2017-11-02
新体制になったSAY-LAが勢い良く船出。12月よりさらに新メンバーが追加
7月30日に白石りかが、9月3日に恵比寿リキッドルームで行った公演を持って西野葵が卒業。SAY-LAを初期から支えてきたメンバーたちの相次ぐ卒業。それでもSAY-LAは、活動を止めることなく約2ヶ月間活動を続けてきた。
その間に告げられた妹分アイドルユニットBABY TO KISSから新メンバー2人を加えるという報告。先にれぃれぃこと大咲れいなの加入が告げられ、残り一人が誰か?を知らせることなく、12月よりSAY-LAのメンバーとして正式に加わるというアナウンスのみのまま、SAY-LAは4人編成で活動を行ってきた。
あれから約2カ月、SAY-LAは10月29日(日)渋谷CLUB QUATTROを舞台に、新体制として初となるワンマン公演『SAY-LA I-GET 秋のワンマンまつり2017 「新体制ワンマン 〜初恋記念日〜」』を行った。この日より、大咲れいながメンバーへ加入。暫定的な形とはいえ、SAY-LAは5人編成で新たな船出へと乗り出した。
新しい航海へ一緒に乗り込もうと会場に詰めかけた大勢のファンたち。ライブは、ここへ至るまでの日々を語るメンバー5人のトーク映像から幕を開けた。
中でも、藤沢泉美の語った「私が入って、るりちゃんが入って6人で活動をしながら、すごく安定してるから、「このグループ最高だな」と思っていたんですけど。2人が卒業して4人になって、ずっと不安な気持ちもありました。それを4人で乗り越え、4人編成のライブも褒めてもらえるようになってきたところに新メンバーの加入になったんですけど。入ってきてくれた2人の子は、見た目もパフォーマスンもすごくSAY-LAに合ってるなと思ったので、新しいSAY-LAが楽しみです」という言葉が、今のSAY-LAの気持ちを投影していた。
新体制になって初のステージは、この一年間SAY-LAのライブを熱狂で支えてきた『こじらせ片想い』からスタート。「君が好きです」「俺もー!!」「君が好きです」「誰よりもー!!」の掛け合いもお馴染みの風景。4人編成での約2ヶ月に及ぶ活動を通して固めてきたパフォーマンスだが、この日から大咲れいなが加わったことで、今までのステージングへより華麗さが加わった印象。何より、一体化し踊るときの姿へ、何時も以上に華やかな存在感を覚えずにいれなかった。フロアーへ詰めかけたファンたちの声援も、最初からMAX状態。それだけ、新しいSAY-LAに期待を寄せてるという現れだ。「今日から加入しました、れぃれぃです」と語った大咲れいなの挨拶にも、みんな暖かい声を送っていた。
『ずるいよ』で見せた美しい綺麗なフォーメーションを通し抱いた、目を放したくない感覚。フロアーの人たちも「ずるいよ」と歌う彼女たちの気持ちを全力で受け止め、絶叫を返すことに嬉しさと興奮を覚えていた。12月には6人編成になるとはいえ、5人で作り上げる対角線を活かしたフォーメーションの美しさも、眩しい姿として見えてきた。この様を短い期間しか味わえないのは「ずるいよ」と思いながら、短い間だからこそ、その姿をしっかり瞼に焼き付けておきたかった。
五角形のフォーメーションからの対角線描く動きへの変化。ちょっと切なさを抱きながら『どうして、ミレンジャー』を歌う5人。切ない歌にも関わらず、視線を引きつけるパフォーマンスに心がドキドキ疼き続けていた。落ちサビでは大咲れいなが「どうして」と歌を担当。進化成長過程のSAY-LAの魅力をしっかりアピールしてくれた。
SAY-LAのワンマン公演も約1年ぶり、通算3回目となることから、新しい表情を見せようとメンバー提案で試みたのが、2本のアコギの演奏を背にしたアコースティックなライブ。披露したのは『1/2×2』。天原瑠理と東江ひかりの歌声からの幕開け。そこからは、メンバーが次々とマイクをリレー。大切な人を想う気持ちを、真っ直ぐな心と透き通る爽やかな歌声を持って、5人は「いつも君がいて欲しい」「また空を見上げて君を想っている」と紡ぎだした。若干歌声が震えていたのも緊張から?。でも、清楚でおしとやかな彼女たちの姿や、それぞれに真心を込めた歌声を味わえたのも嬉しかった。彼女たちの歌唱力が増すごと、そのハーモニーにも心が揺さぶられてゆくに違いない。
MCは東江ひかり/藤沢泉美/大咲れいなの3人へ。2人は、大咲れいなへ「趣味は?」と質問。「ホラー映画を見ることと、踊ることと、本を読むことと、最近はパズルゲームが面白くって」と答えたところ、2.人は「SAY-LAではまってるゲームを一緒にやってくれて、すごく仲良くなってる」と、5人で毎日を楽しんでいる様も伝えてくれた。
