ねぇ お母様 私の髪を梳かして
鏡越しに見える金細工の櫛

欲しいだなんて思わなければ良かった
形見として今は私の手に眠る

深紅のドレスを纏い蝶となっても
同じ様には踊れない

ねぇ お父様 私に聞かせてほしい
物語の続きは語られぬままで

天蓋の中で小さな私は
二度と来ない明日を待った

誰も知らぬ真実がある 私の血がざわめく
錆びた錠は開かれるでしょう 鍵となる私は扉へ

手を引かれ笑っていただけの私
燃えてしまった肖像画は戻らない
この世界のどこかで生きていると
願いは今 確かなものへと変わってゆく

向けられた笑みに偽りはないと
信じられる 私なら

灰の中に埋もれた秘鑰 時はまた動き出す
闇を照らす炎の弓矢 刻まれた紋章が光る

追えば消えるような気がしていたけれど
目の前にいるあなたともう離れない

抱き寄せて その胸で包み込んで
声を上げて思い切り泣いてもいい?
この命 守る為に犠牲となった
私ばかり苦しいと思っていた
科せられた裏切りの汚名を晴らし
もう一度愛を描く為に炎は集う


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