徹夜明けの青山通り
スタジオ終えて帰るいつもの道
信号待ちの隣のバスは
仕事に向かう無口な人達

泥の様にこれから眠り
またスタジオに戻ろう

もしも、
あの時違う生き方を
選んでいたら僕は今
どんな人生だっただろう?
きっと、君に出逢うこともなくて
帰る場所も違っていて
この朝を迎えていたかな

テイルランプが蛍の様に
渋谷の坂を滑り飛んでゆく
信号をひとつ見送るだけで
人の運命は大きく変わってゆく

君の待つ場所に帰るよ
僕はひとりじゃもうないから

多分、
200年後のこの道も
目の前に映る景色も
変わり果てているだろう
そして、僕に似たような誰かが
愛する人の待つ場所へ
この道を帰ってゆくのかな

いつか僕の肉体は滅び
宇宙の塵に消えてしまうだろう
でも、もしかしたら
今日できた曲が未来の誰かの許に届くかも知れない

君を想って書いたこの歌が…


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