2016-05-10
WEAVER、全国ホールツアーが大盛況のNHKホール公演をもって終了
WEAVERの全国ホールツアー『WEAVER 11th TOUR 2016 「Draw a Night Rainbow」』が5月6日、東京・渋谷NHKホールにてファイナルを迎えた。
3年ぶりとなるアルバム『Night Rainbow』を引っ提げての今回のツアーは全国9都市9公演。昨年のホールツアーも大盛況だったが、音楽性、パフォーマンスとも更なる磨きがかかったものとなり、間違いなく次のフェーズに進んだと言える内容のものだった。
「東京!!」と勢いよくステージに登場した、ピアノ&ヴォーカルの杉本雄治。跳ねたピアノのイントロが印象的な「You」でスタート。そのピアノと同様に、ステージ上を嬉々として駆け回る。「心に焼き付けていくよ! この瞬間!!」と煽り、それに大歓声で応える観客。始まりを演出する。ドラムスの河邉徹はスティックを高々と右手に掲げ、観客を鼓舞する。奥野翔太は淡々としつつも、ファイナルであるという喜びを感じながら、はにかむ笑顔でベースを奏でる。そしてやはり高揚する気持ちをこらえきれずに駆け出す。メンバー皆、ツアーファイナルを迎えた喜びや、かける想いを存分に示した表情が印象的だった。
序盤の「くちづけDiamond」でさらに勢いをつけると、「春色グラフィティ―」や「管制塔」では、WEAVERの真骨頂ともいえる多彩なメロディで、会場をカラフルに染めていく。途中のMCでは、「めちゃめちゃ楽しみにしてきたけど、みんなどう? やばいよ!!」と興奮気味に話す杉本。すると河邉は「ファイナルはいつもと違う緊張感があって…。」とファイナル独特の雰囲気に緊張していることを素直に語り、会場の雰囲気を和ませる。奥野は「楽しい! 東京!! すごく楽しみにしていたよ!」と率直に伝えると、「このツアーでアルバムの楽曲は本当の意味で完成すると思う。各会場の色を加えてくれたから、あとは今日、東京のみんなの色を入れるだけ! 一緒に盛り上がろう!!」と改めて意気込みを述べ、アルバムへの想いや自信ものぞかせる。そして杉本が「僕たちにしか描けない虹を、一緒に描こう!」と力強く発すると、ライブはは次の展開に向かう。
ここから会場の雰囲気は一変。まさしく深海に引き込まれるような神秘的な空間が彩られた「マーメイド」ではゆったりとした美しいレーザーの海に引き込まれていく。「クローン」では逆に激しさを増し、赤と緑の閃光が乱れ飛び、荒々しくも美しい楽曲の世界観を表現していく。カラフルな彩りを添える「さよならと言わないで」は、四つ打ちのリズムに軽快なピアノ、シンセサウンドでつむぐ、ポップな世界を披露。「KOKO」では虹色のレーザーが交差し、NHKホールが、一気に巨大なダンスフロアへと変貌を遂げる。土台にカラフルな照明が施された3つのライザーの上で、メンバー3人がそれぞれ演奏するシルエットは、エッジ―かつスタイリッシュで観客の心に刻み込まれた。熱いメッセージが込められた「Life」では、夢ではなく、リアルを映し出す。情熱的かつ圧倒的な歌唱で、ライブは一気に最高潮へ。
「ティンカーベル(ver.EDM)」では、3人が光るスティックを持ち、それぞれ打楽器を演奏。ステージ前際に並ぶと、上手下手へとメンバーの行進が始まり、つい顔がほころぶシーンも。「Boys & Girls」では、冒頭の杉本の掛け声で、みんなで1,2,3で合わせてジャンプすると、さらに観客との一体感が増し、ピアノとストリングスが織りなす美しいメロディで歓喜の渦が広がっていった。「トキドキセカイ」「Free will」と定番の名曲でさらに観客の盛り上がりはクライマックスに。本編の最後では杉本が初めて作詞をした「Hello Goodbye」。ステージのスクリーンには、公募した、前へ歩く足元を撮影した動画を投影。みんなで、一緒に歩いて行こう、そしてその前に進む道標の光となればいいと、希望を込めた楽曲で幕を閉じた。
アンコールでは、お茶目な演出、MCでメンバーが登場すると、3人の連弾とアカペラハーモニーが見事にハマる「キミノトモダチ」で観客を沸かせ、最後のMCパートでは、本当にあっという間に感じるほど、メンバーもパフォーマンスにのめり込んだ2時間余りの時間を噛みしめた。「終わってしまうね…。」と感慨深げに語る杉本。「3年は思ったよりも長い時間。なかなかちゃんと自分を見る機会が無かったけど、ようやく自分と向き合うことができた。今を全力で生きたら、もっといい未来が待っているということに気付いた。」と、アルバム制作に向き合った期間を振り返り、力強いメッセージを送った。「この春で東京に来て6年、これからも3人で力を合わせていい作品を作っていきます。」と新たな決意を、ツアーで確かな手ごたえを得たことをにじませながら、笑顔で語っていた河邉。奥野は「いいツアーだった。皆次第で、楽曲を育てていこうと始まったツアー。おかげで楽曲たちが色とりどりに輝いてくれた、本当にありがとう。」と感謝を伝え、「またどこかで、楽しい時間を過ごしましょう!」と感無量に語った。その後、スケール感溢れる「Beloved」でラスト。鳴り止まない拍手が会場を包み込み、大団円を迎えた。
これからWEAVERは、6月から全国ライブハウスツアー“WEAVER 11th Additional TOUR 2016 「Walk on the Night Rainbow」"を開催することを発表しており、引き続き、全国を駆け抜けていく。このライブハウスツアーでは、ホールツアーでは周ることができなかった場所にも訪れることとなり、地方のファンにとっては朗報となる。全国14都市14公演の開催予定となる。アルバム『Night Rainbow』は、ライブツアーでも、さらに進化を遂げていくことだろう。
Photo by 高田 梓
■【セットリスト】
M1.You
M2.Shall we dance
M3.くちづけDiamond
M4.春色グラフィティー
M5.管制塔
M7.レイス
M8.マーメイド
M9. クローン
M10.さよならと言わないで
M11. KOKO
M12. Life
M13. 僕らの永遠 ~何度生まれ変わっても手を繋ぎたいだけの愛だから~
M14.ティンカーベル(ver.EDM)
M15.Boys & Girls
M16.トキドキセカイ
M17.Free will
M18.Hello Goodbye
-ENCORE-
EN1.キミノトモダチ
EN2.Beloved
【関連リンク】
WEAVER オフィシャルHP
WEAVERがAbemaTVの新CMソングを担当
WEAVER、約2年ぶりとなる全国ホールツアーがついにスタート
WEAVER、「KOKO」ミュージックビデオのバズリズムverを公開
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新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者