女の匂いが体にまだこびり付いている
2人目の自分に背筋を舐められているような
甲高い声は自制に呼び掛けなどせず
目の前の非力を犯す快楽に拍車をかけた

“お前は決して悪くない”と
誰かずっと囁くんだ
傷つける気など、これっぽっちも無く

忘れよう、忘れよう

衝動が、衝動が

真夏の太陽がヂリヂリとうなじを焼きつけ
垂れ流す汗を両手で拭い歩く帰路に
まだ収まらない邪と震えをポケットに隠し
右手の匂いをもう一度嗅いでは、仕舞い

“お前は決して悪くない”と
誰かがずっと囁くんだ
傷つける気など、これっぽっちも無く

忘れよう、忘れよう

衝動が、衝動が
衝動が、突き落とす

締め忘れていた玄関の鍵に気づく頃
誰もいない部屋に「ただいま」と一人つぶやく
シャワーに流れる女の匂いを眺める
ベッドに入ろう、今夜は眠れるだろうか

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