何かひとつだけ覚えたままで
あとは何もかも忘れるとしたら
僕は一体何を残すだろう
そう思い見渡した四角い室は
何もが色褪せていた 朽ち果てていた 苔生していた

何かひとつだけ残せるとして
綺麗さっぱり僕が消えるとしたら
僕は一体何を残すだろう
誰のために何を残せるのだろう

アルクホリングの酔いと煙の痺れ
闇に溶けていく心

何万回の夜だけ
何万回朝が来る
何万回の夜は解けて
何万回の夜だけ
何万回朝を待つ
何万回の夜は何処へ

目を閉じれば聞こえる
時速七万マイルのスピードのリズム

何万回の夜だけ
何万回朝が来る
何万回の夜は解けて
何万回の夜だけ
何万回朝を待つ
何万回の夜は何処へ

何万回の夜だけ何万回朝が来る
何万回の夜だけ何万回朝が来る


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