2015-08-15
REBECCA、20年ぶりの再結成ライブが大盛況
REBECCAが8月12日と13日、20年ぶりの再結成ライブを横浜アリーナにて開催した。
その最終となった8月13日。横浜アリーナのバック・スタンドから最上段の立ち見エリアまで360度四方、会場は隙間なく人で埋まった。20年ぶりに再結成ライブを行なうREBECCAの登場を待ちわびる、満員の15000人のオーディエンスの熱気が伝わってくる。18時07分過ぎ。場内激しいビートのSEが流れ、REBECCAのロゴが描かれた円筒形の幕がゆっくりと上がる。聴こえて来たのは20年前の横浜アリーナのオープニングと同じ「Raspberry Dream」のイントロ。そして舞台中央に迫り上がって登場したのは緑のマントを纏ったNOKKO。正面花道にすっと歩み寄りマイクスタンドを握る。遂に20年ぶりの再結成となるREBECCAのライブが幕を開けた。続いて「LONELY BUTTERFLY」や「Cotton Time」といったアップテンポのナンバーを立て続けに演奏。オープニングから総立ちの会場の興奮は既にマックス状態に。NOKKOのハイトーン・ボーカルは健在で、むしろバンド時代より、進化し艶やかに伸びている。
今回の再結成は、昨年末のNOKKOのライブに小田原豊(Drums)と土橋安騎夫(Keyboards)、サポートメンバーの是永巧一(Guitar)がゲストに参加した事がきっかけとなった。「(それが)ずいぶんいい感じだったんですよね。で、よしやろうかなと。」と再結成の経緯を話す。360度四方に埋まった客席をあらためて見回し「みんないいオトナになったんだよね! 生きてて良かったよホントに!」とファンとの再会に感激する。そして「私達は、毎回間違ったり、時には時間切れで歌詞が浮かばなかった時とかあったんですけど、この30年間、客席はいつでも完璧でした! 今日も完璧です!」と話すと、場内からは「NOKKO!」「ありがとー!」と野太い声が飛び交う。
REBECCAは1980年代当時の最新の洋楽のエッセンスを積極的に取り入れていたバンド。当時の邦楽アーティストの中でいち早くDJユースの12インチシングルやリミックス・ヴァージョンを発表していた程だ。そんな懐かしいバブル時代の雰囲気やサウンドを彷彿させたのが中盤のメドレーコーナー。NOKKOが激しいダンスを披露し、バンドはキラキラしたダンサンブルなナンバーを矢継ぎ早に演奏。横浜アリーナは巨大なディスコ・フロアに転じ、オーディエンスも身体を揺らしながら30年前にタイムスリップする。
インストゥルメンタル曲「TIME」ではドラムの小田原豊、パーカッションの中島オバヲにキーボードの土橋安騎夫のソロをフィーチャー。NOKKOはいったんステージを降り、3人のメンバーの個性がぶつかり合うスリリングなジャム・セッションを展開。続く「76th Star」の冒頭、ドラムセット後方の一段と高くなったスロープにピンクの衣装に着替えたNOKKOが、ふたりのダンサーを従えて颯爽と現れる。キラキラした80sサウンドに乗ってNOKKOもダンスを披露。「Little Darling」では、ステージにスモークが敷かれ、その上に浮かんだ三日月型のオブジェに座ってNOKKOが歌う。なんとも幻想的なシーンだ。
後半はアップテンポ曲の連打。独特のオルガンの音色にゴリゴリとしたベースラインが印象的なブルージー・ナンバー「MONOTONE BOY」が演奏されるや、観客のボルテージもさらにヒートアップ。NOKKOも「ノってますか? 又、会えて嬉しい!」と客席を煽る。間奏でのメンバー紹介の後はキャノン砲から銀色のテープが放たれ、会場は鮮やかな白銀色に染め上がった。間髪入れずに「プライベイト・ヒロイン」に突入し本編を締めた。
小田原豊の叩く重量級のドラムで始まったアンコール1曲目は大ヒット曲の「フレンズ」。15000人のオーディエンスは声を限りにして一緒に歌う。「今日はよく来て下さいました! お会い出来て嬉しいです。今日ここに来れなかった人にも届くといいなと思って歌います!」と始まったのは本ライブのタイトルにもなっているバラードナンバー「Maybe Tomorrow」。ここで入場時に配られたサイリウムが一斉点灯。夜空に無数の蛍が舞っているような光景は壮観。その無数の蛍に向かってNOKKOも朗々と歌いあげる。花道の最前方で目を閉じて跪き、じっとバンドの演奏とファンの声援を聴き入っているNOKKOの姿が印象に残った。
振り返ってみれば、この日のライブは同じ横浜アリーナで行なった20年前のとオープニングにラスト4曲、アンコール曲が全く同じ構成。メンバーが20年前のライブをいかに大事にしているのかを思い知らされた一夜であった。メドレーの7曲を含む全23曲、2時間超を疾走した復活パフォーマンスは、20年間のブランクを全く感じさせず、あらためて彼らが最前線の現役バンドであると、再認識させてくれた。
この公演の模様は8月30日(日)夜9:00よりWOWOWにて放送される。又、10月28日にはEDMアレンジが施されたREBECCAナンバーをNOKKOが歌うセルフカバー・アルバム『NOKKO sings REBECCA tunes 2015』もリリースされる。続いての公演は11月29日(日) のさいたまスーパーアリーナを残すのみ。一般席は完売したが、注釈付指定席の発売が急遽決定。以降の活動は現段階ではアナウンスされていないので、REBECCAを見る最後のチャンスになるかもしれない。注釈付指定席チケットは、8月14日(金) 21:00より販売。詳細は公式サイトをチェックしてほしい。
PHOTO:Hajime Kamiiisaka
■【セットリスト】
01. Raspberry Dream
02. MOON
03. LONELY BUTTERFLY
04. Cotton Time
05. One More Kiss
06. CHEAP HIPPIES
07.メドレー
Hot Spice ~ ガールズ ブラボー! ~ BOSS IS ALWAYS BOSSING ~
ラブ イズ Cash ~蜃気楼 ~ Hot Spice (Reprise)
08. 真夏の雨
09. TIME
10. 76th Star
11. Little Darling
12. (it's just a) SMILE
13. OLIVE
14. WHEN A WOMAN LOVES A MAN (女が男を愛する時)
15. MONOTONE BOY
16. プライベイト・ヒロイン
-ENCORE-
17. フレンズ
18. Maybe Tomorrow
【関連リンク】
REBECCA オフィシャルHP
レベッカが8月に20年ぶりとなる再結成ライヴを開催
レベッカの大傑作、世界的ガールポップの潮流を見事にバンドサウンドに注入した『REBECCA IV ~Maybe Tomorrow~』
レベッカ 幻のライヴ映像、DVD化を企画
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キズ / 『仇』
来夢さんの歌詞ほんとにグッと来る。この先ずっとかっこいい歌
詞歌ってて欲しい。
キズ / 『仇』
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詞歌ってて欲しい。
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね