the Raid./鍵穴

きみまち坂

the Raid.


word: 星七 music: bo_ya

『鍵穴』収録

  • 18
  • 0
  • 儚きかな 悲しきかな
    私は待って居ます
    泡沫のまぼろし 恋模様

    慌ただしく色付く 季節の始まりに
    浮かれ気分の風が 肌をくすぐります
    飛び出してこないように 上手く閉まったはずが
    どうやら時間は忘れさせてくれないみたい

    すれ違っては また惹かれ合う
    覚えたての甘酸っぱさ
    大人ぶっては また子供のように
    泣いては困らせた

    君を待つ薄紅の坂 見慣れた小道
    いくら待てど 来るはずない
    分かっているのに
    似た背中を見つけては 着いて行きたくなるのです
    馬鹿だなって叱ってください

    命短し花は 刹那に咲き乱れ
    夢見心地に人は 頬を赤らめます
    目覚めてしまわないように そっと包んだはずが
    ただの寝たふりで今日も 居座り続けてる

    気を引いては またそっぽ向いて
    甘えてみたり 強がったり
    器用になんて 演じる必要など
    どこにもなかったよね

    君を待つ薄紅の坂 通った小道
    いくら待てど 来るはずない
    分かっているのに
    間違い探しのよう あの頃と比べてしまう
    四季は待ってはくれないのに

    無かった事には出来なくて
    またふいに面影を重ねます
    瞼の裏に今も残る
    顔も 声も 薫りも私のもの

    凛と咲いて 凛と散って
    また次の春願う
    そんな潔くなんてなれないわ
    幾度巡り 幾度巡る
    だけど私は今日も
    置いてけぼり待ちぼうけ

    君を待つ薄紅の坂 満開の桜
    いくら待てど 来るはずない
    分かってました
    泣いてもいいですか?
    まだ好きでいていいですか?
    馬鹿だなって笑ってください
    淡く滲む きみまち坂

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