたいきさつは?
Angeloを結成した時からギタリストは入れたいと思っていたんですよ。ずっとサポートギタリストとしてTORUxxxさんに手伝ってもらっていたんですけれど、昨年のアルバム『Design』を出して、ある程度バンドとしてやりきった感じがあったので、結成5年目に向けて5人体制でやっていこうと。
──前々から考えていた構想を実現させようと。ふたりを選んだ決め手は何だったのですか?
Karyu(ex.D’espairsRay)は最初に浮かんだんですけど、彼のやっていたバンドが解散するというタイミング的なものもありましたね。俺が何か始める時にはまず頭の中で絵を思い浮かべるんですけれど、それが明確であればあるほど実現するんですね。絵というのはビジュアルだけではなく音も全部込みなんですけど、ギル(ex.ヴィドール)を選んだのは彼が加わった時にバンド全体の絵が、はっきり描けたっていうのが大きかったですね。
──では、キリトくんが新しいAngeloに描いていた青写真とは?
いろんな意味でアクションのひとつひとつがタダゴトじゃなくなるイメージはありましたね。5年前にAngeloを結成した時は、どうしてもPIERROTからの流れで見られることが多かったと思うんですけど、今回に関してはそれまでのAngeloもPIERROTも関係なくて。本当にゼロからバンドを作る感覚。
──それこそ、PIERROTを始めた頃の感覚に近い?
その通りですね。
──そんなまっさらな感覚で5人で作り上げたのが、収録曲11曲全てが新曲のアルバム『BABEL』。コンセプトアルバムだということですが、震災や原発の事故を抜きには生まれなかった作品でもあると思いました。キリトくんの中のコンセプトとは?
激動の時代の中、安心感がまったくない状況になると不思議と普遍のものが見えてくるというか、こういう時代だからこそ大事にしなければいけないものが何なのか、精神状態としてどうあるべきなのかが分かってくるので、それはテーマとしてありましたよね。Angeloそのものも大きく変わる時期だし、新しいものが生まれる時は、いろんなものが壊れる瞬間でもあると思うんです。当然ながら、歌う自分も聴く人たちの状況もそうだろうし…いろいろなことがある背景のひとつとして震災ももちろん影響しているけれど、大きなテーマではないです。大事なのはそういう状況の中で何を言っているのかということ。
──ただ、キリトくん自身、昔から危機的な状況に警鐘を鳴らしていて、実際にこういう状況になって気持ちも揺れるだろうし、その中で出てくる曲や言葉は違ってくるのではないかと。
当然、作品を通していろんな想いが伝わるわけで、こういうご時世だから、自分ならどういう表現で伝えるかっていう。だから、よくある応援ソングにはなってないし、僕だからこそこういう言葉になるっていう。“何を言いたいんだろう?”って、より真剣に自分と向き合ったし、愛情を込めて曲を作るから、その執念の込め方はハンパじゃなかったですね。
──今、話してもらったバンドが生まれ変わる状況や社会情勢がありつつ、破壊と再生、輪廻というテーマがくっきりと出てますよね。絶望の果てにある希望や人間の本能を歌っている。タイトルとリンクする「THE TOWER OF BABEL」はサウンドからしてゾクッとする不気味さがあるけれど。
昔から得意とするタイプの曲なんですけど、“BABEL”って地上から見たら天に向かってそびえ立っているだろうし、でも、天から見下ろした時の見え方は危ういかもしれない。ひとつの角度から見たものだけが真相ではないっていう。その上で人としてどうあるべきか、自分はどう考えるべきかって。
──聖書のバベルの塔の伝説を思うと、世界各国に建てられ続けている高層タワーのことを思い浮かべてしまうし、それは人間の性なんだろうかとか、いろんなことを考えさせられますよね。
それもあるし、いろんな想いがこもってますよね。
──なるほど。ところで、Karyuさんと共作した曲も何曲か収録されていますが、曲作りはどのように?
Karyuの作る曲と俺のセンスは近いところがあるので“そのまま演ろうよ”って感じでスムーズでしたよ。
──アルバムのオープニング曲「LOVE STORY」からして、メロディーもアレンジもコーラスの入り方も新鮮でした。
そうですね。『LOVE STORY』には彼のテイストが新しい要素として入ってるし、刺激されたりもしてますね。ただ、現段階でもすごいものができてるなとは思うんですけど、今、俺の中にあるのは今後の自分たちが得体の知れない何かになろうとしている感覚。身悶えしてジッとしてない感じというか。
──新しい生物が動いて育っていっているようなね。まさに破壊と再生じゃないけど、今回のバンドの変化はキリトくんにとっても起爆剤になったのですね。
そうですね。原点に戻ってるんで。そうじゃないとバンドやっていてつまらないでしょ?
──10月4日には都内某所でゲリラライヴがあって、ここが初お披露目。11月から全国ツアーが始まりますね。
ライヴではみんなに驚いてもらいたいし、騒いでほしい。こっちもそういう気持ちでいきます。
取材:山本弘子
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
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