2019-07-23
みのりほのか、巨大な月を背景に月面歩行(舞台)でのワンマン公演を開催
冷戦時代のソビエト連邦とアメリカ合衆国は、「どちらが先に月へ到達するか」を競い合っていた。詳しくは映画「ファーストマン」(https://firstman.jp/)をご覧になっていただきたい。その当時のことがわかりやすく描き出されている。
ラスタァ星からやってきた宇宙人アイドルのみのりほのかが、地球に於いての画期的なことへ何処まで興味を持っていたのは正直わからない。とはいえ、地球人の視点から捉えた「宇宙の神秘」にも興味を抱いたみのりほのかは、一つの史実に強い関心を示した。それが、「今年、人類が月面着陸に成功し50年を迎える」こと。その日から数えてちょうど50年目が、2019年7月20日だった。
(アポロ11号に搭載した月着陸船イーグルに乗ってニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン船員が月面へ着地したのが、1959年7月20日になる。「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」という言葉は、今も語り継がれている)
前置きが長くなってしまった。人類にとって大きな歴史の1ページを刻んだ日でもある7月20日(土)に、みのりほのかは、ステージ後方に巨大な月が映し出されているライブ会場「青山 月見ル君想フ」を舞台に、「月面着陸50周年記念みのりほのかスペシャルライブ」を映像のシューティングも兼ねて行った。
闇に包まれた会場。舞台の背景には、巨大な月が孤高の輝きを放っていた。スーッハーッと流れる呼吸音に合わせ舞台へ姿を表したのは、大きな船外ヘルメットをかぶり、船内用のオレンジのコスチュームを身にまとった人型の生命体(UMA?)。謎の生命体は、巨大な月を背にすると同時にヘルメットを脱いで台の上へ。姿を表したのは、神秘的な一人の美しい女性。そう、ラスタァ星から地球を征服にやってきた"みのりほのかだ。彼女が右手を高く掲げ、指を打ち鳴らすと同時に流れたのが、胸を弾ませるファンキーでソウルフなディスコミュージック。力強く腰を振りながら、彼女はみずからの身体へ月に憑依していた一人の霊体を呼び入れた。
瞬時にみのケルほのソン(みのりほのか×マイケル・ジャクソン)と化して歌いだしたのが、『ムーンウォーク』。人類が月面に着陸してからちょうど50年の歳月か経過。あれから50年後、みのりほのかは月面(のような場)へと降り立ち、軽やかにステップを踏みながら「ホーッ!!」と声を張り上げ歌っていた。間奏では、得意のムーンウォークを披露。終盤には、フロア中の人たちがスリラーダンスに興じる場面も。何時しか月面は華やかなパーティ会場に染め上げられていた。
みずからの身体へ、様々な霊体を降臨させる彼女は、もしかしてエスパー?。そんな疑問へ答えるように、みのりほのかは『もしかしてエスパー』を歌唱。激しく躍動するEDM系エスパーミュージックに乗せ、彼女は「もしかしてエスパー?」と自己紹介。その声に触発され、大声を張り上げ熱狂する観客たち。みのりほのかは、自身がエスパーであることを証明するように、大勢の観客たちの前で、沸き上がるパワーを用いてスプーン曲げを披露。その様を観て、フロア中から「ウォー!」と驚く声が上がり続けていた。やはり彼女は正真正銘のエスパー?。「あなたのこと守ってあげたいよ」「俺もー」のやりとりも気持ちを嬉しく高ぶらせてくれた。
遥か銀河の彼方からやってきた宇宙人であることを示すように、みのりほのかは『UFO』を歌唱。地球ではピンク・レディーが歌っていた楽曲だ。彼女は、「これぞ、わたしの歌」と感じたことから公式カバー。地球での活動も長い彼女は「地球の男に飽きたところよ」と歌いだす。その声を受け、フロア中からこだまする「俺もー!!」の絶叫。ライブではお馴染みの光景だ。でも、この瞬間を一緒に味わうことで、信じられないことでしょうけれど気分が嬉しいくらいに高ぶり続けるんだ。
「月面着陸50周年記念、人類おめでとう。50年前、わたしはビックリしたんだから。わたしはひょいと月へ行けるんですよ。でも、まさか向こうから月に来るとは思わなくて」と、当時体験したことを語りだした。
