2019-08-21
MUCC SATOちバースデイライヴレポ
8月12日(月・祝)東京・豊洲PIT にて、MUCCのドラマーである、SATOちの誕生日を記念した『MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019「40」 ~じゃっくいんざぼっくす -さとちのおたんじょうかい- ~』が開催された。
MUCCの所属するMAVERICK DC GROUPの名物イベント名を借り、MUCCと縁深いDEZERT、AKi、Plastic Tree、そしてMUCCとゲストボーカルの左迅(ex.girugamesh)が出演。
満員の観客と共に、SATOちの誕生日を熱く激しくアットホームに祝った。
この日、切り込み隊長として登場したのは、最若手となるDEZERT。
深紅の照明に包まれてゆっくり登場すると、千秋(Vo)が「Fxxkin’ SATOち!」と彼なりの祝福を叫び、ヘヴィにけたたましくライヴをスタート。「「君の子宮を触る」」でフロアを熱くすると、ダンサブルな「肋骨少女」で観客の体を揺らし、「名前も顔も知らないあなたたちに捧げます」とバラード曲「Stranger」を気持ちいっぱいに演奏。1曲ごとに様々な表情を見せながら、真摯にメッセージを届けた彼ら。
「救いの声は聞こえますか?」と問い、悲痛なシャウトで始まった「Call of Rescue」から、「「殺意」」、「「変態」」と激しい曲が続き、大きな盛り上がりを生む。
ラストは「ここにいるのがMUCCのおかげとは言わないけど……」とMUCCへの感謝を素直じゃない言い回しで告げ、「生きてたら、また聴いて下さい」と仄かな希望を歌う「TODAY」を披露。
<生きててよかった そう思える夜はきっとここにある>の素直で真っ直ぐな歌詞が胸に響いた。
続いての登場はAKi。SEが鳴りメンバーが登場すると、AKi(Vo&Ba)がSATOち(Dr)の肩に手を添える姿に歓声が起きる。
AKiバンドのサポートドラマーとして、SATOちが全編に渡って出演したこの日。
SATOちのカウントで1曲目「The Inside War」が始まると、高揚感ある曲調と息の合った演奏に会場が沸く。
「飛べ飛べ~!」とAKiが煽り、会場をさらに沸かせた最新曲「Monolith」に続くMCでは、「ソロツアーを終えたばかりだけど、この日のことしか考えてなかったです」とAKi。
SATOちがドラムを叩くことを自ら志願してくれたことへの感謝と喜びを語り、誕生日プレゼントとして“俺と行く、地元・本厚木観光ツアー券”など、3種の目録をプレゼント。
和やかな雰囲気の中、ミヤ(MUCC/Gt)を呼び込み始まった曲は「ジウ」。
トリプルギターの重厚で破壊的なサウンドに、AKiの男らしく抜けの良い歌声が映える。
「楽しんでいくよ、豊洲!」と始まった終盤戦は、凶暴なベースソロで魅せた「LIVE TO DARE」、アグレッシブなステージで圧倒した「STORY」と続き、「悔い残すなよ!」と始まった「All Through The Night」まで一気に駆け抜けた。
大きな歓声に包まれてステージに登場。1曲目「眠れる森」の静かなビートで始まると、有村竜太朗(Vo&Gt)の歌声が会場を美しく、幻想的な世界に染めたPlastic Tree。
印象的なギターイントロで始まる「梟」と続き、胸に迫る歌とサウンドで観客を魅了すると、竜太朗の「やぁやぁ、Plastic Treeです」と飄々とした挨拶でMCが始まる。
「MUCCさんとはほぼ同期で、切磋琢磨してきた仲間なので。呼んでもらえて光栄の極みです」と竜太朗が笑わせると、佐藤ケンケン(Dr)がマイクを握り、MUCCを初めて見た日本武道館の思い出やMUCCへの熱い想いを語る。
続いて「一緒に歌って下さい」と熱くエモーショナルに歌い上げたのは、MUCCのトリビュート盤『TRIBUTE OF MUCC -縁 [en]-』でカバーした「流星」。
ダイナミックなビートと掻き鳴らすギターが心震わせた「メランコリック」から、「もうちょっと一緒に遊びませんか? 夏だからおばけ遊びでもしますか」と「Goast」を披露すると、「最後は祝福の歌と誕生日の歌をSATOちに捧げます」と、傘をさして歌う竜太朗の感傷的な歌声と咆哮が響いた「雨ニ歌エバ」、ダイナミックで壮大なアウトロが会場にいつまでも余韻を残した「3月5日」で、彼ら流の最大級の祝福を捧げた。
そしてトリを務めるのは、もちろんMUCC。SE「壊れたピアノ」の生演奏で始まると、ミヤのギターと逹瑯(Vo)のジャンプを合図に「サイコ」が始まり、フロアは狂騒と混沌の世界と化す。
