2014-03-20
OLDCODEX、“Silent”と“Roar”が共存したステージに上がる まさにその瞬間

デビューから4年、さまざまなアプローチで楽曲を発表してきたOLDCODEX。その多くの点を線でひとつに結んだのが、1年2カ月振りのアルバム『A Silent, within The Roar』だ。音楽に対する純粋な想いが、貪欲に表現された作品になった。
【俺たちがふたりでやっている その証明となるアルバム】
──前作『CONTRAST SILVER』から1年2カ月振りのアルバムですが、ファンに向けて、今度はこういう曲を聴かせたいとか、おふたりの気持ちも高まっていたのでは?
Ta_2 1年2カ月経っているとか、考えたこともなかった。シングルを3枚出したし、ツアーもたくさんやっていたから、そんなに空いた印象はまったくなくて。言われて、そうなんだ!って(笑)。でも、“こういう曲を聴かせたい”みたいなのは、最初は正直言ってなかったんですよ。音楽をやるのって、どこか自分たちの我がままを通すみたいなところがあるから、そういう気持ちで作り始めてしまったら、雑な言い方だけどリスナーに媚びたものになりかねない。だから、まずは俺たちの色とか遺伝子みたいなものが、もっともっと反映されて色濃く練り込まれたものを作りたいって気持ちでしたね。それがトリガーになった上で、クリエーションの部分が触発されていくわけで。その時には、みんなで盛り上がれるところを作ったら楽しいだろうなとか、考えるんだけど…。
──我がままというのは、OLDCODEXらしいですね。
YORKE. 自分たちのやりたいことをブレずにやるために、どう我がままを通すかということかな。そのために、ファンにもスタッフにもちゃんと気持ちを伝えて、受け入れてもらった上で、ようやくアルバムが出せる。だから、そういうプロセスに対しては、絶対に手を抜かないようにしているし。つまり、俺たちの我がままというのは、より理想に近づけるためのプロセスなんです。例えば、今回のパッケージの仕様もすごく素敵だけど、それでもいくつか諦めたアイデアがあったし。ツアーでもできなかった演出があった。でも、その中で、いかに諦めずより理想に近づくためのアイデアを考え抜くかっていう。そういう時間が、一番閃く時かもしれない。
──今回の制作では、最初に方向性を決めたりしましたか?
Ta_2 そうですね。今回は自分たちの中のちょっとしたフラストレーションに焦点を当てつつ、これまでバラバラだったリスナーの印象や見ていた方向性だったりが、実は全部一緒だって一枚で理解してもらえるものにしようと思いました。今まで『hidemind』『CONTRAST SILVER』とアルバムを作ってきたけど、そのたびに何かが変わっているという、俺たちっておかしなプロジェクトで(笑)。ファンの中でも、ここから先とここから前では音楽性が違うと思われていることも多々あって、それを全部解消したいという気持ちがありました。それは何でかと言うと、これまでやってきたことも全てOLDCODEXに変わりないし、以前やっていた音を二度と出せないなんてカッコ悪いし。1回立ち止まったことがあっても、振り返ったことがあっても、それら全てをまるっとまとめて、ちゃんと前を向けるんだよということを提示したかったんです。あと、この1年でシングル3枚をアニメのタイアップでリリースできたのは、すごく恵まれた環境だと思っているんだけど…タイアップという意味では、純度100パーセントのOLDCODEXではないわけで、そこには少なからずアニメサイドとOLDCODEXとの歩み寄りによって音楽的に変わった部分があったと思うし。だからOLDCODEXオンリーを出しつつ、攻めの一枚にしたいと。
