夕べの夢の意味を手繰ってる
マザーグースの数え歌唄うように

記憶の淵から
こぼれたミルクを
すくうように
彷徨っている

指の隙間から
透けて見えてた
鍵穴を
覗きこむ

夕べの夢の色を辿ってる
空っぽだって知ってるくせにまだ

記憶の淵から
砂の城のように
崩れてく
音も無く

指で触れたことのある
君は今でも
同じ夢
見るだろうか

意識の奥に深く沈んでる
儚く揺れる ふたつの泡になった

夕べの夢の色を辿ってる
空っぽだって知ってるくせにまだ

夕べの夢の意味を手繰ってる
マザーグースの数え歌唄うように


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