高度はおそらく500メートルを越えていた
さすがにここまでは追ってこれないだろう

甘くない現実さ
いつでも楽な方へ寄り添ってしまう

きっといつか
笑っているのは難しいから
逃げ出したくなる

きっといつか
解る気がする
誰に求められてるのか
今何をするべきなのか

快晴
視界良好
機体をゆっくりと傾け
光差す方へ向かってる
根拠なんて何もない
確信もないけれど
これでいい

きっといつか
壊したくなる
自分自身が解らないから

きっといつか
他人のせいにして
ここから逃げ出してゆくんだ

僕は廻り
繰り返してゆく

いつもそうさ
きっと終わりはない

たまに見失うけど
真実は嘘じゃない
ここにあるんだ

きっといつか
ふがいない僕の
過去の過ち
許せるのかな

古い僕よ
無くした笑顔を探したいから
このエアープレーンに乗って
迎えにゆくよ


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