「宇宙界隈の歴史に残る1日にしましょう」の言葉に続いて届けたのが、『ViViVi VINU$』。彼女は月からミロのヴィーナスを憑依させ、みののヴィーナス(みのりほのか×ミロのヴィーナス)と化し、魅惑的なスマイルと胸ときめかす楽曲を魅力に、フロア中の人たちの視線を引き寄せていった。舞台の上で輝く彼女の姿は、まさに月へ降臨した女神。間奏では、落語の口上風の語りラップも披露。その瞬間には落語家が彼女の身体へ取り憑いていたように、楽曲の中、いろんな人物を身体に憑依させながら、みのりほのかはフロアへ熱狂を溜め込んでゆく。
不気味な音楽が会場中を支配した。何時しかその音はチープスリルな音色に変化。みのりほのかが「わたしは多面体」と歌いだすと同時に、乱反射した胸すくずる歌声とメロディに触発されたフロア中の人たちが「オーッ!!」と沸きだした。お得意のチップチューン『わたしは多面体』の登場だ。気持ちを心地好く沸かせる楽曲に身を任せ、軽快にステップを踏みながら歌う彼女の姿もまた、多様な魅力を放っていた。「ベルトをしめて」「レバーを引いて」「次元の彼方」「みんなで行こう」と歌声を交わしながら、乱反射した魅力を掻き集め、みのりほのかはフロア中の熱気を一つにまとめあげ、沸く祭りの様へ会場中を塗り上げていった。
楽しい祭りに必要なのは、「わたがし」だ。甘い思い出を振り返るように、キュンと切ない心模様で、みのりほのかは『わたがし』を歌いだした。切なさも胸に抱きながら、何時もの弾けたチャーミングな姿ではなく、込み上げる想いを一つ一つ噛みしめるように、あの頃の自分を懐かしむように歌うみのりほのか。「わたがしみたいな恋をしたから」と歌う彼女が思い返していたのは、何時の時代の祭りの風景だろうか…。
スクリーンに映し出されたのが、スペースシップに乗って銀河を旅するみのりほのかの姿。ワープしたその先に広がっていたのは、蒼い地球。彼女が辿りついたのは砂漠の地。手に入れた魔法の絨毯に乗った彼女が惹かれるように向かったのは、巨大なピラミッド。そこで手にしたのは、一つの小さなランプ。そして…。
流れだしたファンキーでアラビアンなダンスミュージック。彼女はときめきを武器に、胸をくすぐる歌を届けてきた。みのりほのかの新曲『みのりのピラミッド大作戦』は、胸をワクワクさせハートをメロメロにとろけさせるパワーポップチューン。歌が進むごとに気持ちが弾けだす。途中、ミュージカルのようなドラマチックな展開へ。そこで彼女が手にしたのは小さなランプ。そのランプをこすったとたん、中からランプの魔人が姿を表した(体で表現)。みのりほのかは月の魔力を借り、ジーニーを憑依させ、みのニー(みのりほのか×ジーニー)に大変身。また彼女は、新しい憑依の術を手に入れたようだ。
超ファンキーでソウルフルなステップナンバー『100』を歌い、軽妙にラップを披露する場面も登場。リズムと身体と歌声が一つにシンクロ。軽快にスキップしながら、フロア中の人たちと気持ちを一つに心地好いグルーヴを描き出していった。甘いポップな香りを振りまくところも素敵だ。
みのりほのかは、続いて月からディスコ神を呼び寄せた。瞬時にみのン・ほのボルタ(みのりほのか×ジョン・トラボルタ)と化した彼女は、フィーバーした気持ちを胸に『DISCOTIC MΛRS』を歌いだした。右に左へと軽快にステップを踏めば、躍動するダンスを描きながら、会場中を巨大なムーン・ディスコへ塗り変えてゆく。さぁさぁ、みのン・ほのボルタと一緒に大きく手を振り、土曜日のお昼にフィーバーしちゃおうか。切れ味鋭いダンスを描きながら、彼女はフロア中に大きな熱狂を描き出していった。
「月面着陸するなら、青山 月見ル君想フさんでやりたいと思っていて。みのりのやりたいことを開催することが出来るのは、みんなのおかげ。これからも楽しいことをいっぱい考えているので、いろんなところへ行って、いろんな地球人に会って、星人を増やしていきたいです」。ここで、秋にアコースティックベストを発売することを発表。この新しい挑戦も楽しみだ。
次に月から降臨させたのが、恐竜だ。心を太古へタイムスリップ。ドンタンドンタンと太鼓の音に合わせ、原始のパワーを蘇らせたみのりザウルス(みのりほのか×ティラノザウルス)は、『ジュラシックガール』を歌唱。彼女が槍代わりに拳を振りかざせば、フロア中の人たちも拳を振り上げる。みのりほのかの指揮に合わせ「ウッハッ」と大声を上げてゆく。原始のパワーを炸裂させたみのりザウルスと一緒に、ドンタン大地を踏みならし、熱狂へ向かって行軍だ!!「ガオーッ!!」