YORKE. 『CONTRAST SILVER』の制作途中で、ふたりになったこともひとつあって。あの時はすごくバタバタしてしまって、試行錯誤して一生懸命やったけど、単純に音や詞に対しての反省点も多く見つかった。それでツアーを回ってみたら、たくさんのファンが待っていてくれて、いっぱい背中を押されて、また作りたいって力が沸いてきた。もちろん、Ta_2の言う純度100パーセントのOLDCODEXの話も理解できるし、単純に後悔なくいいアルバムを作りたいし、今できる全部を出したいし。だから、そのためには何でもやろう!って。
──2月のツアーで、各アルバムからいろいろな楽曲を披露していて、それらが違和感なくひとつになっていましたね。このアルバムを聴いて、それにすごく近い感覚がありました。
Ta_2 いろんなビートが俺たちの中にあって、それをなかったことにするんじゃなくて、全部“ほら、俺らの中にあるでしょ!”って言えちゃう作品にしたかったから。それが、俺たちがふたりでやっていることの証明にもなると思ったし。
YORKE. 最近気付いたけど、善くも悪くもこの1年はまだR・O・Nの存在を引きずっていたところがあったのかも。でも、今回のツアーの最後で、1stミニアルバム『OLDCODEX』のラストに収録している「mono frontier」をやった時、やっとそういう感じが消えたんですよね。前はステージの下手に行くのは気が引けていたんだ、彼がいた場所だったから。でも、最後にはそんなのまったく気にしなくなっている自分がいて。「mono frontier」は確かにR・O・Nが作った曲だけど、ちゃんとOLDCODEXのものにすることができたという感覚があって、それは精神的にもすごく大きく、アルバムの制作にもすごく影響があったと思う。
Ta_2 なんだかんだ言って俺たちって、今まで関わってくれた人のことを、むちゃくちゃ大事にするんです(笑)。本当にピュアに接していたから、R・O・Nの脱退を消化するまでにこれだけ時間がかかってしまった。「mono frontier」をライヴでなかなかやらなかったのもそういう理由だったし。そういう意味では、2月のZeppのステージとこのアルバムは、かかった時間の結晶かなって思います。今でも心のどこかには残っているんだろうけど、それを考えているより前を向きたい。階段を一段だけ上がれたかなって思います。
【結局また最初から始めるために“A”で始まるタイトルに】
──1曲目の「reflection」は、アレンジのクレジットがOLDCODEXになっていて。YORKE.さんが絵を描く筆のシャッシャッという音と、Ta_2さんの声をコラージュしたすごく面白い曲ですね。Ta_2さんのマイクを持つ手とYORKE.さんの筆を持つ手がデザインされた、『CONTRAST SILVER』のジャケットの印象とも重なるところがありました。
Ta_2 これこそ純度100パーセントのふたりの音です。このアイデアはずっと温めていたもので、それこそ3年くらい前にYORKE.をOLDCODEXに誘った時から、ずっと考えていたんです。機が熟したらやりたいと思って、今回“絶対、今だ!”って。でも、いかんせん筆の音をマイクで録ることってやったことがなかったから、とにかく試行錯誤で苦労しましたよ。
YORKE. 絵を描くことが、ちゃんと楽器になったね。レコーディングの時も、俺がいつも絵を描いてる時に耳に聞こえてる音を、なるべくリアルに吐き出そうと思ってやったんです。でも、実際に何の音か、みんなは分かるのかな?
