暗い底を這う鬼の声、落ちた鳥さえ業火に焼かれて。

人が生まれ愛に触れて、裏切られて愛を無くす。
それを運命だと受け入れ、手首噛み切る。

さぁ、聞かせておくれ、僕が僕で無くなる歌を。
隠しても此処まで聞こえる子守唄よ。

どうして現実を受け入れられない?
人は皆、平等に落ちる運命にあるのに。
信じなさい、信じなさい、そこが終わりではない。
もっと深く、もっと深く、底にぶち当たるまで。


失うのは光でなく、闇を抉り出せばいい。

さぁ、聞かせておくれ、僕が僕で無くなる歌を。
隠しても此処まで聞こえる子守唄よ。

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