2015-11-06
SiM、日本武道館ワンマン公演もモッシュとダイブの嵐!
神奈川県湘南出身のレゲエパンクバンドSiMが11月4日(水)、自身初となる日本武道館でのワンマン公演「“THE TOUR 2015" FiNAL ONE MAN SHOW at BUDOKAN」で”武道館では見たことのない光景“になる盛り上がりを見せた。
本公演は約9,000枚用意したチケットがソールドアウト、この武道館に先立って行われた全国Zeppツアー「“THE TOUR 2015"~Road To BUDOKAN 2MAN SHOWS~」の四公演と併せた全五公演が完全ソールドアウトし、総合計で約18,000人を動員するツアーとなった。
この日は、バンドにとって初の武道館公演の実現を祝うかのように全国各地からファンが集結。12:00から始まったグッズの先行販売にも長蛇の列が並んだ。また、この日の客席レイアウトは、センター・ステージに対して正面の椅子席ブロック以外は左右をぐるりとスタンディング・ブロックが取り囲むという、前例のないものとなった。開演時刻の19:00過ぎに場内が暗転すると、MVがYouTubeの再生回数1,000万回を超えた“KiLLiNG ME"からスタート。いきなりのキラー・チューン投下に場内は瞬時にカオスと化し、アリーナのスタンディング・ゾーンでは無数のダイバーがクラウド・サーフを繰り返すという、武道館ではかつて見たことのない景色がいきなり描かれた。
一方では、彼らがホームとするライブハウスでは見られないようなド派手な照明がステージ上に交錯した。ボーカルのMAHは武道館でライブをやることについて「SiMはライブハウスで生まれて、ライブハウスで死んでいくバンド。だから武道館は今回の一回限り。でもどうせやるなら、ライブハウス的な空間を武道館に持ち込むんじゃなくて、武道館でしか見られないSiMのライブを作り上げたい。」と語っていたとおり、最初から「SiMならではのアリーナ・ロック」、「SiMにしかでき得ない武道館公演」を見せつけた。MAHが「モンキー・ダンスしようぜ!」と叫び“GUNSHOTS"が始まると、9,000人が一斉にモンキー・ダンスを繰り出し、武道館は一瞬にしてダンスホールと化した。
メンバーがいったんステージを下りると、ステージ上にはアコースティック・セットがセッティングされ、SiMのツアーでは史上初となる、アコースティック・ライブが行われた。演奏された曲は“Same Sky"と、The Beatlesのカバーで1stフル・アルバム“Silence iz Mine"にも収録されている“Come Together"。アコースティック・アレンジでMAHの歌声がむき出しになることによって歌メロの艶やかさがより際立ち、改めてSiMの隠れた本質に気付かされた。緊張感を破るかのように始まったのは、GODRiによるドラム・ソロだ。類稀なるテクニックとパワーを兼ね備えたドラミングを、客席は固唾を飲んで見守り、最後にはワイヤーによってGODRi自身が吊り上げられ、「エアドラム状態」でソロを叩くという、メンバー唯一の関西人ならではのオチで締めくくった。続く“Blah Blah Blah"では、おなじみの“oh na na na"のフレーズがかつて聴いたことのないほどの大音量での合唱となり、武道館を揺さぶった。本編のラストは “JACK.B"で締めくくり、場内は名残りを惜しむかのように、またもやモッシュとダイブの嵐となった。
アンコールがコールされるなかビジョンに映像が映し出され、そこで大きなサプライズが発表された。それは、2016年春に“PANDORA"以来約2年半ぶりとなるフル・アルバムのリリースをすることと、2016年中に横浜アリーナでワンマン・ライブを行なうことだ。その瞬間、場内は驚きと喜びの大歓声に包まれた。ステージに戻ったMAHは「小っちゃい町の小っちゃいバンドが、夢だけでっかくて、ずっと世界を狙うとか、日本制覇だとか、大口をたたき続けて、でもやっとここまで来れました。本当にありがとうございます。たまたま今日、11月4日が空いてて、なんか聞き覚えのある日付けだなと思ってたんだけど、思い返したら、今のメンバーになって初めてワンマンをやった日が4年前の11月4日だったんです。“SEEDS OF HOPE TOUR"初日のオンエアーウエストというところで400人。あの頃は考えもしなかった、武道館。やりたいとすら思えないぐらい遠いものだったんだけど、でも実現して良かったと思うし、このメンバーでここに立てて本当に良かったし、さっきもバンド続けて良かったねってお互いに言っていて、続けてたら必ず実るわけじゃないとは思うけど、止めちゃったらそこで終わるし、とにかく今までやってきて良かったなと思います。これからも皆さんの力を貸してください、宜しくお願いします!」と感謝の想いを伝えた。オーラスで繰り出した“f.a.i.t.h"では、恐らく武道館史上初めて「ウォール・オブ・デス」という激しいモッシュがアリーナに発生し、そこが武道館であることを忘れるかのようなカオスな空間でこの日のライブを締めくくった。この日の歴史的なライブを目撃した関係者は、「こんな武道館見たことない!」と口を揃えていた。
