amber gris/in the Cell

スノーマンは帰らない

amber gris


word: 手鞠 music: wayne

『in the Cell』収録

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  • いつしか
    雨音が変わる。
    この手の
    震えはどこから?

    高い窓
    冷たい格子の隙間を光が射し込む。

    大切な人も、時間も、日々も、
    やがて移ろい逝くよ
    無機質な壁に出口を失う
    慟哭と真実。

    芽吹く季節、それを待たず
    約束、叶わぬまま
    長い月日の果て、疲れたこの身は
    その無実を示せないまま。

    インクと罪で汚れたこの手は
    君に触れられない。

    ひとつ、ひとつ
    言葉を遺した。
    怖れと、懺悔と、感謝を

    春に咲く花も、夏の星も
    秋に色づく、樹木も。
    少女だった君の声もいつしか
    知らない誰かになる。

    溜息の色、
    静寂の底、
    真実と嘘、
    るら、りら、らら。

    芽吹く季節、それを待たず
    約束、違えたまま
    幾度の夜の虚、白壁に刻み
    やがて最後の朝に出逢う。

    ひび割れインクの滲む指さえ
    雪が、隠すのでしょう。

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