「何の日ぞ、今日は? SATOちの誕生日だ! オマエらを絶望の底に落としてやるからな!」と逹瑯が煽り始まった「絶望楽園」、すでにライヴ人気曲となりつつある、ミヤの誕生日ライヴで限定発売された新曲「アメリア」と続き、披露された曲はこの日に限定発売された新曲「My WORLD」。
キャッチーで疾走感あるこの曲にライヴ初披露とは思えない盛り上がりを見せ、会場中が大きく手を上げて体を揺らす。
さらに逹瑯の「もう一丁、速いの行こうか?」の声で始まった「レミング」と、一気に駆け抜けた前半戦。
ピアノとYUKKE(Ba)の弾くアップライトベースの調べでゆったり始まった「メディアの銃声」の感情的な歌声が会場の空気を変える。するとこの曲を歌い終え、スッとステージを去って行った逹瑯。
逹瑯に代わってステージに登場したのは、ゲストボーカルの左迅(ex. girugamesh)。
MUCCの演奏で始まった曲は、トリビュート盤『TRIBUTE OF MUCC -縁 [en]-』でgirugameshがカバーした「五月雨」。
大きな盛り上がりを見せる会場、堂々とした歌とパフォーマンスで魅せる左迅。
演奏後は戸惑いながらもMCを務め、普段からライヴやイベントに声をかけてくれるSATOちへの感謝を語る。
再びステージに現れた逹瑯に「思ったより出てくるの遅いよ!」とツッコみ、息の合ったトークで観客を笑わせた。
MCでは逹瑯が「今日は「俺の誕生日イベントに豊洲PITはデカイ!」とSATOちがビビりまして、みんなで話し合って「JACK IN THE BOX」の名前を借りました」とイベント名の経緯を語ると、「今年の年末の「JACK IN THE BOX」はMUCCがジャックします! 思い切り、好きなようにやらせていただきます!!」と発表。
「責任もって、最高のバンドをブッキングします」と力強く宣言する逹瑯に、会場から大きな拍手が起きた。
「せっかくなんで、左迅にもうちょっと歌ってもらいます」と始まった終盤戦は、左迅のシャウトと重厚な演奏で会場を揺らした「ENDER ENDER」、逹瑯と左迅のツインボーカルでドライヴ感が増した「前へ」と続くと、SATOちのドラムがステージ前方に迫り出して始まった「蘭鋳」では、曲中に逹瑯のリードで会場中が「HAPPY BIRTHDAY」を歌い、出演者がケーキを持って登場。
祝福ムード満載の中、DEZERTのSORAがドラムに座るとSATOちのカウントで再び演奏が始まり、この日一番の盛り上がりを見せる中でライヴは終演。
終演後も会場中が笑顔に溢れる、SATOちらしい誕生日となった。
『MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019「40」』はこの後、8月21日(水)になんば Hatch 「~Happy Birthday to 逹瑯 -君とムックとあの人とあの人とあの人-~」、11月5日(火)TSUTAYA O-EAST「~YUKKE限定 LASTGIGS -孤独の40歳児、今日だけは許して下さい-~」と続く。
12月28日(土)代々木第一体育館で開催される、MUCCプロデュースによる『JACK IN THE BOX』も今から楽しみだ。
PHOTO:西槇太一
TEXT:フジジュン
■『MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019「40」』 ~じゃっくいんざぼっくす -さとちのおたんじょうかい-~
8月12日(月) <SATOち day> 東京・豊洲PIT
SETLIST
DEZERT
1「君の子宮を触る」
2 助骨少女
3 Stranger
4 Call of Rescue
5「殺意」
6「変態」
7 TODAY
AKi
1 The Inside War
2 Monolith
3 ジウ w/ミヤ(Gt)
4 LIVE TO DARE
5 STORY
6 All Through The Night
Plastic Tree
1 眠れる森
2 梟
3 流星
4 メランコリック
5 Ghost
6 雨ニ唄エバ
7 3月5日
MUCC
1 サイコ
2 絶望楽園
3 アメリア
4 My WORLD
5 レミング
6 メディアの銃声
7 五月雨 w/左迅(Vo)
8 ENDER ENDER w/左迅(Vo)
9 前へ w/左迅(Vo)
10 蘭鋳 w/左迅(Vo)
≪MUCC Information≫
<New Single 4タイトル連続リリース>
『MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019「40」』各会場にて、限定発売!
