グレイの冬の低い空
僕はみあげてる
たてがみ凍るライオンに
君は涙ぐむ

眩しい光を怖れてた
たがいにまなざし外して

四月になれば
ひとつの時を
卒業するふたり

遠くにのぞく青空
哀しく深く哀しく
瞳をとじた瞳に
鮮やかにふりそそいで

うたって君はリンゴ手に
象を踊らせる
ベンチで僕は動けない
胸がかじかんで

十六、十七、十八の
月日が優しくふりむく

言葉で愛を
云えなかったけど
叫んでたよいつも

遠くにのぞく青空
哀しく深く哀しく
瞳をとじた瞳に
鮮やかにふりそそいで


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