声にならない、不安定が目の前に広がっている。
すんとも告げられないのは数年ぶり、不思議の一つ。

緩い太鼓の、拍子がいつも、この大樹を征している。
中では世襲の職人たちが無心を刻んでいる。

結晶型、人造の香り、でも積もってしまえば。

「雪」囁く君、この景色が引き寄せた。外套の割には小柄で。
久しぶりの空、薄着の僕くしゃみした。しゃがんで抱き寄せた深爪の指。

指摘する僕、最近ピアノを始めた、と君は言う。
 
流線型、人体の成分、流れても悪くない。

「雪」と喚く声、この言葉が引き寄せた。街燈の中には既視感。
久しぶりの音、驚く僕。でも今は屈んで掴もうか、絶好夢。

「雪」囁く君、この景色が引き寄せた。外套の割には小柄で。
久しぶりの夜、無防備顔くしゃくしゃで。笑って「よかったね」と君が、僕を優しく受け入れる。

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