2015-11-18
RADWIMPS、ハナレグミと寄り添い絡み合う音楽に満ちた対バンツアー第六夜
RADWIMPSが連日熱演を繰り広げる「RADWIMPS 10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」。11月16日(月)に愛知 Zepp Nagoyaにて開催された第六夜は、ハナレグミとRADWIMPSは全く違うライヴをしたのだが、永積 崇と野田洋次郎は同じオーラを放っていた。それは柔らかく優しい包容力にくるまれた夜だった。
「RADWIMPS、10周年おめでとう!」の第一声で、ハナレグミのライヴは始まった。暖かい声が、ゆっくりと会場を満たしていく。歌が始まると、雲から漏れる陽光のように、声が観客を照らしているみたいだった。その瞬間に、今日が特別な夜になるのを感じた。
「洋次郎が、きのこ帝国と歌ってくれた曲をやります」 そんなひとことで歌われた「サヨナラCOLOR」、鮮やかなグルーブで歌われた「無印良人」、観客の誰もが、気持ちよさそうにカラダを揺らしている。2階席ではビール片手の人も多く、笑顔がそこらじゅうに溢れていた。
「そろそろ、アイツらの足音が聞こえてくるよ」と、ハナレグミライブの最後に披露された「ハンキーパンキー」は、次のRADWIMPSに繋がる、まさにこの夜の「真ん中」になった曲だった。「ハンキーパンキー 遊ぼうよ / ハンキーパンキー 出ておいで 」と語りかける声は、会場に染みわたりながらも、次に起こるライブを予感させていた。
歌の表現は、人間性と密接に関係している。大きな「器」に観客を包み、ハナレグミはステージを降りた。
「ハナレグミのライブで感極まって、もう今日は帰ろうって言ってた。出てくれてありがとう。2年くらい前から会うようになって、たくさん救って貰った。こんな先輩がいるなら、音楽を続けていられるって思えた」 RADWIMPSのライヴが始まり、野田が言う。「最後にやってくれたハンキーパンキーは、18歳くらいの時にすごく悲しい出来事があって、1日に100回くらい聴いてた。一緒にライブが出来てうれしくて、一生忘れられない」と語り、「ハンキーパンキー」をワンコーラス弾き語る。
そういう場面もありながらも、サポートドラマーの刄田綴色、森瑞希を迎えたツインドラムとのグルーブは、ますます凄みをましていた。RADWIMPSは、ツアー中にも恐ろしいスピードで進化していた。
変幻自在に繰り出されるジャムセッションは、燃えるように火花が散ったかと思うと、次の瞬間見事に抑制されて、曲に戻っていく。かつてロックバンドがいた「場所」を鮮やかに置き去りにして、違う次元に突入していた。10年間。これが10年間の重みなのだろうか。と感じているさなかに、「11月に出る新曲をやります」と演奏された 「 ‘I' Novel 」では、その歩みが歌詞とともに伝えられた。是非、歌詞とともに聴いてほしい曲だ。
アンコールでは野田がひとりで登場。「ハナレグミとせっかくだから、アレしたいよね!」と、永積を呼び込む。「素晴らしいオーディエンスだよね。一緒に音楽を作ってんだなって、感動しました」永積が笑う。2人がギターを持ち、ハナレグミの「光と影」を歌う。
寄り添うように、絡み合うように、2人の声が上でハモったり、下でハモったり。こんな艶っぽいデュエットは、聴いたことがない。
「全員集合のやつ、やっちゃう?」と、次にRADWIMPSとハナレグミのバンドが呼び込まれる。「スペシャルゲスト、クラムボンの原田郁子!」の声に、会場が揺れる。 野田が、ハナレグミの最新アルバム「What are you looking for」で書き下ろした曲「おあいこ」。ステージ向かって右から、エレキギター、トロンボーン、パーカッション2名、キーボード2名、ピアノ、ボーカル、ドラム、ウッドベース、エレキベースと、総勢11人で演奏された曲は、魔法のようだった。
音楽ってすごい。そう思わせてくれた。
photo by 古溪一道
■RADWIMPS 10th ANNIVERSARY
http://www.radwimps.jp/10th/
■RADWIMPS オフィシャルl HP
http://www.radwimps.jp/
■ハナレグミ HP
http://www.hanaregumi.jp
■「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」
11月18日(水) 福岡 Zepp Fukuoka
w : クリープハイプ
11月23日(月・祝) 神奈川 横浜アリーナ
w : Spitz
11月24日(火) 神奈川 横浜アリーナ
w : いきものがかり
11月25日(水) 神奈川 横浜アリーナ
w : ONE OK ROCK
11月28日(土) Zepp Tokyo
w:Mr.Children
■「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR FINAL RADWIMPSのはじまりはじまり」
12月23日(水・祝) 幕張メッセ国際展示場
開場/開演時間 16:30 / 18:00
※ワンマンライブ
【関連リンク】
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者