2018-09-20
大橋隆志、TAKASHI O’HASHI & STEPHEN MILLS Independent Souls Union LIVE!についてのメールインタヴュー紹介
聖飢魔II時代はジェイル大橋として。CATS IN BOOTS時代には、 Takashi"Jam"O'hashi名義で活動していた、ギタリストの大橋隆志。現在はソロアーティストとして米国/日本を股にかけて活躍中だ。
今年1月に行われた「TAKASHI O’HASHI & STEPHEN MILLS -Independent Souls Union Tour」。本来は大橋隆志(G.Vo.)とスティーブン・ミルズ(Drms.)が在籍していたバンドALLEY CATS LVのツアーとして行う予定だったが、同バンドがツアー直前に活動を休止。その代替公演として、サポートベーシストにJET IN BOOTS時代のメンバーである富田毅を迎え、コラボレーションをテーマに制作した大橋隆志のソロアルバム『Independent Souls Union』を軸に据えた全国ツアーとして決行した。
同ツアーは、各公演に日替わりでゲストを迎えて実施。その面々も、カワタコージ(ex:JET IN BOOTS)、元CATS IN BOOTSのベーシスト畑江'Butch'康弘やEARTHSHAKERの石原'Shara'愼一郎、SHOW-YAの寺田恵子、元聖飢魔IIのエース清水と元GRASS VALLEYの本田海月によるユニットface to ace、三河地方を拠点に活動していたThree River Blues Bandなどなど、大橋隆志の濃い交友関係が見えてくる豪華な面々。ファイナルとなった秋葉原CLUB GOODMAN公演に至っては、元聖飢魔IIのデーモン閣下、ACE、石川俊介、らが参加。聖飢魔IIの楽曲を披露するとても貴重なライブとなった。
その模様が、11月21日に2枚組のライブアルバム『TAKASHI O’HASHI & STEPHEN MILLS Independent Souls Union LIVE!』として発売することが決定。
その音源や近況について、大橋隆志がメールインタヴューという形で応じてくれた。その言葉の数々を以下に紹介しよう。
――大橋氏は「TAKASHI O’HASHI & STEPHEN MILLS-Independent Souls Union Tour」を行ないました。まずは、このツアーを行おうとした理由から教えてください。
大橋隆志: このツアーは元々はアメリカでやってたバンドのアルバムリリースのツアーでした。メンバーの体調不良で活動休止になるという、直前に起こってしまったアクシデントに対処しているうちに、結果的にこの形になっていったもので、初めからこういう企画を考えていたわけではないんです。
――今回のツアータイトルへソロアルバム『Independent Souls Union』と同名タイトルを持ってきました。改めて、ソロアルバム『Independent Souls Union』への想い。なぜ、このアルバムを軸に据えたツアーにしたのか(ソロツアーだからとは思いますが(笑))も、聞かせてください。
大橋隆志: アルバム『Independent Souls Union』は、コラボレーションをテーマに制作しました。今回参加してくれるゲストアーティストが決まっていくなかで、このアルバムの曲たちを軸にできることに気がつき、ツアータイトルにしました。全く予期せぬきかっけでこの『Independent Souls Union』のツアーが実現するという、その成り行きは不思議でした。
――「TAKASHI O’HASHI & STEPHEN MILLS-Independent Souls Union Tour」では、ALLEY CATS LV/The Outsiders/ The HYPNOTIC TWINS時代の楽曲も披露。当時のメンバーと共演も理由の一つとしてあると思いますが。同時に、今の大橋氏が求める音楽性に通じるものがあるからだったのでしょうか?