ここからはデュエットコーナーへ。最初にステージへ姿を現したのが、森のんのと天原瑠理。2人は爽やかで愛らしい風を吹かせるように『ナミダノワケ』を歌唱。歌が進むごと、元気とパワーが増してゆくのも2人の魅力。キュンとした笑顔を振りまく彼女たちに、フロアーからも熱いエールが飛び交ってゆく。落ちサビでの胸をグッとくすぐる切な表情。軽快にステップを踏み歌うときの可憐さ、1曲の中、いろんな表情を味わえたのも嬉しいポイントだ。
歌のバトンは東江ひかりと藤沢泉美へ。2人はチャーミングな歌声を放つように『5分遅れのシンデレラ』をデュエット。キュンキュン胸を弾ませるようポップなフレイバーをまぶしながら、2人は場内へキラキラと輝く笑顔を振りまいてゆく。ピュアな仕種や可愛さを押し出した姿に、胸のドキドキも5分間鳴りっぱなしだった。
4人編成から5人編成へ至るまでの流れを追いかけたメイキング映像に続き、ライブは後半戦へ。シルバーと水色を基調とした新衣装に身を包み、5人が再登場した。
センチメンタルで浪漫な香りも携えた5人の歌声からの幕開け。切なさを抱いたミッドグルーヴ曲『恋する君に恋してる』を歌い、ライブは再開。歌のパートが変わるたびに起こるメンバーコール。「恋する君に恋してる 好きって言えないけれど」、その歌声に触れているだけで、胸がキュッと痛く疼いてゆく。SAY-LAの中にある切ない表情が胸へ滲んでゆくようだ。
切なさを増幅するように響いたのが、『MARIA』。とても可憐な5人の歌声や姿に心引き寄せられながら、観客たちは沸きだす感情を絶叫に変え全力でぶつけてゆく。サビへ向かって膨らむドキドキ。胸をキュッと疼かせる泣きメロを持ったサビ歌に、心がぐっとつかまれた。それ以上に、可憐な5人へ叫びたくなる想いをぶつけずにいれなかったのがファンたちの本音だろう。まだまだ蕾状態の大咲れいなの歌声に心惹かれながら、天原瑠理の存在感あふれる歌声にも震えるほど胸が揺さぶられていた。
「みんなでジャンプ!!」、カラフルに弾む音がビートに合わせ大きく跳ねだした。駆けだした演奏の上で、軽快にステップを踏みながら歌う5人。『星に願いを』が、はしゃぎたい気持ちへ熱狂の光を注いでゆく。満面の笑顔で歌う彼女たちへ、絶叫のエールを届ける観客たち。次々とマイクをリレーするメンバーへ向け飛び交うコール。ドキドキが止まらない。いや、ドキドキを止めたくない。彼女たちと一緒にジャンプしながら、このワクワクした衝動をもっともっと舞台へぶつけたい。
5人の力強いハーモニーからの始まり、本編最後を飾った『BELIEVE』へ全力で声をぶつけるファンたち。5人は一つになった歌声を武器に、心に抱いた感情を「これが私たちの 信じている想いだ」と伝えるよう力強く届けてきた。「いつでも心に誇りを持って 未来に向かって踏み出していこう」。彼女たちのその言葉こそ、仲間たちと共に抱き続けたい気持ち。その絆を、これからもずっと繋いでいこうじゃない。
アンコール前には、メンバーがこの日の感想をトーク。「1年ぶりのワンマンなんですけど、その間に2人卒業しちゃって、みんな旅立ってしまったなと思って、4人で良くも悪くも平穏な日々を過ごしてたんで、ホントに波がない感じだったんですけど。そこで新メンバー加入とワンマンライブが決まって、どうしたらいっときの勢いを取り戻せるかとみんなで考えたりして、ワンマンライブで何をやればいいのか何度も何度も考えて。それで、メンバー2人で曲を歌うとか、アコースティックバージョンでやるなどいろいろ考えました。それぞれメンバーにも意見を言うんですけど、それを素直に受け入れてくれる心優しいSAY-LAちゃんたちのおかげで毎日平穏に生きてます。SAY-LAメンバーには本当に感謝せずにいれないんです。言ったわがままを受け入れてくれるスタッフさんも優しいなと思って。これまで良いお報せが出来ないのに応援し続けてくれたファンの人たちにも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも感謝の気持ちを忘れずにSAY-LAの活動をがんばっていくのでよろしくお願いします」(藤沢泉美)
「私たちの中で2人(白石りか/西野葵)の卒業がホント大きくて。活動を続けるとなったときに不安しかなくて、4人で歌っててもお客さんたちが来てくれるのかな?と思っていました。最初は正直、お客さんも少なかったんですけど。そのSAY-LAを見て、新たに好きになってくれた人たちもいて、少しずつだけど人も増えていけば、今回のワンマンライブでは新しい人も来てくれたようにすごく嬉しかったです、一人でもファンの人がいなくならないように。どんどん消えちゃうんで。それは私たちが頑張んないといけないなーとわかるから、これからも頑張ろう。れいれいが入ってくれたときに、彼女に逞しさを感じて、大丈夫だと思って、それがすごく嬉しかったし、その後に6人になるのでさらに頑張りたいと思います」(東江ひかり)
