2018-09-12
Royz、ツアーのファイナル公演をEX THEATER ROPPONGIで開催。次はシングル『SINFONIA』を手にZEPP TOKYOへ!
シングル『DOLL』を手に行った全国ワンマンツアー「Royz SUMMER ONEMAN TOUR 『Dolly's Lucid Dreaming-人形は儚い夢を見る-』」も、9月11日(火)にEX THEATER ROPPONGIを舞台に行った公演でファイナルを迎えた。
人形の螺子を巻く音に導かれ響き出した美しくも幻想的なワルツの調べ。その音色へ誘われるようにRoyzのメンバーたちも舞台へ姿を現した。ドラムの智也が軽快にシャッフルビートを刻むと同時に4人の人形たちは優しく戯れだす。妖艶な仕種を持って『DOLL』を歌い奏でるメンバーたち。フロアーでは大勢のファンたちが大きく手の花を揺らしていた。美しき高揚は、何時しか頭振り乱す激しさへと変化。そして…。
「踊り尽くしてやろうぜ!!」、胸をくすぐる麗美な調べからの始まり。だが、演奏は一瞬にして激しさを背負い駆けだした。『LILIA』が暴れたい感情へ心を一気に掻きまわす。胸をくすぐるサビ歌に魂が震える、重厚な演奏が否応なく身体を熱く刺激する…。
「声上げろ!!」「派手にぶち噛まそうぜ!!」、野太い声で叫ぶ昴。荒れ狂う轟音を放ち、Royzは『PANDEMIC』を投下。鬱積した感情をすべて吐き出すよう暴れ狂う観客たち。序盤からそこには気迫と気迫をぶつけあう光景が広がっていた。Royzは黒い翼を羽ばたかせ、さらにドス黒い興奮の中へ観客たちを巻き込むように『RAVEN』を演奏。その興奮した熱が、一人一人の心に熱狂へ向かって羽ばたく黒い翼を授けてくれるのだから。
重厚な熱の色を華やかに塗り変えるように、Royzは疾走した演奏の上でつかみを持ったキャッチーな歌を披露。共に『JOKER』を口づさみながら、身体は熱を持って駆ける演奏に刺激を受けはしゃぎだす。「この身を捧げても」という歌詞の通り、すべての想いを4人に捧げ、今は跳ね続けていたい。
演奏へ、ふたたび重厚な音が加わった。『マーブルパレット』を相棒に、頭を振り乱し暴れ狂え。それが、今は最高に似合うライブの解答だ。続いて『疾風迅雷』の登場だ。観客たちの誰もが手にしたタオルを振りまわし、爆走する演奏へ共に身を預け頭を空っぽに騒ぎだす。サビでは誰もが「疾風迅雷」と叫ばずにいれなかった。誰もがこの瞬間、昴と魂を同化し歌い叫んでいた。
舞台は一変。幻惑な、暗黒の世界へゆっくり誘うように、Royzは幻想シンフォニックな『螺旋』を披露。闇への案内人と化した昴の歌へ導かれ、今は沈むようゆっくり奈落へ堕ちていきたい。哀切さを持って歌う昴の歌声へ、切なさと同時に優しさも覚えていた。それが昴なりの、Royzらしい寄り添い方だと言うように…。子供の笑い声、妖しい甘美な音色をまとった『秘蜜』の登場だ。妖美でヒステリックな旋律に酔いしれながら、妖しく手招く昴の歌声に心の腕を惹かれ、大勢の人たちが蕩けるように身体を揺らしていた。
演奏は、ふたたび黒い唸りを上げた。「ゆくぞ、てめぇら!!」、昴の声を合図に、唸りを上げ疾走する『Daybreaker』へ牽引されるまま、会場中の人たちが頭を振って騒ぎだした。サビではつかみを持った歌に、大勢の人たちが手で花を咲かせ想いを捧げてゆく。
感情的な昴の歌声からの幕開け。轟音を撃ち放った『シンクロニシティ』だ。刹那を抱いた歌と、身体を貫く轟音を重ね合わせ、Royzは理性を嘆く色に塗り潰してゆく。心張り裂けんばかりに歌う昴の歌が、胸を熱く搔きむしる。「一人じゃない、お前たちとつかみたいんだ」、その願いは4人の心の叫び、その熱情に魂が震えだす。
Royzの意志を詰め込んだ『ANTHEM』が飛び出した。「叫べ!!」の声を合図に、誰もが感情の留め金をぶち壊し、自分たちの意志と寄り添う想いを、飛び跳ね騒ぐ熱狂へ変えていた。 僕らのアンセムを心の中で歌い叫んでいた。さぁ、魂を開眼せよ。轟音と共に爆走する『開眼』と、熱気ぶつけあうバトルだ。「同じ顔で狂ってる」の歌詞通り、4人も、観客たちも、同じ熱を持った気持ちを胸に騒ぎ狂ってゆく。