既にラウド・ロック・シーンを牽引する位置にその身を置くSiM。今回のライブで「武道館でしか見られないSiMのライブを作り上げる」ことに成功したのはもちろんのことだが、同時に、彼らにとってむしろ武道館がゴールではないことを顕わにし、SiMが照準を定めて向かわんとしている「その先の世界」を垣間見せてくれるような、そんな一夜となった。2016年春にリリースされる予定というフル・アルバムも、シーンの期待と注目を一身に集めることとなるだろう。
Photo by 半田 安政(Showcase)
■【セットリスト】
01.KiLLiNG ME
02.WHO'S NEXT
03.CROWS
04.PSYCHO
05.ANTHEM
06.GUNSHOTS
07.Amy
08.EXiSTENCE
09.Murderer
10.Set me free
11.Same Sky ~Acoustic Ver.~
12.Come Together ~Acoustic Ver.~
Drum Solo
13.Blah Blah Blah
14.JACK.B
~Encore~
15.Rum
16.Get Up,Get Up
17.f.a.i.t.h
【関連リンク】
SiM オフィシャルHP
SiM、自身初の日本武道館ワンマンが完売!
SiM、ゲーム『クローズ BURNING EDGE(バーニングエッジ)』のテーマソングを担当
SiM、6thシングル「CROWS」MVトレーラー映像を解禁
記事提供元:
記事リンクURL ⇒
※この記事をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
SiM 新着ニュース・インタビュー
新着ニュース
-
DEZERT Presents 【This Is The “FACT”】 TOUR 2024ファイナル、MUCCとのツーマ...2024-11-22
-
S.Yuya(シド)、2025年に全26公演となる1年を通して行うマンスリー公演の開催決...2024-11-22
-
止まることのない快楽と恍惚に、興奮と熱狂に、ずっと溺れ続けていた。 クルエラ...2024-11-20
-
『希望は儚き幻となりやがて赤き夜となる』。Magistina Sagaが新作アルバムを通...2024-11-20
-
vistlip、瑠伊(Ba)バースデーライブレポ2024-11-20
-
DEZERT武道館に向けたドキュメンタリー映像U-NEXTで独占配信開始2024-11-20
-
MUCCツアー初日YUKKEバースデイ公演&初のトークライヴレポ2024-11-19
-
DEZERT、Sadieツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-15
-
超満員の会場で観客たちが熱狂し続けた、Zeke Deuxの3周年記念公演の模様をレポ...2024-11-14
-
萌デンパソングのパイオニア、小池アニキことULTRA-PRISM 小池雅也の生誕祭を1月...2024-11-14
-
DEZERT主催「DEZERT PARTY」2DAYSライヴレポ、全8組の盟友たちと交わした愛の宴2024-11-12
-
過去の名曲たちを今のメンバーでビルドアップし、新録。それが、Empressのアルバ...2024-11-12
-
DEZERT、lynch.ツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-12
-
11月13日(水)放送、逹瑯・団長の配信番組『いじくりROCKS!』#57 情報解禁!2024-11-11
-
室蘭KMC HALL GRAND OPENING PARTY第4弾 遊ずどカンパニー創業32周年記念イベン...2024-11-11
-
未来に向かって輝き続けよう。満員の観客たち前に誓ったSiriusのワンマン公演を...2024-11-11
-
沙藤まなか、満員の観客たちに贈られてSAY-LAを卒業!2024-11-11
-
HIROTO(Alice Nine)が12月28日赤羽ReNY αにて、自身初となるワンマンライブ開催...2024-11-08
アーティスト・楽曲・50音検索
人気歌詞ランキング
新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者