大橋隆志: 音楽性もありますが、限られた期間や条件の元で、ライブで披露できるまでに仕上がりそうな曲というのも、重要な点でした。
――同ツアーには多彩なゲストアーティストが登場。何人かで構いません。なぜ、この方をゲストにしたのか、その理由も聞かせていただけたら嬉しく思います。
大橋隆志: どなたに関しても、一緒にやれるオリジナル曲があったというのは、声をかけた大きな理由です。リスペクトしあう仲間が、僕らの危機を察して駆けつけてくれたということです。
――ツアー中、各会場ごとに、個性豊かなアーティストたちと共演。ステージ上での想い出、舞台を降りてからのエピソードも含め、あの当時のツアーを振り返って印象深く心に刻まれている想い出話をしていただけたら嬉しく思います。まずは、盟友とも言えるface to aceと共演しての想い出話があれば、お願いします。
大橋隆志:もう何年も”RISE”というジョイントライブを一緒にやらせてもらってる。ライブでセッションをする場面も多く、いつでも楽しさと刺激に溢れています。ACE氏と僕には独特の変わらないケミストリーがあるね。
――EARTHSHAKERの石原'Shara'愼一郎さんへの想い。以前、アルバム制作でも深く関わったSHOW-YAの寺田恵子さんと共演しての感想も聞かせてください。
大橋隆志:
Sharaさんには聖飢魔IIの頃から仲良くしてもらってる。よく一緒に連んで遊び、楽器やサウンドのこととか、当時からよく話したりいろいろ教えてもらった。僕がずっと使ってるメインのオールドマーシャルはSharaさんから譲り受けたもの。恵子ちゃんの歌は年を重ねるごとに深みと良さが増してると思う。いつでも素晴らしいシンガーですね。いつまでも変わらない美貌も素晴らしいです。
―― Three River Blues Bandとは、名古屋での共演となりました。久しぶりに一緒にやってどうでした? CATS IN BOOTSのベーシスト畑江'Butch'康弘さんとの共演も久し振りでしたよね
大橋隆志: TILTのタケちゃんとはデビュー前からの友人でとても古い付き合い。TRBBはタケちゃんとのコラボが発展したバンドです。てっちゃんのハープが相変わらずで強力でした。畑江ちゃんとも久しぶりでした。彼のベースの音は変わってなくて、リアルCATS IN BOOTSの響きが蘇りました。
――JET IN BOOTS/ The HYPNOTIC TWINS カワタコージさんとプレイしての手応えや想いも教えてください。
大橋隆志: 彼とはコラボで作った楽曲も多く、激しめのR&Rや一緒にプレイできるレパートリーも多かったので、今回一番最初に声をかけた。たくさん参加してくれてありがたかったね。またアコースティックのHypnotic Twinsもやることになったので楽しみ。
――ツアーのファイナル公演では、同じ時期に聖飢魔IIのメンバーとして活動していたデーモン閣下、ACEさん、石川俊介さん、3名とライブで共演。聖飢魔IIの『Fire After Fire』も演奏しました。この構想は、ツアーを企画した頃から考えていたことだったのでしょうか? 久しぶりに4人で共演したときの手応えや感想、ファンの人たちの熱狂を目の前にしたときの想いなどを聞かせてください。
大橋隆志: ゲストで我々が揃うことを意図したことはありませんでした。みんなのスケジュール的にOKだった日が、たまたまこのツアーの最終日だったという。このセクションの選曲は閣下と僕で決めたと思う。2曲演奏することにして、1曲はアルバム『Independent Souls Union』で閣下とコラボした曲、”Time To Turn Over”という大作を初めてライブで披露することになった。その曲にかなり集中することになると思われたので、もう一曲は何も考えなくともできる曲、そうして”FIRE AFTER FIRE”が選ばれました。演奏者5名のうちの4名も本物だと音も本物で、全く同じ響きがした。このメンツで出した音の今。これは是非このライブアルバムを聴いて感じて欲しいですね。
――今回のツアー中の想い出話、ステージ上/ステージ外何でも構いません。大橋さんが、今でも脳裏に浮かぶ情景や物事があったら知りたいです。
大橋隆志: 普段のトレーニングもなくいきなりツアーでボーカルをやったから、喉が壊れて大変だった。満身創痍だったけど、お客さんがとても喜んでくれたから、それで報われました。そしてたくさんの素晴らしい仲間に感謝です。
――今回、『Independent Souls Union Tour』の模様をライブアルバムとして発売した、その理由も気になります。
大橋隆志: これも予定していたことではなかった。最終の2公演がマルチで録音されてて、それを託されたのが始まり。別件で、ラジオ番組でOAできるテイクがないかビデオをチェックしていたら、この日の演奏がすごく特別で貴重な録音だと気がついた。何曲か選んで、マルチをミックスしてみたのがライブアルバム制作のきっかけでした。
――同ライブアルバムの聞きどころも、ぜひ本人の言葉でお願いできたらなと思います。
大橋隆志: 2枚組です。DISC 1に収録の楽曲はマルチトラックで録音されていたので、深いところまでミックスできました。なので、これがライブ演奏であることを忘れてしまうような、最新録音のハードエッジなR&Rが楽しんでもらえると思います。
DISC 2は逆に定点のマイクで録音された音で、会場の臨場感もたっぷりです。ツアーのドキュメンタリー的に楽しんでもらえる作りになっています。
――大橋氏は、スティーブン・ミルズと共に新バンドTOSJM(トスジェム)を結成しました。その経緯や、どういうバンドなのか、語れる範囲で構いません。教えてください。
大橋隆志: スティーブンのドラムは最高だし、我々のタイム感は驚くほどシンクロするので一緒にやらない理由がなかった。音楽はまだ出来上がる前なので手探りの段階ですが、ドラムとギターという基本編成を意識した音楽をイメージしています。
――11月には、「ACE & TAKASHI O'HASHI Presents 2018"RISE"ROCK&ROLL!!」が始まります。なぜ、今回TOSJM とface to aceとの合同ツアーになったのかも気になるところです。
大橋隆志: “RISE”にはいろんな趣向があって、その中の一つにROCK&ROLL!!があります。お互いソロではなくバンドで出演し、音量大きめに激しくR&Rを演奏するので、TOSJMにはぴったりだし、face to aceも普段より激しくなったり、楽しいですよ。
――同ツアーでの見どころもお願いします。face to aceとの共演もあるのでしょうか?
