午前四時 灯った通りを跨いで行く金曜日
三月の日 煙った空は感触が分かんなかったな
三月二十日 塞がった通りは映像画像なんかじゃなかったな
灯っていく 街はまだ灯っていく
街灯が二人を導く夜も連れ去った日も
肝臓も感情もこの通りと白む空に置いたのに
高架下に歌った後に 絡まれて不味かった酒や
帰ってこない俺を迎えに来るあなたは愛しかったな
残像は帰す 心臓を叩いたらその火は消え灯は灯る
灯っていく 街はまだ灯っていく
最高も感動も無い でもきっと解答が在る
才能も種火も無くても想うなら心臓の灯で灯せる
街灯が二人を導く夜も連れ去った日も
肝臓も感情もこの通りと白む空に置いたのに
心臓の灯を浸透させ街はまだ宴に沸く
何十年後、心臓は止まり、あの日の煙の様に空に還るのに
還るのに 還るのに
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