2017-01-16
BLUE ENCOUNT、ショーケースイベントでコントラストのついた2ステージを展開
BLUE ENCOUNTが1月14日に豊洲PITにて、KDDIとぴあが手掛けるエンタメサイト「uP!!!」がお送りするショーケースイベント「uP!!!NEXT BLUE ENCOUNT ~HERO NEVER END」を開催した。
2部構成となる今回、「静寂の椅子エン」と題した第一部はバンドにとっても、会場である豊洲PITにとっても、初のアコースティック・セットかつ、センターステージというレアな構成だ。暗転と同時にスポットライトがフロアを照らし、メンバーはプロレス入場というサプライズ。田邊駿一(Vo,Gt)が「今日はゆっくり楽しんで」と、初の試みに戸惑いがちなファンの緊張をほぐすように語りかけ、オープナーは「SMILE」。江口雄也(Gt)はもちろん、ベースの辻村勇太もアコギを持ち、そして高村佳秀(Dr)はカホンという編成で、メロディはもちろん4人が曲をどう捉え、演奏しているのかが手に取るように分かる。「ラジオみたいな気分でいい意味ユルく行きましょう」と、いつも以上にMC多めで進行していく。このスタイルがハマる「だいじょうぶ」に続き、レア選曲の「LIFE」では江口の哀愁味溢れるフレージングや、辻村がウッドベースを持っただけでフロアがどよめいた「YOU」など、ミュージシャン・BLUE ENCOUNTの軸の太さや成熟も垣間見せ、アコースティックセットならではの見所が随所に溢れる。逆にアコースティック・アレンジが想像しにくい「LAST HERO」は、怒りや熱さとは違うベクトルでこの曲を鳴らす姿を見た。加えて、ラスト2曲では楽器をエレクトリックに持ち替え、高村もドラムセットに付いて届けた「EVE」。アルバム『≒』収録曲としてファンには人気の高い、しかしライブでの披露は相当レアなナンバーだ。エレクトリックだが、圧が少ないアンサンブルで、細部に心を通わせる演奏を浮き彫りにする。それはラストの「はじまり」でさらに会場の隅々まで行き届くように、温もりを伝えていった。「改めて自分たちの曲を尊いなと思えました。いい新年のスタートを切れたと思います」と感謝を述べ、アンコールではニューアルバム『THE END』のアルバム曲として、最速となる「涙」を演奏。エモーショナルで泣けるバンド、BLUE ENCOUNTとは一味違うこのアプローチは、2017年の第一歩としてチャレンジングかつ良い選択だった。
一転、「激動の立ちエン」と題した第二部は、バンドにとっては馴染みのシチュエーション。が、ステージ前の紗幕に映像が映し出されたと同時にバンドはすでにそこにいるという、これまたサプライズなオープニング。しかも新作『THE END』の中でも最もエモラウド寄りのナンバー「HEART」だ。ライブ初披露とは思えない引き締まったプレイで、そのまま展開の多い「MEMENTO」を立体的に展開していく。田辺が第一部の緊張から解放された旨を話しながら、「お前ら容赦ねえな!」と、沸きまくるフロアに笑顔で応える。そのまま、ブルエンのソリッドでアッパーなマイナーチューン、「GO CRAZY」、オーディエンスが声を出すことで、さらにグッとギアアップし、ステージ上もフロアもアドレナリンが湧き出した「声」。放射状のレーザーが豊洲PITを射抜いていくと同時にリアクションもさらに熱いものに膨張し、実際、室温がものの20分で5℃は上昇したんじゃないか?と思える「アンバランス」「ロストジンクス」と、これまでブルエンのライブを長く見てきたファンですら、ここまでのキラーチューンの連投には驚きとともに狂喜している。これぞ二部構成にした意味ということだろう。しかも4人の演奏、一音一音の説得力が高い。曲そのものが持っている強度で自然に高まっていくテンション。こんなに理想的なライブはなかなかないんじゃないだろうか。「目の前には信じられない光景が広がってます!やっぱライブハウスだよな!」と満面の笑みの田邊。一部での緊張感と比べ、ライブハウスを実家にたとえ、自由自在に動き表現できる楽しさを全身に溢れさせた。
後半は前半とは打って変って、2ビートや高速スカなど、明るく盛り上がれる「GO」「LIVER」と続け、「LIVER」では恒例のタオル回しで、「今年はもうどのバンドのタオル回すなとか言わない!」と、寛容(!?)なところも見せる。そしていつも通り、ステージ上もフロアもともに逞しく育ち続ける「BLUE ENCOUNTという価値観」をも感じさせてくれたのだ。ファストチューンはその後も「THANKS」まで続き、アレンジがアップデートされ続けている「DAY×DAY」、第一部のアコースティックアレンジとの対比が印象的な「LAST HERO」は大文字のロックを体現する8ビートの力強さがあった。新年一発目、しかも二部構成という切り替えの難しいライブをやり切りつつあるバンドは、すでに去年とも違う新しいバンド像を体現。田邊のMCも新たな価値を告げるもので、「今年は自信持って、ライブハウスに行ってきます!って言え。お前らが泣いたり笑える場所は俺らが用意してるから。こんなにクソ熱い4人がいるから自信持っていけ!」という言葉とともに放たれた「もっと光を」の迸るような優しさは、あまりにもリアルだった。アンコールの「NEVER ENDING STORY」まで13曲を凄まじい濃度で駆け抜けた。自ら提案した二部構成ライブ、バンドもファンも大きな収穫になったに違いない。
【セットリスト】
■1部『静寂の椅子エン』
1.SMILE
2.だいじょうぶ
3.LIFE
4.YOU
5.LASTHERO
6.EVE
7.はじまり
EN.涙
■2部『激動の立ちエン』
01.HEART
02.MEMENTO
03.GO CRAZY
04.声
05.アンバランス
06.ロストジンクス
07.GO
08.LIVER
09.THANKS
10.DAY×DAY
11.LAST HERO
12.もっと光を
EN.NEVER ENDING STORY
■2017年ワンマンツアー「TOUR2017 break“THE END”」
3月12日(日) 香川:高松Festhalle
3月20日(月) 千葉:幕張メッセ国際展示場
4月02日(日) 北海道:Zepp Sapporo
4月08日(土) 宮城:仙台PIT
4月09日(日) 新潟:LOTS
4月15日(土) 大阪:Zepp Osaka Bayside
4月16日(日) 広島:BLUE LIVE
4月26日(水) 名古屋:Zepp Nagoya
4月27日(木) 名古屋:Zepp Nagoya
5月07日(日) 福岡:福岡国際センター
■先行チケット予約受付け中!
受付期間:1月16日23時59分まで
受付URL: http://eplus.jp/blue-encount/
<チケット料金>
スタンディング:¥4,300(税込・ドリンク代別)
2F指定席:¥4,800(税込・ドリンク代別)
●幕張メッセ公演 スタンディング・ブロック指定:¥4,800(税込)
●福岡公演 アリーナ立見・スタンド指定:¥4,800(税込)
【関連リンク】
BLUE ENCOUNT オフィシャルHP
BLUE ENCOUNTが本気の大喜利勝負!? スペシャル特番放送決定
BLUE ENCOUNT、1月14日開催のライブをau 動画配信サービスで独占生配信
BLUE ENCOUNT、ブルブル震える遠藤憲一が出演するアルバム『THE END』CM公開
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新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者