はるかな命の始まりが
翡翠の蛹であったなら
ひかりの中
目覚めたでしょう
美しい姿ひろげ

心魂(こころ)は今も
その時のまま

はじめて来たのに懐かしい
はじめて見るのに愛おしい
すべてが意味を持ち導く
不思議な記憶の先へ

尽きず何度も
生まれ変わり
今ここにいる

見知らぬ国の夢
戦いの時代も
まるで終わりのない物語
綴るみたい

たくさんのワタシが
わたしにつながって
同じように感じ泣き笑い
奏で合う歌声

季節は巡って花が咲く
歴史は決まって繰り返す
眠りはまた目覚めるために
羽の中へ包まれる

みんな選ばれ
この大事な今を
生きてる

海に棲んだ娘
牢の中の王子
穏やかに
波乱に
満ちていた遠い童話

たくさんのアナタが
あなたにつながって
どんなに孤独かかえても
目を閉じれば
思い出す

胸を焦がした恋
運命(さだめ)を抱いた愛
まるで終わりのない物語
続くように

そしていつかわたし
あなたにたどりつく
前にどこかで逢ったかしらと
言うから気が付いて


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