2015-02-21
VAMPS主宰ロックフェス「VAMPARK FEST」は初日から大熱狂!
2日間にわたって開催されたVAMPS主宰のロックフェスティバル「VAMPARK FEST」。その第1日目となった2月18日(水)のレポートが到着した。
会場である日本武道館にVAMPSを始め、彼らが自ら出演をオファーした国内外の多彩なバンド、アーティストが集結。3時間半に及ぶ熱演を繰り広げた。
■NOTHING MORE
トップバッターはテキサスからやってきたNOTHING MORE。MÖTLEY CRÜE、SIXX:A.M.らを擁するレーベルと新たに契約を結び、4作目となるセルフタイトルのアルバムで今回、日本デビューを飾った4人組だ。
Mark Vollelunga(G)とDaniel Oliver(B)が拳を振り上げ、客席を煽る中、ステージに飛び出してきた上半身裸のJonny Hawkins(Vo)がステージ中央に置かれたスネアとフロアタムを連打するというオープニングに若干、面食らったのか、スタートこそ盛り上がりはアリーナ前列に止まっていたものの、バンドが放つ熱気はあっという間に伝わっていき、演奏が2曲目の「Mr. MTV」になだれこむころには会場全体が手を振りながら、初めて日本にやってきたNOTHING MOREを歓迎していた。
その「Mr. MTV」を始め、日本でリリースされたばかりのアルバムからの楽曲を次々に披露。多彩な要素を持ちながら芯にはメタルの王道をしっかりと感じさせる彼らはマイクスタンドに立てたベースをDanielとMarkが一緒にプレイするというアクロバティックなパフォーマンスも見せ、客席を大いに沸かせると、最後はメンバー全員でドラムを連打! 予想もしていなかった展開に再び面食らいながらも観客はステージの4人に拍手喝采。見事トップバッターの務めを果たした彼らは日本でも人気者になりそうだ。
■[Alexandros]
ステージ横のスクリーンに[Alexandros]という文字が浮かび上がると、「キャー」という悲鳴に近い歓声が客席のあちこちから沸き、いつも出囃子に使っている「Burger Queen」が流れる中、[Alexandros]の4人がステージに現れ、「俺たちが[Alexandros]だ。武道館! 最高の夜にしようぜ!」という川上洋平(Vo/G)の掛け声を合図に「Burger Queen」から「Stimulator」になだれ込む。すると悲鳴に近い歓声が今度は会場中に響き渡った。
続けて「Waitress, Waitress!」「Kick&Spin」というすでにライヴではお馴染みの曲をたたみかけ、観客の気持ちを鷲づかみにしたあとは、今回、出演をオファーされたことに感謝を述べつつ、「HYDEさんからちょっとは気に入ってもらえてると勘違いしてます!(笑)」と川上が茶目っ気あるMCで会場を和ませ、「VAMPSのふたりに捧げます」と3月18日にリリースするシングルから「Dracula La」を披露。ポストパンク調の演奏とポップなメロディの組み合わせが新境地を印象づけるロックンロール。観客の反応も上々だ。
そして、「そのときまたお会いしましょう」と7月に2度目の武道館公演を行うことを伝えると、やはりニューシングルから[Alexandros]の新たなライヴアンセムになりつつある「ワタリドリ」を演奏して、30分一気に駆け抜けた熱演を締めくくった。
◆Gerard Way
この夜、Gerard Wayの登場を心待ちにしていたファンは少なくなかったようだ。エモ/スクリーモブームの急先鋒として、ここ日本でも人気を集めたニュージャージーの5人組、MY CHEMICAL ROMANCE(以下MCR)の元フロントマン。ソロになってから初来日となる今回は、不穏に唸るキーボードとGerardのシャウトが胸をざわざわとさせる「The Bureau」を始め、UKロック調のサウンドが話題になった昨年9月発表のソロアルバム『Hesitant Alien』の曲を披露。
2007年にMCRとして武道館のステージに立ったことを振り返り、「戻って来られて嬉しい」と語りながら、序盤、ニューウェイヴ調のポップロックナンバーで盛り上げると、中盤は激しいシャウトを聴かせた「Juarez」、メランコリックな「Brother」と落差をつけながら、「Get The Gang Together」ではアルバム以上にねちっこい演奏を聴かせ、観客を混沌とした雰囲気に誘い込んだ。それは彼が今、やっている音楽がMCRとは確かに違うものだということを改めて印象づけるものだった。
そして、「No Shows」で「君たちの番だよ!」とシンガロングを求めた彼が演奏したのがJESUS AND MARY CHAINの「Snakedriver」のカバー。それが何を物語るのか想像を膨らませながら最後にブギ調の演奏を楽しませてもらった。
■VAMPS
「VAMPARK FEST」1日目のファイナルラウンドを飾ったのは、もちろんVAMPSだ。ゴーン、ゴーンとホラー映画を連想させる鐘の音と狼の遠吠えが会場中に響きわたるころにはスタンディングのアリーナはもちろん、スタンド席の観客全員が立ち上がっていた。