ライブも終盤戦へ。会場中を緑色のサイリウムの光で塗り潰した、『PHANTASIA-パンタシア-』を通し作り上げた心一つに抱きしめあう風景。生きた証を、生きる意味を、歌に乗せ吐き出すように届けた『ステラ』。Royzの歌は、心の叫びを歌という翼を通し開放してゆく。だから僕らも、その翼を受け止めたくて熱狂の声を彼らに伸ばしていく。互いの気持ちが一つに重なったとき、このライブという会場に2つの翼が生まれることを、僕らは知っているから…。
「くすぶっている奴とか、生きづらいなと思ってる奴らの居場所でRoyzはいたいと思います。これからも君たちと歩いていこう」。「また生きて歌いたい」、最後にRoyzは『ANTITHESIS』を演奏。彼らの心の叫びは、僕らが心に抱えている本心。だから誰もが、昴と一緒に「まだ生きていたい」と全力で歌っていた。共に熱した心の手をきつく結びあおうと全力で拳を振り上げていた。
「こうなりたいなと思うRoyz像を、今回のツアーで見つけられたと思います。未来の自分を作るのは今の自分でしかない。これからも一緒にみんなと共に歩きながら、みんなの心の中にある燻りも消していけたらなと思います」(昴)
「大人だから夢を見るんだ」と歌う『AILES』から始まったアンコールでも、Royzは剥き出しの感情を演奏へ乗せぶつけてきた。場内から突き上がる無数の拳。「言葉じゃ言いづらいことも、歌ならみんなに伝えられる」、バラードナンバー『Always』を通し、ファンたちに伝えた感謝の想い。「何時か僕らの音が止まるとしても歩きだせるさBEGINNING」、昴のアカペラからの幕開け。光を抱きながら疾走したRoyz流デジロックナンバー『THE BEGINNING』を通し作りあげた熱狂。最後の最後にRoyzは『恋花火』を演奏。昴の言葉をきっかけに、会場へ盛大に騒ぐ祭りの光景と背景にドでかい花火の映像を描きながら、Royzの夏を盛大に締めくくっていった。「一つ一つ、共に乗り越えて一緒に歩いていきましょう」と語った昴の言葉が、胸にしっかりと刻まれていった。
そして、今後のRoyzは…。
この日のライブで、新たなリリースとツアーを発表。11月21日(水)にRoyzは、16thシングル『SINFONIA』(シンフォニア)を4-TYPE発売する。
「SINFONIA」とはイタリア語で"交響曲"のこと。『SINFONIA』は、壮麗な同期の音やメンバーの奏でる旋律も美しい胸に歌が響き渡るミディアムナンバー。もともとメロディメイカー揃いのバンドだけに、その本領を発揮した楽曲の誕生だ。数多くの水槽とカラフルな光の球を背に歌い演奏、水族館で撮影したMVの完成も楽しみだ。
Royzは、シングル『SINFONIA』を手に11月24日よりワンマンツアー「Royz WINTER ONEMAN TOUR「星屑のシンフォニア」」を全部で13本行う。ファイナル公演は、12月28日(金)にZEPP TOKYOで開催。久しぶりのZEPP TOKYO公演だけに、どんなフィナーレを飾るのか楽しみだ。
日程は前後するが、Royzはファンクラブ「WINGS」の会員へ向け、11月上旬、東名阪を舞台に「Royz「WINGS」限定 カップリングonlyツアー【SIDE-B】」を行う。全曲C/Wナンバーで構成する企画色の強いライブだけに、こちらも見逃せない。
9月28日(金)には、大阪BIG CATを舞台に「~Royz 9th Anniversary ONEMAN LIVE~「ユグドラシル」」も開催。毎年恒例、Royzが地元に戻って行う周年ワンマン公演では、何時も以上にリラックスしたメンバーたちの姿を味わえるように、こちらの公演にも注目していただきたい。
間もなく10年目へ突入するRoyz。その幕開けを飾るのがシングル『SINFONIA』になる。彼らが記念イヤーの中へどんな期待に胸ときめかす展開を描き出すのか、これからも続くであろう発表事を楽しみにし続けようじゃないか。
PHOTO:Kyoka Uemizo
TEXT:長澤智典
Royz Web
http://royz-web.net/
