故慟 -silence of the void-

自虐
傷口に滲む微かな温もりと幻想と
巡り巡る感情の渦
再起不能朽ち果てた姿を
殺したいなら殺せばいい
疑心に染まったこの空に溶けろ

憐れみ
嘘
依存
存在意義

黒い太陽は皮肉に笑いそして囁く
回り回る意識の中で
不様に這い回る姿を見て
笑いたいなら笑えばいい
クズの残像をその目に焼き付けろ

Suicide
そうやってずっと笑っていればいいさ
俺はこうして１人でも生きて逝けるから
憐れだと思うなら思っていればいいさ
失うものなんてもう何も無いんだから

赤い雨が降り注いでゆく
溶け出す甘い過去は悲劇を映して
何もかもが信じられずに作り笑い愛想笑い
求めることさえも

傷をなぞる指先にも
想い出の幻想がへばり付いて
忘れることも許されないの？
鮮血の浴槽で手首に問いかけて