吹き荒ぶ風を越えて
沸き立つ闘志を振り上げ 進もうか
守るべき体温を抱いて
凍えるほどの畏怖さえ
解き放ち導く灯火となれ

誰もが皆 孤独を背に
何度も 傷を 眠れぬ夜を
恐れるだろう

遠く遠く 明け行く空に
人は何を 求めるのだろう
強く固く 枷をつけては
擦り切れた四肢を 引き摺り這い回る

剥がれかけた正義を
荒ぶる狂気を携え 行くのか
燃え滾る憎悪纏って 脈打つ躰は
言葉も理由も失くして惑わされて

誰もが皆 剣を手に
何度も 星を 汚れた涙を
流すのだろう

遠く遠く 明け行く空に
人は何を 求めるのだろう
浅く淡く 息づく背中は
温もりさえも失いかけているのか

蒼褪めた朝を眺め
冷え切ったままで歩き出す
揺れ惑うその足でどこへ行くと言うの?

誰もが皆 迷いを胸に
何度も人を 愛しては裏切り
生きるのだろう

遠く遠く 明け行く空に
人は何を 求めるのだろう
深く揺らぐ 迷い路の中
答えを誰もが皆 探してる

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