2018-04-27
D’ERLANGER、再結成10周年の大団円で魅せた現在進行形の姿

昨年4月22日の豊洲PITでの『REUNION 10th ANNIVERSARY -薔薇色の激情-』よりスタートした、D’ERLANGERの再結成10周年アニバーサリー。オリジナルアルバム『J'aime La Vie』のリリースをはじめ、2回に及ぶ全国ツアー、トリビュートアルバム『D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM ~Stairway to Heaven~』の発表、さらに同トリビュート参加アーティストを迎えての主催イベント『D'ERLANGER presents ABSTINENCE'S DOOR #008 / #009』の開催と、1年をかけて華やかに10周年を祝ってきた。そして、そのグランドフィナーレとなる『D'ERLANGER REUNION 10TH ANNIVERSARY FINAL』が、昨年と同じ4月22日に豊洲PITにて行なわれたのだが、そこで彼らが魅せたのは祝祭の大団円などではなく、現在進行形のバンドの姿であり、11周年に向かう意志だったーー。
暗転した場内に歓声が響く中、SEの「Kilmister」が観る者の意識を日常から切り離すように禁断の扉をゆっくりと開ける。オープニングはアルバム『J'aime La Vie』の幕開けと同じく、「Harlem Queen Complex」「Harlem Queen Romance」。「Harlem Queen Complex」で不穏な音像を渦巻かせると、一気に弾ける「Harlem Queen Romance」がフロアーのテンションをぐいぐいと引き上げていく。すでにそこはD'ERLANGERの独せん場となっていたことは言うまでもない。その後も妖しげなムードをまとった「Dance with me」で会場を揺らすと、kyoのロックヴォーカリストとしての色気が滲み出るメロウな「Je t’aime」などのミディアムナンバーが、魅惑的なサウンドで観客をどっぷりと酔わせた。
kyoが“そろそろ本領を発揮していこうか。火を付けてやろうか!”と言い放ち、シャウトを決めると、「dummy blue」から中盤戦がスタート。地鳴りのように重く響くSEELAのベース、ソリッドに切り込んでくるCIPHERのギターリフ、そしてTetsuが繰り出す強靭なビートがフロアーを焚き付ける様は圧巻で、同曲が再結成後のキラーチューンの代表格となっていることを再確認した。また、楽器陣のアドリブがTHE CLASHの「London Calling」のイントロへと発展したかと思えば「Singe et Insecte」へと雪崩れ込んでフロアーの大合唱を誘うと、甘くメロディックな「Vanilla」や爆発的にキャッチーな「LULLABY」でも観客たちの歌声が会場の壁を震わせた。
“これからも強くて美しいD’ERLANGERを4人で奏でたいと思います”
1990年にメジャーデビューを果たした時のことなど、これまでを軽く振り返った後、そうkyoが話すとディープな「Love me to DEATH」から終盤戦へ。床を突き上げるようなグルーブの「Noir-D’amour」や魅惑的なラブソング「BABY」と、再結成後にリリースされたアルバムからの楽曲が連続投下されて本編が締め括られたが、アンコールで披露されたのは、アルバム『J'aime La Vie』のナンバー。ジャジーなエッセンスを持つ「Everlasting Rose」で場内を再び妖艶な空間に染め上げると、そのムードを掻き消すように同アルバムでも最後を飾るハードチューン「沈む」が放たれる。途轍もない熱量を秘めるスリリングなバンドサウンドと、kyoの激情的なヴォーカリゼーションは、1990年のデビュー当時でも、2007年の再結成時でもない、“現在”のD’ERLANGERだからこその衝撃だ。そして、オーラスでは今後の代表曲となること必至の「バライロノセカイ -Le monde de la rose-」が何度もフロアーを爆発させ、まさに会場が熱狂の渦と化する中、“REUNION 10th ANNIVERSARY”が幕を下ろすのだった。
…が、最後に意外な(?)サプライズが! Tetsuが“祝11周年、たまには慣れないことをしてみよう”とすでにステージを後にした他の3人を呼び込んで、なんと生まれて初めてという記念撮影が敢行されることに。ある意味、これこそが祝祭の大団円の瞬間だった言えるだろう。場内には最高の笑顔が咲き乱れていた。
アルバム『J'aime La Vie』の楽曲たちが全国ツアーや主催イベント等のライヴによって進化していることを実感し、お約束的な過去曲の連投など必要としないバンドの現在進行形の姿も体感した本公演。kyoもMCで“「REUNION 10th ANNIVERSARY」は今夜、ここで幕を閉じますけども、すぐに新しい物語が始まります。2018年もたくさん素敵な景色を一緒に見れたらなと思います”と言っていたが、5月に『D'ERLANGER TOUR 2018 "in the Beginning..."』が控えており、そのサブタイトルが意味するように、この終演をもって11年目が始まった。ツアーが終わってもすぐにツアーという、このライヴバンドとしての姿勢が再結成後の10年間を突き動かし続けたD’ERLANGERのモードでもある。つまり、まだまだこれからも彼らは突き進むということだ。
TEXT:土内 昇
<セットリスト>
SE. Kilmister=Old NO.7
01. Harlem Queen Complex
02. Harlem Queen Romance
03. LOVE is GHOST
04. Dance with me
05. Mona Lisa
06. Je t’aime
07. dummy blue
08. Singe et Insecte
09. Vanilla
10. Angelic Poetry
11. LULLABY
12. Lome me to DEATH
13. Noir -D’amour
14. BABY
<ENCORE1>
01. Everlasting Rose
02. 沈む
<ENCORE2>
01.バライロノセカイ -Le monde de la rose-
『D'ERLANGER TOUR 2018 "in the Beginning..."』
5月19日(土) 福岡DRUM Be-1
open17:30/start18:00
5月26日(土) 梅田クラブクアトロ
open17:00/start18:00
5月27日(日) 梅田クラブクアトロ
open16:00/start17:00
6月10日(日) 仙台darwin
open16:30/start17:00
6月16日(土) 名古屋クラブクアトロ
open17:30/start18:00
6月17日(日) 名古屋クラブクアトロ
open16:30/start17:00
7月14日(土) EX THEATER ROPPONGI
open17:15/start18:00
【席種・チケット料金】
<福岡・梅田・仙台・名古屋>
前売 ¥6,000(税込)
当日 ¥6,500(税込)
※オールスタンディング・ドリンク代別
<EX THEATER>
前売 ¥6,500(税込)
当日 ¥7,000(税込)
※全席指定・ドリンク代別
☆プレミアムシート(梅田・EX THEATER公演のみ)
<梅田公演>
プレミアムシート:¥10,000(税込)
※プレミアムグッズ付き・ドリンク代別
<EX THEATER公演>
プレミアムシート(1F前方) ¥11,000(税込)
※プレミアムグッズ付き・ドリンク代別
※プレミアムシート(指定席)はKIDS BLUE先行のみ
※未就学児童入場不可/小学生は要保護者同伴・有料
※EX THEATER公演のシートマップは後日発表致します。
【関連リンク】
D’ERLANGER、再結成10周年の大団円で魅せた現在進行形の姿
D'ERLANGERまとめ
陰陽座、最新ビジュアルイメージ公開&最新曲の初オンエアが決定!
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
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