君の中にある寂しさという名の氷山の一角が
削れて水面に落ちてったその水しぶきが
会話するたび弾けてきて言葉の節々凍てついて
ぼくの心の芯まで冷やして 氷がひび割れそう

だけどひび割れてかまわないのさ
ペンギン達がぼくらの上を滑るだろう
退屈な日々に寝返りを打つのは
アザラシじゃなくて君の中で泣く青春の日々

もういいよ もういいよ 今もずっと隠れてる

途切れたよ 途切れた 隙間を埋める言葉は欲しいかな
溶け出した 中から誰かの声が
聞こえたよ 聞こえた 君の笑い声によく似ていたよ
違うかな いつかまた聞けるかな
凍てつく氷の世界でかくれんぼ

氷は溶けて増えてった 水嵩が世界中を覆った
なにもかも海に戻って やり直せるとしたらねぇどうする?
深海を1人泳いで思い出に張り付く藻を剥がして
もう一度日の当たるとこまで おいでと手招いてる

そして息つぎがしたくなるのさ
クジラの噴水に身を任せ浮かぶだろう
退屈な日々に爪を立ててるのは
シロクマじゃなくて君の中にあるトラウマのシミ

もういいかい もういいよ 今もずっと探してる

泡沫よ 泡沫 映し出された憂いが綺麗だな
溶け出した 中から誰かの声が
聞こえたよ 聞こえた 最後に見た君は多分泣いていた
笑っていた いつかまた聞けるかな
凍てつく氷の世界でかくれんぼ


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