消えない誰かの歌に頭がいたくなってる。
もういっそこの耳の奥に蟻の死骸集めて、甘い蜜でコーティングしよう。

僕の思考回路、迷路に形変える。
君に手を差し出して「連れて行ってください」
汚い声でただ願った。

だけど今は遠くなってしまった。
あの子の言葉だけ僕は信じていた。

ナイフで描いた夢、君と同じように。
精一杯の声で叫ぶ。
「僕は待っているから」
「僕は裏切らないから」
僕は可笑しくて、笑いが止まらなくて。

だけど今は遠くなってしまった。
あの子の言葉だけ僕は信じていた。

盲目でいい。
真実は要らない。
今はそれが全て、僕の全てだから。

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