緑と花がもえる季節はやがて冬へと急いで
生きた命を紅い葉に込めてはらりと地を焦がすでしょう
二人の影を重ねて歩いた道とて決して例外ではなく
残した足跡を消して積もる枯れ葉は季節のうつりかわりを告げた
僕は君の君は僕の感触を確かめ合ってはそれを信じていたけど
今君が歩いていったのは未来僕が向かうのは少し前の過去
冬に雪降るのは枯れた景色を真っ白に隠す為で
悲しい気持ちを必死で誤魔化す今の僕によく似ています
冷たくて音も無くて唯深々と雪は積もる
枯れた全てをまた最初から創りなおす為に
「これからどうしよう?」とか何時の時も君と僕で話していたけど
今君がいるのは桜咲く春で僕は今も同じ雪を見ています
誰かが決めた春夏秋冬これから先も繰返します
枯れては生い茂り咲いては枯れる途方に暮れる事なく
離れては寄り添うを繰返していた数だけ思い出は増えて
その度に辛かったりしたけどそれだけ大事な人に思えた
僕は君の君は僕がいつまでも側にいて欲しいと思っていたけど
今僕が確かに立ってるのは現在君がいたのは少し前の過去
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