薬のにおいがはなをついて部屋を出た
晴れた五月の木曜日
今日も明け方 並びの部屋で誰かが
静かに旅立ったらしい

“また、来る…”とだけ言い残した
臆病なぼくをゆるしてほしい

あなたがもう言葉にしなくても ぼくにはわかるから…
続いてゆく全てのことが 永遠じゃないこと

その日はねむった おもくよじれた体を
やみの中に横たえた
遠くの森が風に大きくゆらいだ
“明日の朝にはやむのかな…”

数えきれない未来と
数え足りない思い出と

何か伝え忘れたことは ぼくにはもうないけど…
あと少しだけ話ができるなら 何を話すのだろう


 ROCK LYRICをフォローする!

フォローすることでROCK LYRICの最新情報を受け取ることが出来ます。

歌詞リンクURL  ⇒

※この歌詞をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。

   SPIRITへのコメント

まだコメントはありません
  歌詞閲覧履歴