流れる雲を見ては考える
さらさらと落ちゆく砂の時計を手にして
いつも
自分がどうしたいか分からず
人の目ばかり見て
どこまでも行けるはずなのに
怯えてしまうのは
どうして

君がまた
しかめっ面しても
胸がギュッとなっても
一番似合う笑顔を
忘れないように

思い出して何度でも
いつか、君に手紙を書くよ
“ないものと見えないものは同じじゃない”
と知ったから
あの日のように

いつも居場所ばかり探していた
砂時計を何度も逆さにしては
祈りながら
ねぇ 時を戻せたなら
都合が良すぎるかな
それでも同じ場所を選ぶだろうけど

子どもの瞳映るような
世界の全てを繋ぎたくて
染まっちゃっても 何度でも
君は染まり直せるから
大丈夫さ

「どうせ終わるから…」
と楽しいことさえ悲しかったけど
泣いていた日々さえも
愛おしくて
手放せないんだよ

砂の時計が
いつかなくなっても

思い出して何度でも
いつか、君に手紙を書くよ
何もない場所で
いつも何かを信じるようにと
手を振って

思い出して何度でも
目に見えぬものを
信じていても
君の瞳映る世界は
輝いていてほしい
いつまでも


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