2016-12-19
OBLIVION DUST、全国ツアー『I Hate Rock’n Roll Tour』初日公演に満員の観客が集結!

OBLIVION DUSTが12月17日、再結成以来最大規模となる全国ツアー『I Hate Rock’n Roll Tour 2016-17』初日公演を甲府CONVICTIONSにて開催した。
今夏にリリースされた約4年ぶりの新譜となるミニアルバム『DIRT』は、再結成以降の緻密で流麗な洗練されたロックではなく、生々しくも計算された爆発力を、ここぞというタイミングで意図的に暴走させるような、同じ緻密や洗練でもまったく違うベクトルで練り上げられた快作であり、その方向性を「原点回帰しながら進化させる」という、よくバンドが新譜を出す時に言葉にする(がなかなかそう簡単ではない)テーマを体現してみせたアルバムだった。
オープニングを飾る「In Motion」から、小細工なしで全力でトドメを刺しに来る姿勢は有無を言わせぬ迫力を帯びており、ファンとショーを一緒に楽しむなどというスポーツライクな汗は一切拒絶するかのようなステージングを披露。
そんなメンバーの演奏に、決して大きくはない会場にギッシリ入った観客達は、真冬だというのに身体中の汗を霧散させるように音と一体化して暴れ出す。『I Hate Rock’n Roll (ロックンロールなんて死ぬほど嫌いだ)』と銘打たれた今回のツアーだが、その光景は本来ロックが持っていた反社会性や反骨精神を現代に復活させたような様相であった。
要はこのバンドは、多くの人が原体験として持っている、初めてロックを聴いた時の衝撃といったものに忠実に、かつ凝縮して表現しようしてるのではないか?という仮説に辿り着く。そもそもそれは各々まったく違う体験であり、状況も時代も聴いた音楽も違うはずだが、それを拡大解釈するのではなく、重要なエッセンスだけを圧縮して見せることで、その生まれて初めて味わった衝撃を再現しようとし、その為に緻密な計算を重ねたものが今回の最新作なのではないだろうか。
生前hideに見出されhide with Spread Beaverの一員として表舞台に立ったK.A.Z(G)は、その後OBLIVION DUSTの解散を経た後もVAMPSを筆頭に様々なバンドやユニットでサウンドプロデュースの腕を磨き、KEN LLOYD(Vo)は自らのバンドFAKE?で、他のメンバーの意見に囚われない自由な表現を手に入れたことからシンガーとしての深みを増し、RIKIJI(B)も特撮や土屋アンナといったアーティストから重用される人気プレイヤーとなった。
このアクの強さをメンバーはどうやってバンドとしてまとめているのだろうか?という疑問点を持った時に、ある一つのポイントにたどり着く。OBLIVION DUSTは結成して20年という月日を重ねつつも、実質的な活動期間はその半分どころか三分の一にも満たず、再結成以後も決してコンスタントな活動とは言えないほど、各メンバーそれぞれの活動が多かったバンドでもある。
特に再結成以降は長めの休止状態と言えるくらいの期間があったほどなのだが、それがここにきてさらにハードなスケジュールに。K.A.ZはVAMPSの新作リリースを控えてレコーディングをしながら、アメリカツアーを終えたばかり。RIKIJIは相変わらず特撮や土屋アンナのみならずAGGRESSIVE DOGSのステージにも参加している。KENに至ってはFAKE?で6ヶ月連続ライヴを敢行したところである。これまで同様に半舷休息をしながらの活動でもおかしくないのだが、なぜかOBLIVION DUSTも精力的にツアーを行なうのは、なにも20周年だからというだけではない。そもそもそういったアニバーサリーにあまり興味も執着も持たないタイプのアーティストだったからだ。では、なぜ彼らは今OBLIVION DUSTをこうも活発に走らせなければならないのか?
こうしてライヴにおける充実度を見ていると、バンドとして幾度目かの精神的なピークを迎えているのがわかる。それ以上に、このバンドはようやく自分たちを持て余さないでコントロールできる術を身につけつつあるのではないだろうか。これまでは自分たちの特異なポジションを理解していながら、それを力任せに暴発させることは出来ても、きっちり計算の上で暴走させる様なテクニックは、実は最近身についたように感じる。
こう仮定してみると、これらの疑問点も全て合点がいき、不敵に睨みながら何かやってくれそうな気配を着々と醸し出し続けている現状が理解できる。それほどいま、このバンドは新たな円熟期を迎えながら、次のさらなる一手を隠しているのではないかと思わされる。そして、彼らが"I Hate Rock’n Roll"と唱えたのは、誰も予想だにしなかった新たなロックの地平が見え始めているからなのではないか?と勘繰りたくなる。
各地でチケットがソールドしている本ツアー。1月まで続くこのツアーの終演までに、OBLIVION DUSTが隠し持つさらなる決着点が見られるのでは?と期待せずにいられないステージであった。ラウドなロックが好きという人ならば、一度目撃してみることをお薦めする。
Photo by 緒車寿一
■『OBLIVION DUST “I Hate Rock’n Roll Tour 2016-17”』
12月17日(土) 甲府/CONVICTION
12月18日(日) 横浜/BAYSIS
12月21日(水) 埼玉/HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
12月23日(金・祝) 浜松/Live House 窓枠
12月24日(土) 金沢/AZ
12月25日(日) 高崎/club FLEEZ
12月30日(金) 福岡/DRUM Be-1
12月31日(土) 熊本/DRUM Be-9 V1
<2017年>
1月07日(土) 広島/広島CLUB QUATTRO
1月08日(日) 大阪/梅田CLUB QUATTRO
1月09日(月・祝) 名古屋/名古屋CLUB QUATTRO
1月14日(土) 仙台/darwin
1月15日(日) 東京/新木場STUDIO COAST
<チケット>
スタンディング/チケット料金:¥5,940
当日料金:¥6,480
※未就学児童入場不可
【関連リンク】
OBLIVION DUST オフィシャルHP
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
1つ前のコメントの方へ
「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
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