4公演合わせ、6,940枚限定の発売となります。
※各会場、販売数には限りがございますので、あらかじめご了承ください。
■『アメリア』【配信開始日】8月2日(金)
01.アメリア ¥250+tax
02.(AMERIA)アメリア DEMO ¥200+tax
■「My WORLD」 【配信開始日】8月19日(月)
01.My WORLD
02.(時の流れ)My WORLD DEMO
■「taboo」 MSHN-064 ¥2,000(tax in)
【販売公演】8月21日(水) <逹瑯 day>
~Happy Birthday to 逹瑯 -君とムックとあの人とあの人とあの人-~ @なんば Hatch
【収録曲】
01.taboo
02.(Lila)taboo DEMO
03. 鎮痛剤(2019.04.01 Zepp Tokyo)
04. 娼婦(2019.05.19 名古屋特殊陶業市民会館ビレッジホール)
05. 逹瑯
■『例えば僕が居なかったら』 MSHN-066 ¥2,040(tax in)
【販売公演】11月5日(火) <YUKKE day>
~YUKKE限定 LASTGIGS -孤独の40歳児、今日だけは許して下さい-~ @TSUTAYA O-EAST
【収録曲】
01.例えば僕が居なかったら
02.(Twilight)例えば僕が居なかったら DEMO
03. 雨のオーケストラ(2019.05.01 中野サンプラザ)
04. 秘密(2019.05.19 名古屋特殊陶業市民会館ビレッジホール)
05. YUKKE
メンバーバースデイシングル トレーラー映像
<MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019「40」>
■<逹瑯 day>~Happy Birthday to 逹瑯 -君とムックとあの人とあの人とあの人-~
8月21日(水) 大阪 なんばHatch OPEN 18:00 / START 19:00
【出演】ゲスト:Kyo (D'ERLANGER)/綾小路 翔(氣志團)/NOBUYA(ROTTENGRAFFTY)
■<YUKKE day>
『MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019 Grand Final「40」』
~YUKKE限定 LASTGIGS -孤独の40歳児、今日だけは許して下さい-~
11月5日(火) 東京 TSUTAYA O-EAST OPEN 18:00 / START 19:00
【チケット料金】前売券¥6,939(税込・ドリンク代別)
※オールスタンディング
※大阪なんばHatch公演は、1Fスタンディング・2F指定席
【チケット発売中】詳細はコチラ→ https://55-69.com/news/211718
<LIVE>
■MUCC 2019 Lock on snipe tour #6『中部型壊れたピアノとリビングデッド収監6days』
8月27日(火) 長野 CLUB JUNK BOX
8月29日(木) 名古屋 Electric Lady Land
8月30日(金) 名古屋 Electric Lady Land
9月1日(日) 四日市 CLUB ROOTS
9月6日(金) 浜松 窓枠
9月8日(日) 岐阜 club-G
詳細はコチラ→ https://55-69.com/news/209940
■MUCC 2019 Lock on snipe tour #7『九州型壊れたピアノとリビングデッド収監9days』
9月14日(土) 沖縄 桜坂セントラル
9月15日(日) 沖縄 桜坂セントラル
9月18日(水) 宮崎 WEATHR KING
9月19日(木) 鹿児島 SR HALL
9月21日(土) 長崎 DRUM Be-7
9月23日(月/祝) 福岡 DRUM LOGOS
9月25日(水) 佐賀 GEILS
9月27日(金) 熊本 B.9 V1
9月28日(土) 大分 DRUM Be-0
詳細はコチラ→ https://55-69.com/news/209941
■MUCC 2019 Lock on snipe tour #8『関西型壊れたピアノとリビングデッド収監7days』
11月10日(日) 和歌山 CLUB GATE
11月12日(火) 滋賀 U☆STONE
11月14日(木) 神戸 太陽と虎
11月15日(金) 神戸 太陽と虎
11月17日(日) 奈良 NEVERLAND
11月19日(火) 大阪 味園ユニバース
11月30日(土) 京都 KBSホール
詳細はコチラ→ https://55-69.com/news/169124
<Release>
■『壊れたピアノとリビングデッド』NOW ON SALE
【通常盤】(CD ONLY) MSHN-057 ¥3,000+tax
※CD収録曲は朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤と通常盤共通となります。
■Digital Demo Tape『HOTEL LeMMON TREE DEMO』配信中
『HOTEL LeMMON TREE DEMO』 MSHN-061 ¥200+tax
■『タイトル未定』
「壊れたピアノとリビングデッド feat. 殺シノ調べ」6月9日(日) グランキューブ大阪公演が映像化!
※詳細は後日発表いたします。
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新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者