Royz twitter
https://twitter.com/Royz_official
★リリース情報★
Royz 16th maxi single
「SINFONIA」
2017年11月21日(水)4type同時発売
■Atype【初回限定盤】CD+DVD
¥1,800(税別)/BPRVD-321
CD2曲+DVD「SINFONIA」MV・メイキング
[封入]全タイプ購入特典応募券「A」+応募ハガキ
■Btype【初回限定盤】CD+DVD
¥1,800(税別)/BPRVD-322
CD2曲+DVD(09月28日~Royz 9th Anniversary ONEMAN LIVE~「ユグドラシル」ライブ映像)
[封入]全タイプ購入特典応募券「B」
■Ctype【通常盤】
¥1,500(税別)/BPRVD-323
CD2曲+ボーナストラック+インスト3曲
[封入]全タイプ購入特典応募券「C」
■Dtype【通常盤】
¥1,500(税別)/BPRVD-324
CD2曲+ボーナストラック+インスト3曲
[封入]全タイプ購入特典応募券「D」
★全タイプ共通封入特典:トレカ2枚(全8種)
★全タイプ購入応募特典有
★LIVE情報★
●Royz WINTER ONEMAN TOUR「星屑のシンフォニア」
前売り:¥4,200/¥4,700
FINAL :¥5,000/¥5,500
FC先行:9月12日(水)~9月24日(月)
一般発売:10月27日(土)~
OPEN/START
名阪 17:15/18:00
Final 17:30/18:30
その他 17:30/18:00
OA(零[Hz])箇所(埼玉/千葉/宮城/新潟/浜松/岐阜/愛知)
OA(BabyKingdom)箇所(福岡/岡山/神戸/大阪)
11月24日(土)【埼玉】HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
11月25日(日)【千葉】柏 PALOOZA
11月30日(金)【宮城】SENDAI CLUB JUNK BOX
12月03日(月)【新潟】新潟 GOLDENPIGS RED STAGE
12月06日(木)【静岡】浜松窓枠
12月08日(土)【岐阜】岐阜 CLUB ROOTS
12月09日(日)【愛知】名古屋E.L.L.
12月12日(水)【広島】広島SECOND CRUTCH
12月15日(土)【福岡】福岡DRUM Be-1
12月18日(火)【岡山】岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
12月20日(木)【兵庫】神戸 VARIT.
12月23日(日)【大阪】umeda TRAD
-Tour Final-
12月28日(金)【東京】ZEPP TOKYO
●Royz「WINGS」限定 カップリングonlyツアー【SIDE-B】
チケット価格:¥4,500
チケット受付:9月12日(水)~9月18日(火)
OPEN/START 17:30/18:00
11月06日(火) 【大阪】americamura FANJ twice
11月07日(水) 【愛知】名古屋ell.SIZE
11月10日(土) 【東京】SHIBUYA REX
●~Royz 9th Anniversary ONEMAN LIVE~「ユグドラシル」
9月28日(金)【大阪】BIGCAT
【開場/開演】17:00 / 18:00
【前売り/当日】¥4,800/¥5,300
【Drink代】別途
―セットリスト――
『DOLL』
『LILIA』
『PANDEMIC』
『RAVEN』
『JOKER』
『マーブルパレット』
『疾風迅雷』
『螺旋』
『秘蜜』
『Daybreaker』
『シンクロニシティ』
『ANTHEM』
『開眼』
『PHANTASIA-パンタシア-』
『ステラ』
『ANTITHESIS』
-ENCORE-
『AILES』
『Always』
『THE BEGINNING』
『恋花火』
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者