Ta_2 知らない人は、“何だコレ?”とか、“ああ?、こういうアプローチね?”みたいに思うだろうけど、OLDCODEXのことやYORKE.のことを知れば、“なるほどそういうことか!”ってなると思う。だから、これ1曲で自己紹介みたいな。
──歌詞の“picture”という言葉も、すごく象徴的ですね。
YORKE. “paint”とか“draw”とかを選ぶことが普通だけど、“picture”という言葉の持つ"理想を描く"みたいなニュアンスが好きなんだ。だから、ここぞという時に使いたいと思っていて。最初に“picture feeling”って出てきた時は、“キタな?”って(笑)。もしジョン・レノンがOLDCODEXを見たら、どう思うかな?なんてことを想像したりしながら考えてました。
──ラストの「How Affection」は、YORKE.さんの作詞作曲で。静けさと轟音の両方があって、まさにタイトルの“A Silent, within The Roar”に相応しいと思いました。
YORKE. 最初、Ta_2がYORKE.の詞先でいきたいって。
Ta_2 7thシングル「Rage on」のカップリング曲「Now I am」がそういう作り方で、あの曲がすごく好きなんですよ。それで、何もない自由なところで書いたYORKE.の言葉に、メロディーが乗っていくような曲がいいんじゃないかと思って。
YORKE. 最初から作曲したいと思っていたわけじゃなかったんだけど、書いているうちに突然メロディーが浮かんできちゃって。『GarageBand』を急いで立ち上げて、パソコンに向かってアカペラで歌って、それをもとにアレンジしてもらったんです。最初に歌詞を書いた時は、すごく暗くて絶望的に終わっていくイメージだったんだけど、Ta_2の歌が乗ったら、すごく光りがあるような感じになったかな。
Ta_2 実はこの曲って、2回歌録りをしているんです。本当は1回目の時に録り終えないとヤバかったんだけど、あえて考え直す時間をもらって、ヴォーカリストとしてアプローチをもう一回詰め直して…。最初は森の中でいばらとかあって、湖に光りが差し込んでいるイメージだったんだけど、最終的に俺の中では青い炎みたいなイメージに変わりました。
──他に、キャッチーなサビのアッパーなロックの「Seek your turn」、テクノとロックが融合した感じの「optimistic negative thing」とか、いろいろなタイプの曲があって。中でも「Landscape」は、明るくてポップなパンクという印象で、軽快さがすごく楽しくていいですね。
YORKE. 死を遠くに感じているから、簡単に死んでもいいと言える。それって若さなんじゃないかな。例えば、映画『スタンドバイミー』で、線路を歩いているのに電車が来るなんてことは微塵も思ってなくて、実際に電車が来たら“来た?!”って逃げるシーンがあって。あれが、まさに死が近づいた瞬間なんだけど…何て言うか、そういうシーンを思い浮かべて詞ができたかな。
Ta_2 俺が言っていたのは、“A”で始まるやつにしたいって。最初はそんな深い意味もなかったけど、あとからいろんな意味ができてきました。MP3プレーヤーとかでアルバム順で聴いていると、だいたいアルファベット順に並んでいるから、リストの頭に並ぶし、そういう絶対に目に付くアルバムにしたいなって。で、あとでいろいろ考えたら、『hidemind』『CONTRAST SILVER』というアルバム…他にいろんなシングルを出してきたけど、結局また最初から始めるという意味も含めて、“A”始まりにしたいと思ったのかもなって。まぁ、これはあとから気付いたことなんだけどね。
YORKE. 言葉の意味としては、すごく感覚的なものなんだけど…俺らがステージに上がる前は、ステージ袖が黒いカーテンで仕切られてて、向こう側ではお客さんが騒いでいる。そこからステージに向かって一歩出る瞬間が、まさにこういう感じなんですよ。“Silent”も“Roar”も、どっちも共存している。もしかしたらお客さんもそうなんじゃないかな? 何カ月も前にチケットを買って、その日を待ちわびていてくれて。遠くの地方から来てくれる子もいるし。そういう子らにとっての、俺たちがステージに現れる瞬間、息を飲むじゃないけど、その瞬間を表した言葉っていう感じです。
Ta_2 アルバムを聴いてくれる、みんなにとってもきっとそうだよ。1年2カ月待ちに待っていてくれたわけで、ブックレットとか見ながらCDを入れて、再生ボタンを押すとちょっとだけキュルキュルって読み込む時間があって。タイマーが0になって、そこから1になるまでの、そのわずかな瞬間。きっと、俺らやライヴに来てくれる子らと同じ『A Silent, within The Roar』を感じてくれると思う。
取材:榑林史章
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