2011-11-20

LIGHT BRINGER、“親しみやすいメタル”がテーマ

 メタルインディーズのシーンで注目を集めていたLIGHT BRINGERがついにメジャー進出! デビューシングルについてFuki(Vo)が語る。

──結成が2005年4月なのですが、その頃からメロディアスでプログレッシブなメタルサウンドをやろうと?

私とベースのHibikiが地元の楽器屋さんのメンバー募集で出会って、そこから始まったんですね。結成当時は明確なコンセプトはなくて、コピーとかをやってましたけど、キーボードを入れたメタルバンドにしようっていう考えはありました。2008年に出した1stアルバムの時に今のメンバーに変わったんですけど、その時に加入したギターのKazuがポップス好きだったので、歌メロがキャッチーになって。でもHibikiのプログレ好きな部分やテクニカルな部分も残すことで、その両方の融合がポイントかなって。なので、メタルの激しい部分とJ-POPのような歌メロがキャッチーな部分をうまくブレンドさせて、メタル好きに受けるし、一般の人にも違和感なく聴いてもらえるバンドを目指してやっています。

──そして、シングル「noah」でメジャーデビューとなったわけですが、なぜこの曲をデビュー曲に選んだのでしょうか?

この曲はデビューシングルのために書き下ろしたわけではなく、現在制作中のアルバムの候補曲も含め、いっぱい新曲があった中から選んだんですね。歌メロは哀愁漂う美しいもので、なおかつスピード感のあるメタルの曲…もちろんテクニカルでもあるので、一番LIGHT BRINGERらしさが集約されているかなと思って。あと、タイトルは聖書に出てくる“ノアの方舟”を暗示しているんですけど、“船”というのが自分の中で重要なキーワードになっているんです。メジャーデビューするということで、インディーズの頃から応援してくれているみなさんの中に、LIGHT BRINGERが変わってしまうって不安に思っている方もいるかもしれないので、今まで通り何も変わらずに同じ船を漕いでいくので、みんなも同じ乗組員として、これからも応援をよろしくねっていうメッセージを込めてあります。

──このシングルには3曲収録されていますけど、ヴォーカルスタイルというか、歌詞も含めキャラが曲ごとに違いますよね。

あえてテイストの違うものを収録したくて、この3曲を選んだんですよ。2曲目の『Heartful...』は昔の曲のリアレンジなんですけど、ピアノのMaoと私のふたりだけで…しかも一発録りでレコーディングしたんですね。そういう経験は初めてだったんで、かなり新鮮でした。シンプルなバラードでメタルじゃない曲なので、細かいニュアンスや息づかいとかに気を使いながら歌いました。3曲目の『Continue!?』はライヴでお客さんと一体感が生まれるようなノリのいい曲を作ろうってことで、ギターのSeiyaが書いてくれたんですけど、いい意味で遊んでみました(笑)。楽しげに、キャピキャピと飛び跳ねながら歌うイメージだったので。

──まさに、“一緒に歌えるヘヴィメタル”ですね(笑)。

この曲に限らず、カラオケで歌えるヘヴィメタルっていうか、“親しみやすいメタル”っていうのがテーマにありますね(笑)

──メジャーシーンでどんなことをやってみたいですか?

メジャーとインディーズの違いっていうのは、より多くの人に知ってもらえる機会が多いか少ないかだと思うんですよ。なので、たくさんのお客さんに観てもらえる機会をもっともっと増やしたいし、より広い会場でライヴをしたいです。今までメタルシーンで活動を続けてきたので、メタルを知らない人…普通のロックファンが私たちを観たら、どう観えるんだろうって。メタルファンではない、一般の人にも聴いてもらいたいってのもありますね。観た目で引かれてしまわなければいいんですが(笑)

取材:土内 昇

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