チャカチャカとチープスリルな音をまぶしながら、ちっちゃなカプセルから飛び出したようにみのりほのか披露したのは、『ガチャ★ガチャ』だ。熱狂が次々と胸の奥底から沸き続ける。その熱と刺激に触発され、「何が出るかな、何が出るかな 何が出るかな」と、彼女と一緒に声を上げる観客たち。この日ガチャほのカ(みのりほのか×ガチャガチャ)から出てきたのは、楽しさエキスを満載した絶叫と熱狂だった。果たして、今度は「何が出る」のか楽しみだ。
それまでの熱狂を優しく抱きしめるように、みのりほのかは月から座敷童子を召還。みのきわらし(みのりほのか×座敷童子)と化した彼女は、愛情をたっぷり含んだ温かい声を魅力に『ざしきのあのこ』を歌唱。子守歌のような温もりを抱いた歌声に、誰もが温かく心包まれていった。終盤に産まれた会場中の人たちと心一つにした「ラララ」の大合唱が、胸をキュッと疼かせてくれた。
最後は、ふたたび仲間たちと一緒に銀河を旅しようと『キラキラ☆ギャラクシー』を歌唱。フロア中から沸き立つ熱い掛け声、このまま熱狂を引き連れ、銀河の果てまでひとっ飛びだ!!。そのパワーは銀河を軽ーく飛び越え、君のハートのコスモへと進入。アルタイルやベガ星雲さえ飛び越え、無限に広がる心の銀河の中、誰もが無邪気な童心に戻り、みのりほのかと一緒にインナースペースをキラキラフワフワとランデブーし続けていった。
やまない熱した声を受け,ふたたびみのりほのかは月面ステージへ。彼女は、地球を守るため自分の正体を愛した地球人に告白した正義のヒーローのように「宇宙人だ!!」と叫びながら、『宇宙人だ』を歌いだした。フロア中の人たちも騒げ騒げとばかりに、彼女へ向かって「宇宙人だ!!」と絶叫。会場中の人たちがラスタァ星の歌姫みのりほのかを囲みながら、月面で熱狂のパーティを繰り広げてゆく。性急なビートに激しく身を任せ、一緒に声を張り上げ、騒ぎ尽くせ。ここ月面では誰もが「宇宙人だ!!」、人類が偉大な第一歩目を記した日から50年後に、こんなにも大勢の人たちが月面で祭りを行えるとは、さすが人類は偉大だっだっだっだっだっ!!
まさに、ここはパワースポット。その事実を月面へ刻むように、最後にみのりほのかは『パワースポット』を明るく力強く歌い、月に新たなパワースポットを刻んでいった。みのりほのかの降り立つ舞台は、何時だって「ぐんぐん力が沸いてくる」パワースポットになる。そのパワースポットの恩恵を授かりに、彼女のライブへ何度だって足を運びたくなる。
この日の模様は、後日LIVE映像として作品化になることが決定している。みのりほのかは、8月に韓国への遠征も決定。年末年始の中国に続き、この夏は韓国でも人々の心を征服してゆくのだろう。そのときの模様も、後にお届けするのでお楽しみに。それまでは、国内のパワースポット(みのりほのかのライブ会場)を巡りながら、身体中に漲るパワーを溜め込んでいてくれ。
「宇宙旅行は楽しかったですか?」「月面着陸出来ました?」と、みのりほのかは最後に語ってくれた。もちろんだとも。まさにこの日は、みのりほのかの次の挑戦へ向けた小さな。でも、みのりほのかと仲間たちにとっては大きな一歩をライブへ記すことになったったったったったっ!!
PHOTO:西村音羽
TEXT:長澤智典
みのりほのか Web
https://www.hvt-inc.com/minorihonoka/
みのりほのか twitter
https://twitter.com/honoka_minori7
―セットリスト―
『ムーンウォーク』
『もしかしてエスパー』
『UFO』
『ViViVi VINU$』
『わたしは多面体』
『わたがし』
映像5分プロジェクター使用DVD出し
『みのりのピラミッド大作戦』
『100』
『DISCOTIC MΛRS』
『ジュラシックガール』
『ガチャ★ガチャ』
『ざしきのあのこ』
『キラキラ☆ギャラクシー』
-ENCORE-
『宇宙人だ』
『パワースポット』
MV
『ムーンウォーク』
ライブ情報
7月23日(火)渋谷チェルシーホテル
7月25日(木)DESEO mini with VILLAGE VANGUARD(アコースティック)
7月27日(土)大塚Hearts+
7月30日(火)Shibuya Milkyway
8月18日(日) 新村GEEK LIVE HOUSE(韓国)
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