鈍色眼鏡 曇り硝子
磨いて君が覗いた
未來のメガロポリスの街
今日も僕は歩いてく

革のブーツの踵鳴らす
アスファルト奏でるビート
どこかいつかの君の耳に
送ろう 僕の音楽

影を曳き踊った
地下道のアダムたち

世界の始めから同じ
闇に 聳えた文明は
まるで書き割り舞台の様さ
月と太陽貼り付けよう

求めて止まぬのは
いつの世も変わらない

飛ばせ 空想の
機械仕掛けの羽広げ
回せ 螺子巻きを
人は自在な自動人形オートマタ
次の角曲がり
建設途中の理想郷ユートピアへ
手を貸しに行こう

視えないものを視せないように
クリアを装う現代さ
最初から穢れたものなど
けして在りはしないのに

螺旋状の記憶が
眼の奥で立ちのぼる

走れ 蒸気列車
時空という線路の上
廻せ 歯車を
イカれた科学者のように
遙か もうひとつの
過去へと明日へと旅をしよう
今を創るため

飛ばせ 空想の
機械仕掛けの羽広げ
外せ 撥条を
人は自由な自動人形
次の角曲がり
完成間近の理想郷で
僕等は 出逢おう


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