覚めないまま 夢うつつ
寝癖のウェーブに
潜り込んで嗅ぐ匂い
ちょっと夏の気配がした

陽が沈んだら眠りにつく
そんな当たり前が
苦手だった君のこと
ずっとちょっと心配だったよ

誰もいらないよ
もう何もいらないよ

このままふたりなら
悲しみもうまくかわせた
涙も綺麗な宝石
きっともっと輝いただろう

誰が悪い?
君はほんとは素直な子なのに
変われないことに傷ついて
最低な世界を恨む

あのままふたりなら
小さな希望でも生きられた
涙は枯れることなく
溺れるまで溢れていく

ひとつとひとつでいくつにもなれそうな
理屈じゃない愛の計式
きっとふたりなら
ひとりも愛せたかな
答え合わせさせてよ

このままふたりなら
優しい心でいれただろう
涙も綺麗な虹をかけてくれる為のもの
いまでもふたりなら
生きていくことも恐れなかった
さよならなんて言わないでよ
足し算のままでいさせて


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