オープニングは「REVOLUTION II」。観客による激しい手拍子と「Bang on stomp everybody!」というシンガロングがあっという間に大きな渦となって、会場を飲み込み、その中心でVAMPSの旗を背負ったHYDE(Vo/G)がシャウトするハードドライヴィンかつダンサブルなロックンロールナンバー。
そこからたたみかけるようにK.A.Z(G)が「LIPS」のダイナミックなリフを鳴らしたとき、会場の空気が一変していることに気づき、思わず息を呑んだ。なんだこれは?! いきなりレッドゾーンに振りきったバンドの演奏とそれを受け止めた観客の熱い反応が目の前の景色を一瞬のうちにVAMPSワールドに変えてしまっていた。
序盤からいきなりVAMPSの底力を見せつけられ度肝を抜かれたが、本当にすごかったのはそこからだった。ヘヴィなダンスビートを鳴らした「TROUBLE」(のカバー)、スクリーンにMVを映し出しながら曲が持つ世界観を存分に楽しませた壮大なバラードの「VAMPIRE'S LOVE」、そして光が舞う煌びやかな光景を描き出した「ZERO」と聴かせると、K.A.Zが印象的なリードギターを弾いた「AHEAD」から再びテンポアップ。
「Are you all bloodsuckers?!」とHYDEが客席を煽り、フラッシュライトが激しく点滅する中、「みんなもっと悪い子にならないと!」と語りかけた「BLOODSUCKERS」、そして「DEVIL SIDE」とたたみかけたそのスリルはまさに急降下するジェットコースター。ダーティーなロックンロールを演奏しながらアップダウンを繰り返す中にVAMPSが持つさまざまな魅力が凝縮された40分。一緒に歌い、拳を振り上げ、頭を振った観客達も大満足だったに違いない。
「寒い中よく来てくれたな。かなりの情熱を感じる」と客席に感謝の気持ちを伝えてから演奏したアンコールの「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」はNOTHING MOREとの共演という形になった。「明日また会いましょう」というHYDEの言葉を聞き、会場の外に出ると、今日1日に降りつづけていた雨は止んでいた。外は寒かったが、フェスの熱気に火照った身体にはむしろ好都合だった。
【関連リンク】
VAMPS オフィシャルHP
VAMPSとSIXX:A.M、奇跡のコラボが緊急決定!
[Alexandros]の新曲が映画『明烏 あけがらす』の主題歌に起用
VAMPS、5月1日に待望のニューヨーク公演が開催決定
記事提供元:
記事リンクURL ⇒
※この記事をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
VAMPS 新着ニュース・インタビュー
新着ニュース
-
DEZERT Presents 【This Is The “FACT”】 TOUR 2024ファイナル、MUCCとのツーマ...2024-11-22
-
S.Yuya(シド)、2025年に全26公演となる1年を通して行うマンスリー公演の開催決...2024-11-22
-
止まることのない快楽と恍惚に、興奮と熱狂に、ずっと溺れ続けていた。 クルエラ...2024-11-20
-
『希望は儚き幻となりやがて赤き夜となる』。Magistina Sagaが新作アルバムを通...2024-11-20
-
vistlip、瑠伊(Ba)バースデーライブレポ2024-11-20
-
DEZERT武道館に向けたドキュメンタリー映像U-NEXTで独占配信開始2024-11-20
-
MUCCツアー初日YUKKEバースデイ公演&初のトークライヴレポ2024-11-19
-
DEZERT、Sadieツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-15
-
超満員の会場で観客たちが熱狂し続けた、Zeke Deuxの3周年記念公演の模様をレポ...2024-11-14
-
萌デンパソングのパイオニア、小池アニキことULTRA-PRISM 小池雅也の生誕祭を1月...2024-11-14
-
DEZERT主催「DEZERT PARTY」2DAYSライヴレポ、全8組の盟友たちと交わした愛の宴2024-11-12
-
過去の名曲たちを今のメンバーでビルドアップし、新録。それが、Empressのアルバ...2024-11-12
-
DEZERT、lynch.ツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-12
-
11月13日(水)放送、逹瑯・団長の配信番組『いじくりROCKS!』#57 情報解禁!2024-11-11
-
室蘭KMC HALL GRAND OPENING PARTY第4弾 遊ずどカンパニー創業32周年記念イベン...2024-11-11
-
未来に向かって輝き続けよう。満員の観客たち前に誓ったSiriusのワンマン公演を...2024-11-11
-
沙藤まなか、満員の観客たちに贈られてSAY-LAを卒業!2024-11-11
-
HIROTO(Alice Nine)が12月28日赤羽ReNY αにて、自身初となるワンマンライブ開催...2024-11-08
アーティスト・楽曲・50音検索
人気歌詞ランキング
新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者