アンコールで告げた、新しい発表。SAY-LAは、2018年1月2日に2ndシングル『3000年に一度のハピネス』を発売する。「3000年に一度の正統派アイドル」というSAY-LAのコンセプトにピッタリの楽曲だ。C/Wには、『恋する君に恋してる』『MARIA』『BELIEVE』の収録も決定。C/W曲たちは待望の音源化ということから、メンバーもファンたちも大興奮。とくに『MARIA』『BELIEVE』はSAY-LA活動初期からユニットを支えてきた楽曲。初期メンバーの森のんのも感激していた。
続いて、最新シングルに決定した『3000年に一度のハピネス』を披露。キラキラと輝きを放つギターの旋律と心地好い四つ打ちのダンスビートをミックス、正統派で清純な現代風アイドルポップスとして誕生。歌詞も、SAY-LAのこれまての歩みやこれからの道筋を照らす未来を向いた歌。「当たり前のことが当たり前じゃないって」「3000年に一度の英雄じゃないけれど、誰にもその人にしか出来ないことがある」「大好きな人たちに大好きと言おう 後悔しないように」など、SAY-LAが胸に掲げ歩み続けてきた想いがここには詰め込まれている。メンバーとファンたちとで作り上げた「ラーララララーラーラー」の大きな合唱。この歌がこれからのSAY-LAのライブ中、確かな支持を得て輝き放つことを、この日すでに証明していた。
最後にSAY-LAは『I LOVE YOU』を披露。会場中の人たちがウッホウッホと騒ぎ、一体化した輝きを作りだした。「伝えたいよ君の声 君の笑顔もすべて」「今一歩踏み出せないけど」。そんなセンチな気持ちも、今はとても可愛く見える。この熱狂をメンバーも、ファンたちも忘れたくなくてはしゃいでいた。この時間、この瞬間、ここに生まれる純粋な熱気と熱狂を興奮を独り占めしたい。「あと一歩前へ踏み出して、君の前でI LOVE YOU」と歌うメンバーたち。最後に会場中へ響いた「I LOVE YOU」のファンたちの大きな声が、ずっとずっと心に染みついていた。
SAY-LAは11月中は5人体制で活動を続けてゆく。12月には新しいもう一人のメンバーを加え、待ち望んだ6人編成として本格的なスタートを切る。1月に発売になる2ndシングル『3000年に一度のハピネス』では6人のSAY-LAを味わえるように、さらに進化してゆくこれからのSAY-LAを楽しみにしていただきたい。
TEXT:長澤智典
【セットリスト】
映像
SE
『こじらせ片想い』
MC
『ずるいよ』
『どうして、ミレンジャー』
MC
『1/2×2』-acoustic version-
MC
『ナミダノワケ』
『5分遅れのシンデレラ』
映像
『恋する君に恋してる』
『MARIA』
『星に願いを』
『BELIEVE』
-ENCORE-
MC
『3000年に一度のハピネス』
『I LOVE YOU』
【SAY- LA 2nd シングル「3000年に一度のハピネス」】
◆発売日:2018年1月2日
◆A-type IGET-005
収録曲
3000年に一度のハピネス
恋する君に恋してる
MARIA
◆B-type IGET-006
収録曲
3000年に一度のハピネス
恋する君に恋してる
BELIEVE
◆商品概要:「3000年に一度の正統派アイドル」をキャッチコピーに活動する6人組女性アイドルグループSAY- LA(セイラ)。1stシングル「こじらせ片想い」から1年、メンバーチェンジを経て、待望の2ndシングル発売!
◆価格:税込1000円
【SAY-LA公式情報】
◆公式サイト http://www.say-la.jp/
◆公式Twitter @SAY_LA_info
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JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
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咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
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JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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