駅前の道端で古本を売る男は
ラッシュアワーの人ごみを上手にくぐり抜ける
読み捨てられた雑誌を拾い集めながら
電車が5分遅れているのに気付いてる
時刻表が全部頭の中に入ってんのさ
その道のプロだからな

グッモーニン

3匹のカラスが寄ってたかって
捨てられたばかりのゴミ袋を引きちぎって生ゴミをまき散らしてる
この街で一番偉いのはオレだと言わんばかり
ずる賢そうに道路を占拠してる

グッモーニン

部屋に辿り着けば洋服を着たままシャワー浴びて
錆び付いたカミソリでひげを剃る
アゴから喉元へ血が流れ落ちていく
そんな時にインスピレーションは湧き上がってくるのさ

グッモーニン


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