大橋隆志: “RISE”は3部構成のライブイベントになっていて、僕とACE氏のそれぞれのセットがあり、そして3部では出演者全員でのセッションタイムがあります。そこは”RISE”の醍醐味となってます。
――11月25日には、池袋EDGEを舞台に「ACE & TAKASHI O'HASHI Presents 2018"RISE"EXTRA!!」も開催。出演メンバーに「是ちゃん+ACEちゃん & TOSJM」と記されたように、こちらも期待に胸が膨らみます。なぜEXTRA!!を?
大橋隆志: アコースティック形式で始まった“RISE”で、バンドでやってみる企画を考えたとき、外せないラインナップとして「是ちゃん+ACEちゃん」がありました。フルバンドのface to aceが出演する回と違いを分かりやすくするために EXTRA!!というタイトルになりました。
――11月23日には秋葉原CLUB GOODMANを舞台に、「Independent Souls Union LIVE! Encore」と題したTOSJMの単独公演も実施。こちらには、ゲストで榊原武(from TILT)と広瀬哲也(Harmonica)の出演が決定。TOSJM feat.Three River Blues Bandとしてのライブも挟む形で行われます。こちらへの意気込みもお願いします。
大橋隆志: TRBBの出演は、1月のツアーでは名古屋でしかやらなかったし、またそれが素晴らしかった。たくさんの方のアンコールの声にも応えようと、東京でfeat.TRBBをやろうということになりました。スティーブンの叩く本場の8ビートと、ハーモニカの入った骨太でハードエッジなブルースで、みなさんに痺れていただきたいと思っています。
――TOSJMとしての今後の展開について。大橋氏自身のこれからの活動予定や展望なども聞かせてください。
大橋隆志: 曲が出来てリパートリーが出揃ってきた頃、TOSJMの音楽のイメージがクリアになってるんじゃないかと思います。まずは曲ですね。いつでもそこから始まります。
――最後に、自由にメッセージをお願いします。
大橋隆志: 『Independent Souls Union Tour』は、図らずも劇的なクライマックスが待っていた、不思議な力を感じたツアーでした。今回ライブアルバムという形で、その貴重な瞬間たちが残せて、会場に来られなかった人たちとも分かち合えるので、よかったと思います。ロックの力強さや音楽のマジカルな力が炸裂する場面を、このアルバムでたくさん感じてください。
Photo by I&N YASUDA
TEXT:長澤智典
大橋隆志 Web
http://www.takashioohashi.net/
大橋隆志 twitter
https://twitter.com/0084guitar
★CD情報★
TAKASHI O’HASHI & STEPHEN MILLS
Independent Souls Union LIVE!
リリース日:11月21日
レーベル:R&P Records
品番:DDCR 7011-7012
定価:¥3500 (税抜)
製造元:Space Shower Network
[Disc 1]
Live at CLUB GOODMAN, Tokyo, Jan.20 & 21, 2018
1. Whole Lotta Guitars
2. Rush Is Coming
3. Rambling To The Sun Blues
4. Luck Of Communication
5. a.k.a. Country Coast
6. Come Inside (feat. Cozy Kawata)
7. Babylon (feat. Cozy Kawata)
8. Cats In The Cellar (feat. ACE, Shunsuke Ishikawa & Cozy Kawata)
9. Wha Cha Say! (feat. ACE & Shunsuke Ishikawa)
10. Fire After Fire (feat. H.E. Demon Kakka, ACE & Shunsuke Ishikawa)
[Disc 2]
Radio Collective Official Bootleg
1. Rush Is Coming
2. Odds & Ends (feat. Three River Blues Band)
3. Shake Your Money Maker (feat. Three River Blues Band)
4. No Reason Blues (feat. Three River Blues Band)
5. Same Ol’ Song
6. Cats In The Cellar (feat. face to ace)
7. Whole Lotta Guitars
8. Rambling To The Sun Blues
9. I Shall Be Released (feat. face to ace)
10. Brave Man Of An Era
11. Got My Mojo Working (feat. Shinichiro 'Shara' Ishihara)
12. Wind (feat. Keiko Terada & Shinichiro 'Shara' Ishihara)
13. Wha Cha Say! (feat. Shinichiro 'Shara' Ishihara)
★LIVE情報★
●ACE & TAKASHI O'HASHI Presents
2018"RISE"ROCK&ROLL!!
出演:face to ace & TOSJM
11月14日(水)東京 渋谷DESEO
11月16日(金)名古屋 ell.FITS ALL
11月17日(土)大阪 THE LIVE HOUSE soma
11月18日(日)京都 都雅都雅
11月24日(土)東京 池袋EDGE ※face to aceはバンド編成となります。
●Independent Souls Union LIVE! Encore
11月23日(金祝)東京 秋葉原CLUB GOODMAN
出演:TOSJM feat.Three River Blues Band
ゲスト:榊原武 (Vo) & 広瀬哲哉 (Harmonica)
●ACE & TAKASHI O'HASHI Presents
2018"RISE"EXTRA!!
11月25日(日)東京 池袋EDGE
出演:是ちゃん+ACEちゃん & TOSJM
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インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
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咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
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