あの日のふたり 覚えてるかな 雨の午後
これが最後の恋と 願っていたのに
小さな嘘は 描く未来に影をさし
戸惑いや憂鬱を 連れて来るばかり

重なり合うように 歩いていた
幸せの後ろ側
夢に魅せられて ぼんやり眺めた
明日はどこだろう?

“離さないでよ”
心の上に 重ねた指を強く握りしめ
寂しさとはまた違う 胸のスキマを
優しさで 埋めるように

変わってくふたり 試練みたいな 雨の午後
白々しくおどけてみても 切なくて
笑顔が少し 曇るだけでも怖いのは
安心という型に 嵌めたかっただけ

胸を焦がすほどに 見えなくなる
愛しさの向こう側
新しい世界 そこから眺めた
景色はどんなの?

“離れないでよ”
もし 言えてたら 今でもキミと歩いてたのかな
答えのないパズルは もう 終わりにしよう
最後のピースを...

“離さないでよ”
心の上に 重ねた指を強く握りしめ
願うことが 叶うなら
キミに降る雨が 優しさ溢れるものに


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