時雨れた窓は唱え言
日暮れた今日の足音
歪む外を横目に
爛れた声で明日を唄う

滅びた光は幻だと
晒されたままに彷徨う
聴こえぬ調べは紡げばいいと
呪文のように

例え地の果てまで堕ちても
誰かを想い唄うだろう
水底から天を仰いで
今日も雨の中佇む一人

時雨れた窓は唱え言
逆巻く悲愴の中で
傾れた壁に抱かれて
孤独な指で夢を云う

穏やかな夜も泡沫だと
雨風とともに彷徨う
聞けぬ闇なら壊せばいいと
呪文のように

例え地の果てまで堕ちても
誰かを想い唄うだろう
水底から天を仰いで
今日も雨の中佇む一人

例え未来が葬られても
いつかを想い唄うだろう
暗闇から月を探して
今日も雨の中流れる私

誰かの唄が聴こえずに
無音の慟哭の中
取り乱した鼓動だけが
張り裂けるほど喚いていたとしても
私の唄が届くように
蝕まれて絶えるまで

例え地の果てまで堕ちても
誰かを想い唄うだろう
水底から天を仰いで
今日も雨の中紡ぎ出す

例え地の果てまで堕ちても
あなたと共に唄いたい
やがて霧が晴れ渡るころ
傷痕の在り処も忘れるだろう

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